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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原の最近の様子

2021年07月06日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

最近の様子をお伝えします。

■7月1日に「横手山・志賀山開山祭」が、昨年に続き、今年も規模を縮小して行われました。環境省職員は参加しませんでした。

■志賀高原管理官事務所の近くのスキー場のゲレンデではニッコウキスゲが見頃です。ニッコウキスゲは志賀高原内の各地でも見られます。

丸池スキー場のニッコウキスゲ

この写真は丸池地区の国道292号沿いで7月6日に撮影しました。標高は約1,470mです。

ニッコウキスゲは一つの茎にいくつかの花が付き、順番に咲いていくので、花の咲いている時期は長いです。ただ、花期の終わりに近づくと、茎に残ったしおれた花びらが目立ち、また、茎にアブラムシが付くことがあります。このため、写真を撮るなら早めのほうが見栄えが良いと思います。

■蓮池(はすいけ)の木道のほとりにカエルの卵塊がありました。おそらくシュレーゲルアオガエルだと思います。6月28日撮影。

シュレーゲルアオガエルの卵塊

■蓮池の木道は一部が傾いています。注意して通行ください。

 

木道の傾き

<傾いた箇所の前後に注意喚起をしています。左から奥に向かって橋。手前側が木道。6月29日撮影。>

■四十八池湿原の近くにある公衆便所を開所しました。

この便所の特徴は、汚物を酵素や土壌内の微生物により分解し、浄化された水を洗浄水として再利用することです。トイレの利用人数が分解の能力を超えると、再利用のシステムに悪影響を及ぼし、トイレの使用中止につながります。これを防ぐため、緊急時のみ利用いただくようご協力をお願いします。

四十八池湿原を通過するコースでこのほかに使用可能なトイレは、熊の湯・硯川方面と大沼池方面ともに、四十八池湿原から徒歩約1時間の所にあります。

■四十八池湿原ではコバイケイソウが見頃です。今年は多くの株が花を付けています。いわゆる当たり年です。7月5日撮影。

四十八池湿原のコバイケイソウ

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。その一方で、熱中症にもご注意ください。

厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html>