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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀山の山腹にある池

2020年08月28日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

まず、8月28日、四十八池(しじゅうはちいけ)湿原の近くにある公衆便所の施設や機能の点検を行いました。点検の結果、特に問題はありませんでした。この公衆便所は10月中旬まで開所予定です。

また、四十八池湿原の木道について注意喚起です。

四十八池湿原の木道は、経年劣化により板に凹凸ができ、ボルトが浮き出たようになった所があります。また、志賀山側のデッキ近くでは木道が折れています。注意して通行してください。

では、タイトルの「志賀山の山腹にある池」の紹介です。

公衆便所の点検で四十八池湿原までの経路は、たいてい池めぐりコースの一部を利用します。しかし、今回は帰路に、四十八池湿原から志賀山を経由して前山に戻りました。下図の緑のルートです。

ルートで通行困難になるような問題はみられませんでした。ただし、洗掘などにより岩や根が露出して歩きにくくなっている場所や段差にハシゴ階段が付けられている場所など、通行に注意を要する場所があります。

<池めぐりコース(赤色)と志賀山登山道(緑色)>

地図にも書かれているように志賀山の南側の山腹にはいくつかの池があり、登山道から見ることができます。どの池も志賀山の火山活動によりできた池です。

<四十八池湿原(左)と元池(右)。四十八池湿原の中に線状に続くのは木道。裏志賀山山頂付近から撮影。>

<大沼池の青色の水面を見ることができました。エメラルド色のような緑がかった青色の所もあれば、群青色のような紫がかった深い青色の所もあります。裏志賀山山頂付近から撮影。>

<黒姫池。水面は奥側にひょうたん状に続いています。裏志賀山と志賀山の中間付近から撮影。>

<右の水面は黒姫池。志賀の小池であったと思われる湿地が中央左に見えます。左端の線状に続くのが登山道。裏志賀山と志賀山の中間付近から撮影。>

<鬼の相撲場の池。志賀山山頂付近から撮影。奥に四十八池湿原の一部が見えます。>

<お釜池。志賀山山頂付近から撮影。>

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厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>