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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原 池めぐりコースは積雪があります

2023年05月11日
志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
 
志賀高原の四十八池湿原の近くには環境省が設置した公衆便所があります。冬期の積雪などによる施設の破損の有無を5月11日に確認しました。標高約1,900mで、北向き斜面にあるので雪解けはこの時期です。
確認の結果、特に問題は見られませんでした。ただ、毎年のことですが、洗浄のための水が凍っています。解けてから開所作業を行い、6月下旬に供用開始する予定です。

下の写真は、四十八池公衆便所の洗浄水を汲み上げるための桝です。底の水が凍っています。また、周囲にザラメのような氷が付いています。
四十八池公衆便所の洗浄水を溜める桝。凍っている。
 
 
今回のコースは硯川からの往復です。この時期は、リフトはまだ営業していないので、徒歩で前山山頂を経由します。
コースの状況ですが、積雪があるので、まだ一般の方のトレッキング利用は難しいと感じました。
 
志賀山との分岐までは、除雪作業が行われているので積雪はありません。この除雪作業は、分岐から四十八池方湿原面にある橋の補修作業にできるだけ早く着手するために行っているものです。
一方、志賀山との分岐からは四十八池湿原に近づくほど残雪が目立ちます。
歩道が雪で隠れている区間が長い場合は、方向を誤らないよう、足元だけでなく行き先も確認しながら歩いてください。
 
下の写真の場合は、残雪の斜面を移動することになるので、足場を作りながら進むことになります。
池めぐりコースの残雪
 
公衆便所の周囲はササがまだ起き上がっていないので、雪が解けてからそれほど日にちが経っていないようです。
四十八池公衆便所
 
四十八池湿原の雪はほとんどありませんでした。この木道の付け替え工事も今年度行う予定です。
四十八池湿原
 
 
志賀高原にはいくつものトレッキングコースがあります。
志賀高原観光協会のページ<https://www.shigakogen.gr.jp/news/trekking.html>では、トレッキングコース状況のお知らせがあります。お出かけの際のご参考にどうぞ。