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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀山への道

2012年08月31日
志賀高原
こんにちは、志賀高原からです。
「志賀山」(長野県下高井郡山ノ内町)の歩道(登山道)の状況を見てきました。
コースは、硯川→渋池→志賀山登山道入口→志賀山→裏志賀山→四十八池→渋池→硯川です。このコースは、志賀高原観光協会のトレッキングマップでは「志賀山登山コース」として「上級/健脚向けコース」になっています。
実際に歩いてみて、急勾配の箇所や滑りやすい箇所があり、階段等の施設も少な目なので、いわゆる運動靴では歩きにくいコースだと思いました。私は登山靴だったので特に問題なく歩けました。

さて、志賀山、裏志賀山へと歩く途中には池がいくつか見え、「お釜池」「小池」「鬼の相撲場の池」「元池」「黒姫池」という名前が付いています。
これらの池の中には、志賀山が噴火した時(約5万年前)の火口に水が溜まってできたものがあるそうです。

<鬼の相撲場の池。ユニークな名前です。どうしてこういう名前が付いたのでしょう。>

このコースで楽しみしていたのは裏志賀山から見る大沼池です。コバルトブルーの大沼池を見ることができたのですが、ガスがかかって写真は今一つです。

<大沼池の水の色に引き付けられます>

また、四十八池ではリンドウ、ウメバチソウといった花が咲き、早くも秋を感じました。
このコースは、晴れていれば志賀高原の山々を一望できるコースです。今回は夏の終わりに行きましたが、紅葉の時期(10月上旬から中旬)も良さそうな感じがします。

調査時に志賀山登山道入口近くでササ刈り作業が行われていました。いろいろな方の協力で歩道の快適さと安全性が維持されています。ありがとうございます。