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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

#STAYHOME 志賀高原管理官事務所の紹介 その1

2020年05月11日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

緊急事態宣言の延長を受けて、長野県では外出自粛要請が継続されています。改めてのお願いですが、早期収束に向け皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

外出が難しく「#おうち時間」のあるうちに、上信越高原国立公園のうち、志賀高原管理官事務所が担当する区域を紹介します。

本事務所の担当区域の市町村は南から、須坂市、高山村、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村の6つで、下図で青色で囲んだ市町村です。

・上信越高原国立公園の面積は148,194haで、日本の国立公園の中で4番目に広い面積があります。

(参考:日本で最も面積の狭い香川県の面積は187,679ha。その約8割の面積。)

・このうち、本事務所の担当する面積は38,128+αha。+αは栄村のうち中津川より東側の区域の面積で、この区域の公園計画の見直しが完了していないため、値を書けません。

・本国立公園を、本事務所、「上信越高原国立公園管理事務所」及び「谷川管理官事務所」の3つの事務所で管理しています。各事務所が担当する市町村を表にまとめました。

さて、志賀高原管理官事務所は山ノ内町(やまのうちまち)志賀高原にあります。

標高は約1,500m。自然好きの方なら「上高地(かみこうち)(長野県松本市)」という地名を聞いたことがあると思いますが、そこの河童橋(かっぱばし)とおおよそ同じ標高です。

なお、上高地にある環境省の現地事務所(上高地管理官事務所)は冬期閉鎖しますが、本事務所は通年開所しています。志賀高原には18のスキー場があり、それらへのアクセスとなる道路(国道292号)の通年開通区間に本事務所が接していることが理由にあると思います。

事務所からの景色です。左が5月11日撮影、右が1月15日撮影。

志賀高原管理官事務所からの景色

・中央のピークが東館山(ひがしたてやま)。山の斜面に見えるスキーコースは、1998年の長野オリンピックではアルペンスキー(大回転)の会場となりました。

・東館山の中腹にある建物は「発哺(ほっぽ)温泉」の宿泊施設。志賀高原で最も古い温泉。

・左手前の池は蓮池(はすいけ)。池を周回する散策道があります。環境省では蓮池のほとりに広場の整備を予定しています。

・手前の道路が国道292号。

次回から、志賀高原管理官事務所の担当区域の市町村を紹介していきます。まずは、一番南にある須坂市から始めていく予定です。

環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。