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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

新緑が上っていく志賀高原

2021年05月25日
志賀高原

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

前回の記事では、アクセス道路の冬季閉鎖の解除など社会的条件からグリーンシーズンにそろそろと近づいていることをお伝えしました。

今回は、生き物の様子などから、グリーンシーズンに近づいている志賀高原の状況をお伝えします。

■坊平(ぼうだいら:標高約1,200m)

国道292号の坊平橋から坊寺山(ぼうでらやま:標高1,839m)方面を撮影。左側が坊寺山の山頂部で、坊寺山の西斜面が見えています。

坊寺山の西向き斜面

・落葉樹の新緑(淡い黄緑色)が山頂部に近い標高の高い所まで上っている。

・山頂に近い所は、まだ灰色っぽいので落葉樹は展葉していない(木の葉が開いていない)。

・山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋などに一斉に葉を落とすことがないので、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。

<5月20日撮影>

■蓮池(はすいけ:標高約1,500m)付近

志賀高原管理官事務所から西館山(にしだてやま:標高1,756m)、東館山(ひがしたてやま:標高1,994m)方面を撮影。中央左が西館山の山頂部、右側が東館山の山頂部で、南西向き斜面が見えています。

志賀高原管理官事務所から東館山を望む

・手前の蓮池のほとりの木々は展葉が始まっている。しかし、まだ、白い幹や枝が目立つ。

・西館山と東館山では、落葉樹の新緑(淡い黄緑色)は、山腹の発哺(ほっぽ)温泉の建物群(標高約1,600m)より高い所までみられる。

・東館山の斜面上部や山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋に一斉に葉を落とさず、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。

<5月24日撮影>

■高天ヶ原(たかまがはら:標高約1,670m)

高天ヶ原のミズバショウ

県道沿いに湿原があります。点々と白く見えるのはミズバショウの苞(ほう)。

奥の方では地域の方が木道を補修されていました。

木道は「せせらぎコース」と呼ばれる散策路で、湿原を結ぶように道が付けられています。

■大倉新道(おおくら しんどう)

西館山の西斜面にある遊歩道。標高1,600m前後で標高差はあまりありません。

いろいろな花が見頃でした。

注意事項としては、沢を渡る場所などにぬかるみがあることと、クマの糞(新しいものや古いもの)が散見されたことです。

リュウキンカとミズバショウ

<左:リュウキンカ、右:ミズバショウ>

シロバナエンレイソウとサンカヨウ

<左:シロバナエンレイソウ、右:サンカヨウ>

ニリンソウの群落とオオカメノキ

左:ニリンソウが一面に広がる空間があります。

右:オオカメノキの花。高い木は展葉が始まったところです。

さて、生活の中でもグリーンシーズンに向かっていることを感じています。

事務所では、ようやくストーブをほとんど使わなくなり、1週間に1回程度、短時間運転させるだけになりました。外に出たほうが暖かく感じる日もあるので、これは、日当たりが悪い場所に事務所があるということに影響を受けているのかもしれませんが。

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厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>