アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
雪に残された足跡
2020年12月03日こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
12月2日、雪に動物の足跡が残っていました。
<ノウサギ。写真の上方向へ移動。足跡の並び方(足の運び方)に特徴があります。>
<ニホンザル。前足、後ろ足とも親指と他の4本の指が分かれています。また、ふつう群れで生活するので同じ場所にたくさんの足跡が残ります。>
<蹄(ひづめ)の跡も残っていました。おそらくニホンカモシカです。ニホンジカは志賀高原では生息数が少ないので足跡を見ることが少ないと思います。また、副蹄(ひづめの少し上にあるもの)の跡が目立たないのでイノシシでもなさそうです。>
<この足跡は分かりませんでした。大きさの目安となるものを一緒に写していないので、事務所に戻ってから判断するのが難しくなりました。左上の跡はおそらくノウサギだと思うので、小型の哺乳類のものだと思います。>
志賀高原では、ニホンザルは見ることが多いですが、ほかの哺乳類はあまり見ることがありません。あまり姿を見ることができない動物も、足跡から種名を判断できれば生息していることが分かります。
なお、すべての写真はコントラストが出るように補正しています。
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厚生労働省「新しい生活様式の実践例」
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