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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

事業決定の作業

2019年06月19日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

「国立公園事業の決定」のための資料作りで室内作業の日々が続いています。

「公園事業」というのは、「公園計画」に基づいて決められている、国立公園の利用や保護のための施設のことを言います。公園事業には、登山道やホテル、キャンプ場など様々な種類があり、公園を安全で快適に利用したり、より深い自然体験をしたりする上で、重要な役割を持つものです。

志賀高原地域では、平成31年1月に公園計画が新しくなりました。この新しい公園計画では、国立公園の利用や保護のために必要と考えられる施設の大まかな位置や整備方針が決められています。これに基づいて、それぞれの施設について、より具体的な位置や規模(路線距離、区域面積、収容人数など)を検討します。

今は、検討した結果を資料にまとめる作業をしています。

今回、国立公園を利用してもらうために必要な施設として、

・車道

・歩道(登山道や散策路などを「歩道」と呼んでいます)

・野営場

・避難小屋

・索道運送施設(リフト、ゴンドラ)

の事業決定を予定しています。

参考までに、当所で作成した資料を基に、信越自然環境事務所と環境省国立公園課で内容が吟味され、環境省案となります。環境省案は中央環境審議会に諮問され、環境大臣への答申後、官報告示されることで事業決定となります。

さて、事務所のすぐ近くにある蓮池(はすいけ)ではレンゲツツジが満開です。

蓮池のレンゲツツジ

志賀高原では6月29日(土)、30日(日)に「新緑のクラフトフェアin志賀高原」が志賀高原歴史記念館の庭園で行われます。クラフトなどで80店以上、飲食は10店以上の出店が予定されています。

どうぞお出かけください。