中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原の四十八池湿原

2020年07月29日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

7月28日、池めぐりコースの、前山(まえやま)から四十八池(しじゅうはちいけ)湿原までを往復しました。

四十八池湿原の近くにある公衆便所の施設や機能の点検のためです。点検の結果、特に問題はありませんでした。この公衆便所は10月中旬まで開所予定です。

池めぐりコースは通常であれば、7月下旬から8月上旬は、夏休みの林間学校などの児童・生徒の団体でにぎわいます。しかし、28日は天気の影響も加わって、大人の二人組を3組見かけただけでした。

なお、公衆便所を7月1日から28日までに利用した人数は、昨年度の同期間の約15%でした。

【四十八池公衆便所を使われる際のお願い】

■使用済みのトイレットペーパーは便器に流さず、備え付けのゴミ箱に入れてください。

 トイレットペーパーが排泄物に混じると、酵素の働き低下し、トイレの機能に悪影響が出るためです。

■弁当ガラ(弁当を食べた後の容器)がゴミ箱に捨てられたことがありました。持ってきたものは持ち帰ってください。

さて、四十八池湿原の様子です。

見頃の花はキンコウカでした。

キンコウカ

マルバダケブキはもうすぐ開花しそうでした。

マルバダケブキ

トンボが足元にとまっていたので撮影し、事務所に戻ってから調べたところ、カオジロトンボのようです。名前のとおり顔の部分(トンボなので頭の前側と言ったほうがよいかもしれません)が白くなっていることが特徴とのことです。でも、この写真では顔の白い部分は確認できません。

カオジロトンボ

四十八池湿原の木道の一部は、経年劣化により板に凹凸ができ、ボルトが浮き出たようになった所があります。注意して通行してください。

四十八池湿原の木道

池めぐりコースの概略図。

池めぐりコース

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>