アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
<お知らせ>四十八池湿原の木道工事 8月中旬から始まります
2023年07月25日
志賀高原
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
<お知らせ>
志賀高原の四十八池湿原では8月中旬から木道工事が行われるため、湿原内の木道を通行できなくなります。工事は経年劣化した木道を付け替えるものです。
現在の木道は折れていたり、木道を留めているボルトが踏面よりも飛び出していたり、踏面の一部が崩れていたりなど、通行に注意が必要な箇所があります。そのような箇所は木道にピンク色のテープを付けています。注意して通行してください。
<木道が折れている箇所。踏面がぼろぼろになっている所も見られます。>
<ボルトが踏面より飛び出している箇所は複数あります。気付かずに靴を引っ掛ける、また、それによる転倒などの怪我を防ぐため、写真撮影後にピンク色のテープを付けました。>
なお、木道の工事中は、う回路を通行することになります。現地の案内標識に従ってう回してください。う回路からは湿原の植物を近くで撮影することは難しくなります。ご理解ください。
<前山リフト山麓駅近くにある工事のお知らせ。木道工事中でも硯川側の四阿(あずまや)と志賀山側のテラスは利用できるとのこと。>
<7月中旬まで斜面崩落の補修工事が行われていた箇所。左:2023年7月23日撮影、右:2021年7月30日(斜面崩落の当日か翌日)撮影。>
さて、7月23日は路線バスを利用して、志賀高原山の駅から四十八池湿原の最寄りの「ほたる温泉(硯川)」バス停まで移動しました。
乗ったバスが山の駅を出発する時には、トレッキングの格好をされた方で座席はほとんど埋まっていました。1グループではなく、少人数のグループが複数といった感じでした。
どこで下車されるのかと思っていたら「木戸池」バス停でした。木戸池で下車された方はおそらく「自然探勝コース」を利用されるのだと考えます。
参考までに、木戸池で下車して自然探勝コースを蓮池(山の駅)まで歩くと、所要時間は1時間30分から2時間です。自然探勝コースの見所は、木戸池、田ノ原湿原、三角池付近の原生林などたくさんあります。国道292号を縫うように歩くため、山の駅まで歩かずに途中でバスに乗車することも可能です。
では、話を戻します。
この日は、四十八池公衆便所の便槽の状態などを確認しました。確認の結果は特に問題ありませんでした。
このトイレには水道がありません。洗浄水は微生物で処理し、浄化された水を再度洗浄水に利用するというサイクルを繰り返します。利用人数が多くなると微生物の処理能力が追い付かなくなり、水質が悪化し、その状態が続くとトイレの利用を制限または一時的にトイレを閉鎖せざるを得なくなります。利用人数が多くならないよう、緊急の場合だけのご使用にご協力をお願いします。
近くの公衆便所は、ともに徒歩1時間程度の硯川と大沼池にあります。
<左:コバノイチヤクソウ、右:トキソウ>
<お知らせ>
志賀高原の四十八池湿原では8月中旬から木道工事が行われるため、湿原内の木道を通行できなくなります。工事は経年劣化した木道を付け替えるものです。
現在の木道は折れていたり、木道を留めているボルトが踏面よりも飛び出していたり、踏面の一部が崩れていたりなど、通行に注意が必要な箇所があります。そのような箇所は木道にピンク色のテープを付けています。注意して通行してください。
<木道が折れている箇所。踏面がぼろぼろになっている所も見られます。>
<ボルトが踏面より飛び出している箇所は複数あります。気付かずに靴を引っ掛ける、また、それによる転倒などの怪我を防ぐため、写真撮影後にピンク色のテープを付けました。>
なお、木道の工事中は、う回路を通行することになります。現地の案内標識に従ってう回してください。う回路からは湿原の植物を近くで撮影することは難しくなります。ご理解ください。
<前山リフト山麓駅近くにある工事のお知らせ。木道工事中でも硯川側の四阿(あずまや)と志賀山側のテラスは利用できるとのこと。>
<7月中旬まで斜面崩落の補修工事が行われていた箇所。左:2023年7月23日撮影、右:2021年7月30日(斜面崩落の当日か翌日)撮影。>
さて、7月23日は路線バスを利用して、志賀高原山の駅から四十八池湿原の最寄りの「ほたる温泉(硯川)」バス停まで移動しました。
乗ったバスが山の駅を出発する時には、トレッキングの格好をされた方で座席はほとんど埋まっていました。1グループではなく、少人数のグループが複数といった感じでした。
どこで下車されるのかと思っていたら「木戸池」バス停でした。木戸池で下車された方はおそらく「自然探勝コース」を利用されるのだと考えます。
参考までに、木戸池で下車して自然探勝コースを蓮池(山の駅)まで歩くと、所要時間は1時間30分から2時間です。自然探勝コースの見所は、木戸池、田ノ原湿原、三角池付近の原生林などたくさんあります。国道292号を縫うように歩くため、山の駅まで歩かずに途中でバスに乗車することも可能です。
では、話を戻します。
この日は、四十八池公衆便所の便槽の状態などを確認しました。確認の結果は特に問題ありませんでした。
このトイレには水道がありません。洗浄水は微生物で処理し、浄化された水を再度洗浄水に利用するというサイクルを繰り返します。利用人数が多くなると微生物の処理能力が追い付かなくなり、水質が悪化し、その状態が続くとトイレの利用を制限または一時的にトイレを閉鎖せざるを得なくなります。利用人数が多くならないよう、緊急の場合だけのご使用にご協力をお願いします。
近くの公衆便所は、ともに徒歩1時間程度の硯川と大沼池にあります。
<左:コバノイチヤクソウ、右:トキソウ>