アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
五味池破風高原(ごみいけはふこうげん)自然園
2014年07月22日
志賀高原
こんにちは、志賀高原からです。
長野県須坂(すざか)市の「五味池破風高原自然園」には「県内最大規模のレンゲツツジの大群落」があります。
<平成25年6月10日撮影。レンゲツツジの花の見頃は6月中旬から下旬なので、今は終わっています。>
このレンゲツツジ群落の景観は、現在は、地元の方の作業により維持されています。
下の写真(写真①)は、レンゲツツジの株周辺のササ等の刈り払いが行われた直後のものです。駐車場に最も近い場所なので、特に作業がなされている場所です。レンゲツツジの一つ一つの株の形がよく分かります。
次の写真は、上の写真と同じ場所から斜面上部を見ました。ササの刈り払い後、約1年が経った所です。ササが高くなっています。
そして、最後の写真(写真②)は、ササの刈り払い後、約2年が経った場所です。ササがレンゲツツジの高さと同じ程度まで高くなり、レンゲツツジの株の中にも入りこんでいます。
五味池破風高原自然園の大部分は、かつては牧場で、牛が放牧されていました。牛がレンゲツツジの周囲の草を食べ、また、牛が動いて地面を踏み固めることにより、レンゲツツジの周囲の草丈は低く抑えられていました。その結果、写真①のような景観が広がっていました。しかし、休牧後、写真②のような状態の場所が多くなりました。
さて、レンゲツツジの花の見頃は過ぎましたが、五味池破風高原では、これからも見るものがあります。
・長野県の天然記念物に指定されている高山蝶「ベニヒカゲ」が生息しています。成虫の発生期は8月です。地元の方が生息環境の維持や違法捕獲防止のパトロールをしています。
・9月上旬から中旬にかけて「エゾリンドウ」が群生します。県内有数の規模です。
・紅葉は10月上旬から中旬です。
・天気によりますが、北アルプス(≒中部山岳国立公園)や長野市街の眺望が楽しめます。
<自然園内の大池付近のカエデの紅葉。平成23年10月11日撮影。>
なお、五味池破風高原自然園は、須坂長野東インターより車で約50分かかります。県道五味池高原線は道幅が狭くカーブが続きます。また、ジャンボタクシーの通行は可能ですが、中大型バスは乗入できません。お出かけの際はご注意ください。
長野県須坂(すざか)市の「五味池破風高原自然園」には「県内最大規模のレンゲツツジの大群落」があります。
<平成25年6月10日撮影。レンゲツツジの花の見頃は6月中旬から下旬なので、今は終わっています。>
このレンゲツツジ群落の景観は、現在は、地元の方の作業により維持されています。
下の写真(写真①)は、レンゲツツジの株周辺のササ等の刈り払いが行われた直後のものです。駐車場に最も近い場所なので、特に作業がなされている場所です。レンゲツツジの一つ一つの株の形がよく分かります。
次の写真は、上の写真と同じ場所から斜面上部を見ました。ササの刈り払い後、約1年が経った所です。ササが高くなっています。
そして、最後の写真(写真②)は、ササの刈り払い後、約2年が経った場所です。ササがレンゲツツジの高さと同じ程度まで高くなり、レンゲツツジの株の中にも入りこんでいます。
五味池破風高原自然園の大部分は、かつては牧場で、牛が放牧されていました。牛がレンゲツツジの周囲の草を食べ、また、牛が動いて地面を踏み固めることにより、レンゲツツジの周囲の草丈は低く抑えられていました。その結果、写真①のような景観が広がっていました。しかし、休牧後、写真②のような状態の場所が多くなりました。
さて、レンゲツツジの花の見頃は過ぎましたが、五味池破風高原では、これからも見るものがあります。
・長野県の天然記念物に指定されている高山蝶「ベニヒカゲ」が生息しています。成虫の発生期は8月です。地元の方が生息環境の維持や違法捕獲防止のパトロールをしています。
・9月上旬から中旬にかけて「エゾリンドウ」が群生します。県内有数の規模です。
・紅葉は10月上旬から中旬です。
・天気によりますが、北アルプス(≒中部山岳国立公園)や長野市街の眺望が楽しめます。
<自然園内の大池付近のカエデの紅葉。平成23年10月11日撮影。>
なお、五味池破風高原自然園は、須坂長野東インターより車で約50分かかります。県道五味池高原線は道幅が狭くカーブが続きます。また、ジャンボタクシーの通行は可能ですが、中大型バスは乗入できません。お出かけの際はご注意ください。