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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。

志賀高原のグリーンシーズンの始まり

2022年06月13日
志賀高原 アクティブレンジャー 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

 

標高約1,500mで国立公園内にある志賀高原管理官事務所でも、6月初め頃にようやく木の葉が広がり、木の影ができるようになりました。写真は事務所への進入路です。

木の葉が広がり影ができるようになりました

<左:5月24日撮影。右:6月13日撮影。>

 

 

さて、志賀高原のスキー場は6月3日に営業を終了しました。このスキー場は11月19日にオープンしたので、半年以上の営業期間でした。

 

また、6月12日に、志賀高原の夏山シーズンの始まりを告げる「岩菅山開山祭」がありました。

予定では、岩菅山(いわすげやま、標高:2,295m)の山頂で開山祭の神事を行うことになっていました。

しかし、当日は天候が悪く、また、前日までの雨により登山道の状況が悪いことから、主催者の判断により東館山(ひがしたてやま)山頂で神事を行いました。神事の途中も雨が時折強く降るような状況でした。

参加された方の中には、「雨でも岩菅山まで行きたかった」とおっしゃいながらも、どこかほっとした表情の方もおられました。

 

なお、東館山山頂から岩菅山山頂までのコースタイムは「山と高原地図」によると約3時間30分です。また、岩菅山山頂までは、一の瀬の「聖平(ひじりだいら)」を登山口とするコースもあり、ここからだと約3時間15分です。

参考までに、東館山山頂までアクセスする「東館山ゴンドラリフト」は、7月16日からの営業とのことです。このため、しばらくの間は、岩菅山へは聖平が主な登山口になります。

 

 

では、昨年度の岩菅山開山祭で撮影した写真です。

これらの写真は昨年の記事で紹介していないものです。

岩菅山山頂から横手山などを望む

<岩菅山山頂から南方向を望む。中央に横手山、左に浅間山、右に四阿山などの山々。>

 

雑魚川源流部を撮影しました

<岩菅山山頂付近から雑魚川源流部を望む。志賀高原ユネスコエコパークの区域を拡張する計画があり、写真手前の谷は核心地域となります。拡張されると、山ノ内町も町内全域がユネスコエコパークの区域になります。>

 

「志賀高原ユネスコエコパークとは?」と思われた方は、山ノ内町の<https://www.shigakogen-unesco.org/>をご覧ください。

 

 

 

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