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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原 紅葉 始まっています

2021年09月28日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

先日、稀なことなのですが、当事務所に志賀高原の紅葉の状況についての問合せがありました。

事務所は志賀高原の標高約1,500mにあり、蓮池(はすいけ)と西館山(にしだてやま)・東館山(ひがしたてやま)などの山々を見ることができます。

志賀高原管理官事務所から蓮池、西館山を望む

<事務所の駐車スペースから。左右方向の道路(国道292号)の向こうに蓮池。中央が西館山、右が東館山。左奥は焼額山。スキー場の滑走コースはウインターシーズンを前に草が刈払われました。>

昨年は、蓮池での紅葉の盛りは10月10日から15日頃でした(2020年12月24日の記事)。

紅葉の時期は標高1,500mでも朝晩冷え込みます。また、蓮池周辺で紅葉が進むと、志賀高原の標高の高い所(横手山や渋峠付近)では積雪することがあります。群馬県側からお越しの際は道路状況を確認ください。

では、志賀高原各所の紅葉の状況です。

■蓮池

蓮池では、池畔の低木は赤く色づいているものがあり、高木は色付き始めているところです。

蓮池の紅葉

<蓮池の紅葉をご覧いただく際、駐車は志賀高原山の駅や志賀高原総合会館98をご利用ください。>

■一沼(いちぬま)

蓮池から1.5kmほど山ノ内町市街地側に向かった(下った)ところにあります。麓から上ってくる場合は、最初に目に付く池です。

標高は約1,420mなのですが、低木が赤く色付く紅葉が9月下旬から見られます。

一沼の紅葉

<早い時間に撮影したので、林縁にある紅葉した低木は高木の陰になってあまり目立ちません。>

一沼の紅葉をご覧いただく際、駐車はサンバレー地区の駐車場(一沼から約200m蓮池寄り)をご利用ください。

■四十八池(しじゅうはちいけ)湿原

硯川地区のほたる温泉バス停から徒歩約1時間です。前山リフト(有料)を使えば徒歩約45分です。

ほたる温泉バス停の標高は約1,690m、前山リフト山頂駅の標高は約1,810m、また、四十八池湿原の標高は約1,880mです。

湿原の草は、わら色になったものが目立ちます。また、山の斜面では色づき始めたものが多くみられます。なお、濃い緑色で梢のとがった木は常緑の針葉樹なので紅葉しない木です。9月24日撮影。

四十八池湿原の紅葉

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