アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
志賀高原 池めぐりコース
2018年05月21日こんにちは。
5月16日、志賀高原の硯川から四十八池湿原を往復しました。歩道の状況をお伝えします。
この区間を含むコースは「池めぐりコース」と呼ばれ、志賀高原を代表するトレッキングコースです。湿原、原生的な林など見所がたくさんあります。志賀高原観光協会のwebページによると、中級・一般向けコースで、5月17日現在、このコースのコンディションは「歩行不可 残雪あり」となっています。
歩いた印象は、残雪があるので一般の方(運動靴で歩く方)が歩くことは難しいと感じました。
<志賀山方面との分岐を過ぎると歩道にも雪が出始めます。なお、志賀山登山コースも歩行不可となっています。>
<雪が多く残っている所。先行者の歩いた雪の窪みに足を乗せて歩きます。>
<四十八池湿原には雪がありません。奥に見えるのは志賀山(左)と裏志賀山(右)です。志賀高原ユネスコエコパークのロゴマークに使われている景色です。>
<志賀高原ユネスコエコパークのロゴマーク。>
さて、ヒキガエルが産卵していました。まだ、春が浅いなあと感じました。
<雌雄が右中央にいます。そして雌雄の左の水中に黒いぐちゃぐちゃっとしたものが見え、写真の左上から右下にかけてひも状に長くつながっています。これは卵塊で、黒っぽい卵が寒天状のものに包まれています。>
さて、志賀高原には、様々なトレッキングコースがあり、既に散策が可能なコースもあります。また、間もなく6月上旬からはネマガリタケの時期となります。今シーズンもどうぞ志賀高原へお出かけください。
■志賀高原でのネマガリタケ採取には規則があります。詳細は志賀高原観光協会のページhttp://www.shigakogen.gr.jp/news/entry-295.htmlをご覧ください。
■草津町と志賀高原の間の交通は、草津白根山の活動の影響で国道292号の一時通行止め区間があるため、万座温泉を経由し、万座ハイウェイ(有料道路:125㏄以下のバイク及び自転車の通行は不可)を利用することになります。
なお、万座温泉には「万座しぜん情報館」がオープンしました。環境省が整備した国立公園の自然案内・展示施設です。志賀高原への行き来の際にぜひお立ち寄りください。