アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
そろそろとグリーンシーズン_志賀高原
2021年05月17日こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
この記事は国立公園への来訪を積極的に促すものではありません。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、感染リスクを避ける行動をとっていただくよう、皆様のご協力をお願いします。
さて、志賀高原管理官事務所担当区域では、アクセス道路の冬季閉鎖の解除が始まりました。そそそろとグリーンシーズンに近づいています。志賀高原と近隣の道路情報(5月17日時点)です。
【冬季閉鎖解除された道路】
■国道292号
長野県山ノ内町と群馬県草津町を結ぶ道路です。
4月23日に冬季閉鎖が解除されました。渋峠を経由して長野県と群馬県を行き来することができます。ただし、当日の天候や火山活動などの影響により一時的に通行止めにされる場合があります。
・渋峠の標高は2,150mを超えます。氷点下になるおそれがあります。
・草津白根山は活火山です。噴火警戒レベルが1のため通行規制はありません。
<渋峠。4月27日撮影。今年の雪の壁は低めでした。左の建物は群馬県と長野県にまたがって建っている宿泊施設。>
■大前須坂線(県道112号:干俣線交点まで)及び牧干俣線(県道466号)
高山村から群馬県嬬恋村の万座温泉へのアクセス道路です。
5月14日(金)15時に冬期閉鎖が解除されました。群馬県側も同時刻に解除されました。
【今後、冬期閉鎖が解除される道路】
1.奥志賀公園栄線(県道502号)
野沢温泉村、木島平村及び栄村方面と志賀高原を結ぶ道路です。
5月21日(金)16時に冬季閉鎖解除の予定です。しかし、解除後しばらくは栄村方面のみ通行可能です。
・野沢温泉村方面から木島平村のカヤの平ゲートまでは、災害復旧工事が行われるため引き続き通行止めで、9月開通予定です。
・カヤノ平から志賀高原や栄村方面(カヤの平ゲートから秋山ゲートまで)は、災害復旧工事が行われるため引き続き通行止めで、8月開通予定です。
2.林道清水平線
木島平村市街地から木島平村の「カヤの平高原」へのアクセス道路です。5月21日(金)16時に冬季閉鎖解除の予定です。
ただし、カヤの平からの県道奥志賀公園栄線(志賀高原方面、野沢温泉村方面とも)は、①のとおり災害復旧工事を行うため引き続き通行止めです。
<カヤの平高原。令和2年10月27日撮影。>
3.豊野南志賀公園線(県道66号)
高山村から志賀高原へのアクセス道路です。
5月26日(水)15時に冬季閉鎖が解除される予定です。
4.大前須坂線(県道112号)(県道干俣線交点から毛無峠まで)
高山村から群馬県嬬恋村の万座温泉へのアクセス道路の枝線で、群馬県境の毛無峠で通行止めとなる道です。
5月21日(金)15時に冬季閉鎖が解除される予定です。
5.五味池高原線(県道346号)
須坂市市街地から須坂市の五味池(ごみいけ)破風(はふ)高原へのアクセス道路です。
5月13日に冬季閉鎖が解除されました。しかし、引き続き道路工事が行われるため5月28日までの予定で通行止めです。
五味池破風高原は、標高1,500mから標高1,800mにかけて広がります。レンゲツツジの群落(見頃は6月中旬から下旬)やオートキャンプ場(営業は6月から10月)があります。
<五味池付近のレンゲツツジ群落。平成28年6月撮影。>
6.林道米子不動線
須坂市の米子(よなこ)大瀑布(だいばくふ)へのアクセス道路です。
須坂市のページ<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?id=15504>によると、「2019年の令和元年東日本台風(台風19号)の影響により、現在、米子大瀑布へのアクセス道路である林道米子不動線は災害復旧工事中のため、全面通行止めとなっています。林道開通は、早くても2023年5月以降の見込みです。」とのこと。
また、須坂市のページ<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/item.php?id=5e990c1739d58>によると、米子大瀑布周辺の登山道(浦倉山方面及び小根子岳方面)についても通行止めです。
<米子大瀑布。権現滝(左)と不動滝(右)の2本がかかる。平成30年5月20日撮影。>
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。
厚生労働省「新しい生活様式の実践例」
<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>