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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

四十八池湿原のコバイケイソウ

2013年07月29日
志賀高原
こんにちは、志賀高原からです。
コバイケイソウの話題を続けます。
今回は、四十八池(しじゅうはちいけ)湿原(長野県下高井郡山ノ内町)です。上信越高原国立公園の特別保護地区内にあり、また、県指定天然記念物です。
場所は志賀山と鉢山の間にあり、標高は約1,880mです。ここも高層湿原です。

四十八池湿原のコバイケイソウは、花の見頃を過ぎていました。



ワタスゲの実が見頃です。風にそよぐと目に爽やかです。

<左のピークが志賀山(標高2,037m)で、右が裏志賀山(標高2,040m)です。>

今の時期は、前山から四十八池を経て大沼池に向かうルートは小学生・中学生・高校生の団体の利用の最盛期です。この日の昼頃は小学生の団体2組が四十八池湿原を訪れていました。2組とも前山から志賀山を経て四十八池に着き、その後、大沼池に向かいました。
なお、前山から四十八池へは、この他に前山から緩やかな上り傾斜で四十八池に向かうルートもあります。

さて、四十八池湿原には、志賀山方面と大沼池方面の分岐に誘導標識があります。掘り込み文字のペンキがはがれていたので塗装しました。作業前後の写真です。読みやすくなりました。