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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

野尻湖クリーンラリー

2013年07月26日
志賀高原
こんにちは、戸隠自然保護官事務所からです。
7月25日(木)に野尻湖(のじりこ、長野県上水内郡信濃町)で「野尻湖クリーンラリー」が行われ、八代ARの代わりに行ってきました。

このイベントは、地元の小学生の環境学習の一環で、野尻湖を観察することで水環境や環境保全に関心を持ってもらうことを目的に行っており、今回で21回目と長年続いているものです。
参加したのは信濃町立信濃小中学校の5年生です。
野尻湖でのイベントに環境省が協力する理由は、野尻湖が上信越高原国立公園に含まれるためです。

まず、遊覧船に乗り、湖上観察に向かいます。皆、船に乗って気持ちが高揚しているのが分かります。
目的地に着くまで、自然保護官が国立公園と野尻湖の話をしました。
皆、国立公園の説明を聞くのはおそらく初めてだったと思います。なので、頭の片隅に何となく残ってくれればよいと思います。

<奥のほうで「みどりの人(=自然保護官と私)」が国立公園の話をしています。説明用のボードが小さいので船の後ろのほうの子には見えにくかったと思います。>


<水温調査の様子。水深30mと表層の水温を温度計で測った後は、水に手を付けて、その温度差を実感しました。水深30mの水温は11℃でした。
この他、透明度調査とプランクトン採集を行いました。>


次に船を降り、旧小学校の体育館での学習です。
ここでは、環境省の他、信濃町や長野県などの参加機関がブースを設けており、そのブースを訪れた小学生に説明をします。
国立公園のブースの一場面です。自然保護官が日本や外国の国立公園の話をしています。



環境省ではこの他、野生生物専門の自然保護官が外来魚(ブラックバス、ブルーギル)のブースを手伝いました。

このイベントで野尻湖への関心が強くなったと思います。このイベントをきっかけに、野尻湖の中だけでなく、周辺の環境との関わり、野尻湖の景観など、いろいろ興味を持ってもらえたらと願っています。


<湖上から黒姫山を望む。黒姫山の大部分も上信越高原国立公園に含まれます。>