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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

コバイケイソウ

2013年07月22日
志賀高原
こんにちは、志賀高原からです。

先日、「コバイケイソウ」について、漢字を当てると「小梅蕙草」で、花が梅に似ており、葉が蕙蘭(ケイラン)に似ているためと書きました(7月10日、中部山岳国立公園 後立山地区の日記。)。
その中でこの機会に確認してはどうでしょうと書いたので、今回、コバイケイソウの写真を載せます。撮影地は上信越高原国立公園の苗場山祓川登山口(新潟県南魚沼郡湯沢町)です。

まず、コバイケイソウの全体像です。この株の高さは約1.3メートルでした。
葉の様子はこれで分かると思います。茎の上のほうに付いた葉がケイランに似ているように感じます。



そして、花です。


これについては、人によっていろいろな感じ方があると思いました。
蛇足ですが、コバイケイソウはユリ科の植物なので、花の各部は3の倍数の数でできています。

今年は各地でコバイケイソウの開花の当たり年のようです。「コバイケイソウ 当たり年」で検索すると、長野自然環境事務所管内だけでも先の八方尾根(長野県白馬村)のほか、栂池自然園(長野県小谷村)、表銀座縦走コースの大天井岳から西岳の間(長野県大町市、松本市)、高谷池(新潟県妙高市)、朝日岳周辺(新潟県糸魚川市、富山県朝日町)などがヒットします。
8月上旬ころまでが見頃だと思います。どうぞ国立公園にお出で下さい。