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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

まだまだ豊富な雪。スキーができます。

2017年05月23日
志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原の標高の高いところでは、まだまだ雪が豊富です。まだ営業中のスキー場があります!!

滑り足りないと感じておられる皆様、最後の滑りにお出かけください。


<渋峠のスキー場の営業は今週がラスト。撮影地点の標高は約2,150m。5月16日撮影。>



さて、上はスキー場の写真ですが、山の中はどうでしょう。

5月17日に、硯川から四十八池湿原(しじゅうはちいけしつげん)まで1時間ほど歩いて向かいました。四十八池湿原の標高は約1,890mです。


<四十八池湿原に向かう。写真奥に向かって無積雪期の道が続いていますが雪が積もっているので地面を見ることができません。積雪は約1mでした。結局、ほとんどの区間は雪の上を歩きました。>


<四十八池湿原の脇にある休憩所。ここも約1mの積雪。柱の周りから雪が溶け始めているのが面白い。>


<環境省が整備した公衆便所。雪による被害はみられませんでした。>


<四十八池湿原内は雪が溶け始めているところも見られました。湿原内を歩く際は雪の上を歩いて、植生の上を歩かないようにお願いします。木道が見える場合は木道を歩いてください。>



志賀高原の標高の高いところではまだ雪が豊富ですが、標高およそ1,500mの志賀高原自然保護官事務所の周辺では雪が溶け、春に向けて季節が変わりつつあることを感じます。


<志賀高原自然保護官事務所のすぐ近くにある蓮池。一面を厚く覆っていた雪はほとんど溶けました。>



6月になると開山祭が行われグリーンシーズンが始まります。また、志賀高原のソウルフードとも言われるネマガリタケのタケノコの季節ももうすぐです。景色だけでなく食も楽しみに志賀高原にお出かけください。

なお、志賀高原でタケノコを採取できるのは土地所有者が許可した限られた人のみです。一般の方の採取は原則禁止ですので、ご注意ください。