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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

田ノ原湿原

2013年07月22日
志賀高原
こんにちは、志賀高原からです。

今日は志賀高原で最も大きい湿原である田ノ原湿原(たのはらしつげん)です。
この湿原は、志賀火山からの溶岩流が川をせき止めてつくった湖の底の面にできているそうです。ミズゴケ等の植物の遺体が腐らずに長年積もってできた湿原です。

この田ノ原湿原で定点からの写真撮影を続けています。その理由は、湿原へのササの侵入の状況を記録するためです。開始して5年目になりますが、以前の写真と比べても幸い大きな変化は見られません。
ただし、地元の方のお話ではササが昔に比べて増えたとのことなので、もっと長い期間で比べると変化が分かるのだろうと思います。


湿原の南側の写真。写真の右側中央のこんもりして緑に白が混じったように見えるのがササの集まり。このほか小規模のものがその集まりと木道との間に散在している。


さて、志賀高原ではニッコウキスゲが見頃です。


標高1,500メートルを超える志賀高原。スキーシーズンだけでなく、避暑にもどうぞお出で下さい。