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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

苗場山の山頂部で紅葉が始まっています

2023年10月05日
志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
 
「苗場山」は長野県と新潟県にまたがる山で標高は2,145mです。
日本百名山に選ばれていたり、麓にあるスキー場が有名だったりと名前を聞く機会のある山だと思います。
 
9月29日は、長野県栄村にある小赤沢三合目を出発し山頂に到着した後、道を少し戻り平太郎尾根を経由して栃川高原口に下山するルートを歩きました。苗場山山頂部に整備した木道などの施設と平太郎尾根の登山道の状態などを確認するためです。
 
山頂部では紅葉が始まっていました。
苗場山山頂部の紅葉

苗場山山頂部の湿原
 
また、食毒や名前は分かりませんがキノコが何種類も見られました。
キノコ
  
では、登山道の状況です。
 
■小赤沢三合目から山頂部まで
雨が降っていたので、上りながら次の作業をしました。
・登山道の水たまりの水を抜くために溝を作る
・登山道を流れ下る水を登山道の外に流すための水切りを作る
・流れ下る水の流速を緩やかにするために、石や木を組んで越流するような浅い水たまりを作る
 
下の写真では、水たまりがあると左側の植物を踏んで歩く利用者がいるので、植生が薄くなっています。水たまりの水を抜くため撮影後に右側(谷側)に溝を作りました。
登山道の水たまり
 
下の写真では、手前の木の根が地表より高くなっているので水がたまってしまいます。
その奥の水たまりは右側に少しずつ流れていますが、流出するところを広げて水を流れやすくしました。
登山道の水たまり
  
■山頂部
木道などの施設には変状がほとんど見られませんでした。
木道を歩き、湿原に入らないようにしてください。
 
■平太郎尾根
難易度の高いコースだと感じました。
例えば、下の写真のように沢を渡る箇所では、自分でルートを見つけて石伝いに渡ります。ピンクのテープは登山道であることを示すためのもので、色あせていないので比較的最近付けられたようです。
沢を渡る
 
四合目から栃川渡渉点までのロープの連続する箇所のうちの一つ。
ロープを利用する箇所
 
 
本州でも標高の高い所では結氷や初雪の便りが聞かれます。防寒の準備をしてお出かけください。