ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

上信越高原国立公園 志賀高原

155件の記事があります。

2021年09月16日志賀高原 四十八池湿原 秋進む

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

今回も四十八池(しじゅうはちいけ)湿原の話題です。秋が進んでいます。

四十八池湿原の風景

湿原の植物の色は、茶色がかったり黄色がかったりしているものが増えています。秋が進んでいるのを感じます。

奥にある樹林や山の斜面の植物は主に常緑針葉樹とササなので、色づく植物はあまりありません。

四十八池湿原は標高約1,880mにありますが、アキアカネをまだ見ることができました。アキアカネの多くの個体は既に標高の低い所へ移動している時期です。

木道にとまっておりカメラを近づけても逃げませんでした。

アキアカネ

四十八池湿原には大小の池があり、湿原に付けられた木道脇の池ではイトトンボの仲間が池岸の植物にとまっていました。ペアで飛翔し、産卵しているものも見られました。

写真は同じ種類なのかどうか分かりません。

イトトンボの仲間

また、池にはオタマジャクシがいました。エラのようなものが見られないので、おそらくカエルの幼生だと思います。10月終わりには雪が降るおそれのある標高なので、幼生のまま越冬するのだろうと思います。

オタマジャクシ

さて、毎度のことですが、四十八池湿原の木道の通行について。

表面が削れた板などではボルトが浮き出た状態になっています。凹凸に足を引っかけて転倒しないよう注意して通行してください。

表面の削れた木道

写真はすべて9月15日に撮影。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。

ページ先頭へ↑

2021年09月02日秋めく 志賀高原 四十八池湿原

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

8月30日に四十八池(しじゅうはちいけ)湿原近くにある公衆便所で、便所の状態の確認と便所の利用者数をカウントする機器のデータ回収を行いました。

・便所の状態は特に異常は見られませんでした。

・便所の8月の利用者数は昨年の8月の半分程度でした。

まず、注意喚起です。

四十八池湿原の木道では通行には注意する箇所があります。

■左写真

破損しているものがあります。破損していない板を通行してください。

7月30日までに破損していたものは補修工事が行われましたが、それ以降に新たに破損したものです。

■右写真

表面が削れた板が複数あります。ボルトが浮き出た状態になっています。凹凸に足を引っかけて転倒しないよう注意して通行してください。

四十八池湿原の木道の通行について注意喚起

また、ほたる温泉バス停と四十八池湿原の間で通行に注意する場所があります。

谷側の斜面の崩落により歩道が狭くなっています。谷側に寄らないように通行してください。

歩道の谷側斜面の崩落。通行注意。

<8月11日撮影>

さて、四十八池湿原の様子です。

ウメバチソウやリンドウの花が咲き、イワショウブやモウセンゴケは果実を付けていました。

ウメバチソウやリンドウの花が咲き、イワショウブやモウセンゴケは果実を付けていました

硯川・ほたる温泉バス停付近では、アサギマダラが吸蜜していました。翅(はね)が浅葱(あさぎ)色(=薄い藍色)をしています。

また、四十八池湿原への往復の際に、針葉樹林内を飛翔している個体を複数回見かけました。

アサギマダラの吸蜜

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年08月06日苗場山(長野県側)で歩道改修工事を行っています

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

苗場(なえば)山の長野県側、栄村小赤沢と苗場山山頂をつなぐ登山道で、歩道改修工事を行っています。

工事区間は苗場山山頂部で、苗場山神社・赤倉山分岐付近です。

歩道改修区間の位置

<今年度の歩道改修区間の位置(赤色の丸で囲んだ区間)。色のついた線はこれまでに改修した区間。地理院タイルに歩道改修区間などを書き加えて作成した。>

工事内容は木道の改修です。通行する際は現地の案内に従ってください。

木道の状態

<工事区間の木道では経年劣化や積雪による破損などがみられます。これらの木道を改修します。8月4日撮影。>

8月4日は、これまでに改修した区間の木道などが安全に利用できる状態か確認しました。

確認の結果、経年劣化による程度の浅い不具合がいくつか見られたものの、利用に支障のあるものはみられませんでした。

<GISで帳票を作成して野帳としました。現地で気づいたことなどをメモし、帰所してからデータを更新します。>

さて、苗場山の山頂部にはとてもたくさんのトンボがいました。下の写真では50個体くらいが木道にとまっています。そして、写真を撮影している私の周りにも多くのトンボが飛んでいました。

木道にとまるトンボ

<近づいてトンボが飛び立つのを避けるため、ズームで撮影したので、画質が粗いです。>

山頂部で目立った花はキンコウカとワタスゲでした。

ワタスゲとキンコウカ

また、果実をつけたコバイケイソウが多くあったので、苗場山でも今年はコバイケイソウの花の当たり年だったのだろうと感じました。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年07月30日志賀高原 四十八池湿原の木道の応急補修

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

先日、「四十八池(しじゅうはちいけ)湿原」の木道(もくどう)について注意喚起をしました。

7月26日に補修作業が行われ、折れた箇所が応急的に付け替えられました。

しかし、写真手前のように表面が削れた板などは複数箇所残ったままです。凹凸に足を引っかけて転倒しないよう注意して通行してください。

補修された木道

<左は7月9日、右は7月26日に撮影。>

この日は四十八池湿原の近くにある公衆便所のカウンターのデータを回収しました。事務所で内容を確認したところ、7月22日から25日までの4連休に約450人の利用がありました。

例年、7月下旬は利用者の多い時期です。しかし、今年も少なめになりそうです。

四十八池湿原です。鉢山(はちやま)と志賀山の間にあります。下の写真で右奥にあるのが鉢山です。志賀山は撮影者の背中側にあります。

四十八池というのは、池の数が48あるのではなく、池がたくさんあるという意味で48を使っているそうです。

四十八池湿原

<色の淡いところは湿原で、写真中央より奥側で色の濃いところは樹林です。左端中央から逆「く」の字に湾曲して奥に向かっている線は木道です。写真を撮影している場所も木道からです。公衆便所は写真中央付近の樹林内にあります。>

四十八池湿原ではモウセンゴケの花が咲いています。

モウセンゴケの花

<コケと名が付きますが、花を咲かせる(=種子(たね)をつくる)ので、コケ(蘚苔類)ではないことが分かります。>

さて、ほたる温泉(硯川)バス停から四十八池湿原までの間に「渋池(しぶいけ)」があります。

下の写真は渋池を同じ構図で違う日に撮影したものです。左は7月15日、右は7月26日です。

池の中にある緑色のものの位置と形が変わっているように見えます。

渋池の浮島

これは「浮島(うきしま)」です。名のとおり水面に浮かび漂っています。緑に見えるのは草が生えているためです。形が変わったように見えるのは、浮島の向きが変わったためです。

風のある日は浮島が動くのを実際に見られることもあります。

また、渋池と四十八池湿原の間ではヒカリゴケを見ることができます。木の根元や岩の隙間などに生育しています。

ヒカリゴケ

<中央付近で明るい緑色に見えるのがヒカリゴケ。暗い所に生えているものを手持ちで撮影しているので、ぶれています。>

<前回の記事と同じ図ですが、四十八池湿原の場所です。「池めぐりコース」と呼ばれるトレッキングコースの途中にあり、ほたる温泉(硯川)バス停から徒歩で約1時間です。>

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年07月20日注意喚起 志賀高原 四十八池湿原の木道

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原には、志賀山の火山活動によってできた大小様々の美しい湖沼や湿原があります。

このうち「四十八池(しじゅうはちいけ)湿原」の木道は、破損したものがあるので通行にご注意ください。破損は数箇所あります。

四十八池湿原の破損した木道

<人の歩く部分の板が折れてしまったり、板の表面が削れたりしています。老朽化によるものです。問題のない板を歩いて通過してください。>

池めぐりコースの地図

<四十八池湿原の場所です。「池めぐりコース」と呼ばれるトレッキングコースの途中にあり、ほたる温泉(硯川)バス停から徒歩で約1時間です。>

この日は、ほたる温泉(硯川)バス停から四十八池湿原を通過し、大沼池へ向かいました。

大沼池

<大沼池の水の色。水際に立って見る水の色は無色透明でした。しかし、水面を見下ろすとこのように見えました。空にガスがかかっていても水の色が青く見えます。>

大沼池の水際の湧き水

<大沼池の水際のすぐ脇に湧き水がありました。湧き出ている水と池の水を触って温度を比べると、湧き出ている水が明らかに冷たかったです。伏流した水がたまたまこの場所から湧き出たようです。>

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年07月09日志賀高原 四十八池公衆便所のカウンター

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

先日、白山国立公園の登山者カウンターの話題がありました。

志賀高原でも四十八池(しじゅうはちいけ)公衆便所で、利用者数をカウントする機器を環境省が運用しています。

四十八池公衆便所のカウンター

<赤丸で囲んだ送信機と受信機のセットで使用します。雨を防ぐカバーの中にカウンター本体が入っています。奥が男女別のトイレで、利用者は必ずこの場所を通過します。>

この機器は、何かが送信機と受信機の間を通過すると1カウント記録されます。

1回のトイレ利用につき、入る時と出る時にそれぞれ1カウントずつで計2カウントされます。このことから、カウントされた値を半分にすると利用者数になります。

しかし、誤カウントにより、ある時間帯にカウントされた数が偶数ではなく、奇数になることがあります。

既知の誤カウントは次のようなものです。

・順番待ちでカウンターの前で止まったり、カウンターの前をゆっくり動いたりすると、1人の利用者でも3カウント以上されることがある。

・横に並ぶなど複数人がかたまってカウンターの前を通過した場合は、実際の人数よりも少なくカウントされることがある。

・カウンターの前を駆け抜けた場合はカウントされないことがある。

<現地で再現しないようにお願いします。>

また、夜間など人の利用がないはずの時間帯にカウントが記録されることがあります。(このトイレは最寄りの宿泊施設から山の中を約1時間歩いた場所にあります。)

こういったカウントは明らかな誤カウントとして無視します。ですが、原因が何なのか気になります。

なお、カウンターを設置した理由は、利用者数データを公衆便所の維持管理に反映させるためです。

■この便所は、一日当たりの利用者数の上限を200人で設定しています。この便所の特徴は、汚物を酵素や土壌内の微生物により分解し、浄化された水を洗浄水として再利用することです。トイレの利用者数が分解の能力を超えると、再利用のシステムに悪影響を及ぼします。

利用者数が多い場合には、トイレを緊急時のみ利用するようなお願いやトイレの使用制限などの対応をとることができます。

■この便所は汚泥(汚物が分解されて生じる泥状のもの)を抜き取る必要があります。利用者数と汚泥の量の関係は、利用者数が増えると汚泥の量が増えるという関係にあると考えられます。利用者数を知ることで、中期的には汚泥の抜き取り時期を推定することができます。

== お願い ==

国立公園での機器の設置には自然公園法の手続きが必要になることがあります。設置前に最寄りの環境省の事務所にご相談をお願いします。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年07月06日志賀高原の最近の様子

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

最近の様子をお伝えします。

■7月1日に「横手山・志賀山開山祭」が、昨年に続き、今年も規模を縮小して行われました。環境省職員は参加しませんでした。

■志賀高原管理官事務所の近くのスキー場のゲレンデではニッコウキスゲが見頃です。ニッコウキスゲは志賀高原内の各地でも見られます。

丸池スキー場のニッコウキスゲ

この写真は丸池地区の国道292号沿いで7月6日に撮影しました。標高は約1,470mです。

ニッコウキスゲは一つの茎にいくつかの花が付き、順番に咲いていくので、花の咲いている時期は長いです。ただ、花期の終わりに近づくと、茎に残ったしおれた花びらが目立ち、また、茎にアブラムシが付くことがあります。このため、写真を撮るなら早めのほうが見栄えが良いと思います。

■蓮池(はすいけ)の木道のほとりにカエルの卵塊がありました。おそらくシュレーゲルアオガエルだと思います。6月28日撮影。

シュレーゲルアオガエルの卵塊

■蓮池の木道は一部が傾いています。注意して通行ください。

 

木道の傾き

<傾いた箇所の前後に注意喚起をしています。左から奥に向かって橋。手前側が木道。6月29日撮影。>

■四十八池湿原の近くにある公衆便所を開所しました。

この便所の特徴は、汚物を酵素や土壌内の微生物により分解し、浄化された水を洗浄水として再利用することです。トイレの利用人数が分解の能力を超えると、再利用のシステムに悪影響を及ぼし、トイレの使用中止につながります。これを防ぐため、緊急時のみ利用いただくようご協力をお願いします。

四十八池湿原を通過するコースでこのほかに使用可能なトイレは、熊の湯・硯川方面と大沼池方面ともに、四十八池湿原から徒歩約1時間の所にあります。

■四十八池湿原ではコバイケイソウが見頃です。今年は多くの株が花を付けています。いわゆる当たり年です。7月5日撮影。

四十八池湿原のコバイケイソウ

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>

ページ先頭へ↑

2021年06月08日岩菅山開山祭

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

6月6日、志賀高原で「岩菅山(いわすげやま)開山祭」が行われました。2年ぶりの開催です。

岩菅山は2つのピークを持ち、祠のある岩菅山の標高は2,295mで、そこから50分ほど歩いた先にある裏岩菅山は標高2,341mで、志賀高原で最も標高の高い場所です。

開山祭は岩菅山山頂で行われるため、参加者は山頂まで歩き、開山祭後も歩いて下山します。コースは、東館山→寺小屋峰→のっきり→岩菅山山頂→のっきり→アライタ沢→聖平です。

東館山(標高1,970m)から岩菅山山頂まで、標高差はあまりないですが、尾根に沿って小さなアップダウンを繰り返します。「山と高原地図」(昭文社)ではコースタイムは3時間30分となっています。しかし、それぞれのペースで歩くので、2時間程度で歩く人もいれば、4時間以上かけて歩く人もいます。

さて、コースの状況ですが、今回は残雪がほとんどなく、1箇所10m程度だけでした。短い距離とはいえ、スリップした際にケガをしないように気を付けてください。

トイレは岩菅山山頂にありますが、使いづらいと思います。携帯トイレを持参する方法もあります。

岩菅山

左:奥に見えるのが岩菅山山頂。

右:岩菅山山頂近くから南方向(歩いてきた方向)を撮影。尾根に沿って線のように見えるのが歩道。奥には浅間山、草津白根山、横手山、四阿山などが見られます。右手前が寺小屋峰。

どちらの写真も写っている人は開山祭の参加者です。

ナエバキスミレとイワカガミ

左:ナエバキスミレ。右:イワカガミ。

ヒメイチゲとハクサンイチゲ

左:ヒメイチゲ。右:ハクサンイチゲ。

岩菅山稜線下の柱状節理

岩菅山は古い火山です。山頂近くの稜線下部には柱状節理が見えます。

岩菅山山頂付近から北方向のパノラマ

岩菅山山頂から北方向を撮影。右手前が裏岩菅山。裏岩菅山の左奥が鳥甲山。右奥に苗場山の山頂部がわずかに覗く。左端は焼額山。

岩菅山山頂は、ほぼ360度の展望があります。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

首相官邸「新型コロナウイルス感染症に備えて 一人ひとりができる対策を知っておこう」

<https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html>

ページ先頭へ↑

2021年06月07日いよいよグリーンシーズン

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原のスキー場は、昨年の11月14日にオープンし、5月30日に営業を終了しました。営業期間は半年を超え、200日近くでした。

志賀高原もいよいよグリーンシーズンとなります。

志賀高原管理官事務所の近くにある蓮池(はすいけ)の様子と、清水(しみず)新道(しんどう)の様子をお伝えします。

■蓮池

蓮池の標高は約1,500mです。

植物の葉が開き始め、花も咲き始めています。エゾハルゼミの鳴き声も聞こえます。

写真は6月1日に撮影。

6月1日の志賀高原蓮池

池を周遊する遊歩道から撮影。左は芝生広場。奥に見える建物「山の駅」周辺に駐車スペースがあります。

レンゲツツジとアズマシャクナゲ

左:レンゲツツジは花が開き始めたものがありますが、まだ、つぼみが多かったです。

右:アズマシャクナゲの花は終わりかけでしたが、きれいなものが残っていました。

アサギマダラ

アサギマダラが飛翔していました(飛翔中なのでピントが甘いです)

■清水新道

清水新道は「池めぐりコース」の清水口と「自然探勝コース」の信州大学自然教育園を結ぶ遊歩道です。清水口の標高は約1,550mです。

清水口の駐車スペースの脇に原生的な林があります。

清水新道

左:大小の塊状の溶岩の上に針葉樹林が成立しています。

右:重なった溶岩の隙間から出てくる風は冷たく感じます。そのような隙間に雪が残っていることがあります。

ムラサキヤシオツツジ

ムラサキヤシオツツジの花が見頃でした。

ミツバオウレンとコミヤマカタバミ

左:ミツバオウレン。右:コミヤマカタバミ。

林床の蘚苔類と地衣類

地衣類や蘚苔類(コケ)も目に入ります。

左:ヒロハセンニンゴケ属(地衣類)。右:ツボミゴケ属(苔類)だと思います。

なお、グリーンシーズンとはいえ、標高の高い所を通過するトレッキングコースには、まだ残雪があるようです。

志賀高原観光協会のトレッキングコース状況<https://www.shigakogen.gr.jp/news/trekking.html>によると、5月31日時点で「歩行不可(残雪)」となっているのは4つで、「池めぐりコース」、「岩菅山登山コース」、「鉢山・横手山コース」、「赤石登山コース」ですのでご注意ください。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

首相官邸「新型コロナウイルス感染症に備えて 一人ひとりができる対策を知っておこう」

<https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html>

ページ先頭へ↑

2021年05月25日新緑が上っていく志賀高原

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

前回の記事では、アクセス道路の冬季閉鎖の解除など社会的条件からグリーンシーズンにそろそろと近づいていることをお伝えしました。

今回は、生き物の様子などから、グリーンシーズンに近づいている志賀高原の状況をお伝えします。

■坊平(ぼうだいら:標高約1,200m)

国道292号の坊平橋から坊寺山(ぼうでらやま:標高1,839m)方面を撮影。左側が坊寺山の山頂部で、坊寺山の西斜面が見えています。

坊寺山の西向き斜面

・落葉樹の新緑(淡い黄緑色)が山頂部に近い標高の高い所まで上っている。

・山頂に近い所は、まだ灰色っぽいので落葉樹は展葉していない(木の葉が開いていない)。

・山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋などに一斉に葉を落とすことがないので、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。

<5月20日撮影>

■蓮池(はすいけ:標高約1,500m)付近

志賀高原管理官事務所から西館山(にしだてやま:標高1,756m)、東館山(ひがしたてやま:標高1,994m)方面を撮影。中央左が西館山の山頂部、右側が東館山の山頂部で、南西向き斜面が見えています。

志賀高原管理官事務所から東館山を望む

・手前の蓮池のほとりの木々は展葉が始まっている。しかし、まだ、白い幹や枝が目立つ。

・西館山と東館山では、落葉樹の新緑(淡い黄緑色)は、山腹の発哺(ほっぽ)温泉の建物群(標高約1,600m)より高い所までみられる。

・東館山の斜面上部や山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋に一斉に葉を落とさず、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。

<5月24日撮影>

■高天ヶ原(たかまがはら:標高約1,670m)

高天ヶ原のミズバショウ

県道沿いに湿原があります。点々と白く見えるのはミズバショウの苞(ほう)。

奥の方では地域の方が木道を補修されていました。

木道は「せせらぎコース」と呼ばれる散策路で、湿原を結ぶように道が付けられています。

■大倉新道(おおくら しんどう)

西館山の西斜面にある遊歩道。標高1,600m前後で標高差はあまりありません。

いろいろな花が見頃でした。

注意事項としては、沢を渡る場所などにぬかるみがあることと、クマの糞(新しいものや古いもの)が散見されたことです。

リュウキンカとミズバショウ

<左:リュウキンカ、右:ミズバショウ>

シロバナエンレイソウとサンカヨウ

<左:シロバナエンレイソウ、右:サンカヨウ>

ニリンソウの群落とオオカメノキ

左:ニリンソウが一面に広がる空間があります。

右:オオカメノキの花。高い木は展葉が始まったところです。

さて、生活の中でもグリーンシーズンに向かっていることを感じています。

事務所では、ようやくストーブをほとんど使わなくなり、1週間に1回程度、短時間運転させるだけになりました。外に出たほうが暖かく感じる日もあるので、これは、日当たりが悪い場所に事務所があるということに影響を受けているのかもしれませんが。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ