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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

国道292号はもうすぐ冬期閉鎖解除

2025年04月16日
志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

国道292号は4月23日午前10時に冬期閉鎖が解除される予定です。
解除後は、関東からは渋峠を経由して志賀高原に向かうことができます。
志賀高原や野沢温泉村のスキー場ではゴールデンウイークや、さらにそれ以降も営業予定のスキー場があります。どうぞお出かけください。

なお、冬期閉鎖されている長野県山ノ内町陽坂ゲートと群馬県草津町天狗山ゲートの区間では除雪作業がほぼ終わったようです。4月16日撮影。
<左>国道292号の渋峠(長野県と群馬県の県境。標高2,152m。)の長野県側。電光掲示板の気温は-6℃。
<右>渋峠の群馬県側。
なお、筆者は横手山・渋峠地区にあるスキー場を利用して渋峠に到達しました。
 渋峠の写真


では、ここ数日の志賀高原の写真です。標高の低いところから紹介していきます。

■琵琶池(標高約1,400m)ではかなりの部分で水面が見えるようになりました。斜面の雪は木の根元から円形に解け始めています。この現象は根開け、根明け、根開きなどと呼ばれているようです。写真は4月15日に撮影したのですが、翌日には氷がなくなっていました。
 解氷間近の琵琶池

■標高約1.500mにある志賀高原管理官事務所の進入路。4月14日撮影。
<左>雪が解けた所からふきのとう(ふきの花のつぼみ)が出始めました。
<右>水滴のような形をした氷が葉の先にぶら下がっていました。右上の氷は地表に落ちようとしています。
 ふきのとう

■陽坂(標高約1,820m)では4月15日の午後に霰(あられ)が降りました。直径5mmくらいの白い粒状でした。近くにある道路の電光掲示板の温度表示は0℃でした。
 あられ

■スキー場の利用者。奥に見える山は笠ヶ岳。標高約2,000m。4月16日撮影。
 横手山スキー場の利用者

■横手山の標高の高いところでは霧氷が見られました。写真は山頂から少し下ったところ(標高約2,270m)で4月16日撮影。
 霧氷