ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園 立山

157件の記事があります。

2021年09月22日立山室堂・弥陀ヶ原周辺の紅葉状況

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。立山管理官事務所の一ノ枝です。

アルペンルート沿いの弥陀ヶ原と室堂の現在の紅葉情報です。(写真は9/21撮影)

<弥陀ヶ原から鍬崎山方面>

<弥陀ヶ原から立山方面>

<天狗山の紅葉>

<室堂から雄山(立山)方面>

<雷鳥沢野営場と剱御前方面>

あっという間に秋が進んでいました。

気温も平地とは違いかなり寒くなってきているので防寒対策はしっかりと準備をお願いします。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2021年08月26日立山代替歩道

中部山岳国立公園 立山 平松新一

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。

 8月11日に代替歩道の状態確認と整備に行ってきたので、今回はそのときの様子をお話しします。

代替歩道は、正式には地獄谷代替歩道と言い、下図のように室堂から雷鳥沢に通じています。この道は、現在ある室堂から雷鳥沢への登山道が地獄谷からのガス濃度の増加によって通行できなくなったときの代わりのルートとして、環境省が2015年に整備しました。名称は代替歩道ですが、道は整備されているので利用可能です。ただし、ルート上に雪が残っていることも多く、今年は8月上旬から利用できるようになりました。

<室堂周辺と代替歩道>

 ルートの大部分は道がわかりやすく歩きやすいのですが、一部区間は道がウラジロタデに覆われて分かりにくくなっていたため、これらを刈り込みました。また、溝を渡る場所には鋼板を設置しました。

 <大部分は見晴らしの良い道>              <ウラジロタデに覆われた道の一部>

<ウラジロタデの刈り込み>              <溝を渡る場所に鋼板を設置>

 このルートを歩いていて面白いと思ったのは、他の場所ではすでに咲き終わっているチングルマやシナノキンバイなどが、ここではまだ咲いていたことです。雪解け後に芽吹いた植物たちが他の場所よりも遅くに花を咲かせたのでしょう。そんな植物を見ながらの山歩きも楽しいですよ。

<チングルマ(左)やシナノキンバイ(右)など、早くに咲く花がまだ咲いていました>

<タカネヤハズハハコ>                  <ヨツバシオガマ>

 眺めの良さや高山植物など見所のある代替歩道ですが、登山道ですのでスニーカーやサンダルで歩くのは滑りやすく危険です。十分な登山装備で歩いてくださいね。

<室堂側からの代替歩道入口>

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2021年08月19日黒部峡谷「欅平」とそこへ続く道

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

先日、黒部峡谷の欅平へ巡視に行ってきました。

宇奈月駅からトロッコ列車に揺られ黒部峡谷の絶景を楽しみながら、1時間20分で終点の欅平駅に到着です。

<今年は黒部峡谷鉄道開業50周年。今年限定のヘッドマークが付いています。>

<宇奈月駅を出発してすぐの新山彦橋から>

夏は、窓無しの普通客車は風が通り抜け心地よいです。盆を過ぎて平地でも秋の気配が感じられる時期になるとトロッコ内は寒いくらいですので、風よけとなる上着を準備されることをおすすめします。

欅平駅を出てすぐ前の広場に建っているのが欅平ビジターセンターです。

ここで、周辺の観光情報、登山情報、自然情報などを収集することができますので、まずは一度立ち寄りたい場所です。

駅のすぐ下を流れる川が黒部川です。階段を下りきると河原展望台です。足湯もあります。

<足湯9:00~15:00 ※協力金箱を設置しています。ご協力をお願い致します。>

河原へ行けるかは、その日の川の水量によって開閉を決めています。また、猿飛峡へは落石の危険があるため昨年に引き続き今年も行くことができません。

欅平駅からビジターセンター横に上に登る道があります。そこは、パノラマ展望台へと向かう登山道になっています。急峻な道を1時間程登っていきますので、観光客の方は相応体力に自信がある方向けです。

<パノラマ展望台。この日は雲が多くあまり眺望はないが心地よい風が吹いていた>

欅平から約1時間の祖母谷温泉まで向かいました。

<奥鐘橋からの黒部川>

<名剣温泉先から遠くに見えるのが唐松岳方面>

 

<トンネルを歩いていくと異空間へ誘われている感覚に>

祖母谷温泉到着です。

<左の建物が祖母谷温泉。下に流れるのが祖母谷川>

<祖母谷地獄。祖母谷、名剣、猿飛山荘、足湯の源泉はここから引っぱっている>

祖母谷温泉小屋のご主人にお話をお伺いしました。

祖母谷から先は白馬岳と唐松岳へ向かう主要な登山道が2つあり、毎年、草刈りや補修を山小屋関係の皆さんが担っていますが、高齢化など年々厳しくなってきているという状況とのことでした。祖母谷温泉の標高が770m、白馬岳(2932m)、唐松岳(2695m)ですから、高低差を見てもかなりの健脚向けのコースであることは間違いないですが、主要な後立山連峰へと続く道を絶やしてはならないとお話を伺い感じました。

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2021年08月03日五色ヶ原巡視

中部山岳国立公園 立山 平松新一

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。

 7月20日、21日に、五色ヶ原の巡視に行ってきました。今回はこの巡視についてお話しします。

五色ヶ原は立山から薬師岳に続く立山連峰の途中にある台地状の草原で、池塘やその周りに多くの高山植物が生育しています。この周辺には環境省が整備している登山道があり、その現状を把握することも巡視目的の一つでした。

<富山大立山観測所付近から、中央のなだらかな場所が五色ヶ原>

 五色ヶ原までは、室堂から約5時間の道のりです。五色ヶ原までの道は十分通行できますが、一部の木道が滑りやすくなっているので、そのような場所は気をつけて歩くことが必要です。道中ではたくさんの高山植物が見られました。

  

      <ミヤマリンドウ>                   <シナノキンバイ>

      <タカネツメクサ>                   <ハクサンイチゲ>

       

       <チングルマ>                   <ハクサンシャクナゲ>

     <トウヤクリンドウ>                 <ミヤマダイコンソウ>

 鬼岳や獅子岳、ザラ峠を越えて五色ヶ原に向かいます。鬼岳の東面は遅くまで雪が残る場所ですが、五色ヶ原山荘のご主人が週に2日程度、残雪を切って道をつけておられるとのことでした。

  

           

  <雪の残る鬼岳東面>                   <獅子岳山頂>

  <獅子岳から望む雄山>                 <ザラ峠>   

 五色ヶ原山荘は、まるで大草原の小さな家を思わせるような立地にあります。山荘から10分ほど下った場所にはキャンプ場もありますが、まだ雪が残っている場所もありました。五色ヶ原周辺の木道の状況は比較的良好でした。

<五色ヶ原山荘>

     <五色ヶ原キャンプ場>                  <五色ヶ原の木道>

 五色ヶ原には湿地を好むハクサンコザクラやハクサンオオバコなどの植物が生育しています。

     <ハクサンコザクラ>                  <ハクサンオオバコ>

      <コバイケイソウ>                  <アオノツガザクラ>

 五色ヶ原山荘に着き、山荘のご主人にお話を伺ったところ、コロナ禍で山荘の経営はこれまでになく厳しいとのことでした。また、残雪を切って道を作るほかにも、登山道の草刈りをしたり、道迷いしないように石にペンキを塗ったりするなど、山荘の仕事以外にもたくさんのことをやっておられるとのことでした。そのおかげで、私たちが安全に、楽しく登山できるのだということを忘れてはならないと思いました。

 その一方で、これらの仕事も年齢とともにきつくなってきたこともお話しされていました。山荘の方々の日々の努力に感謝するとともに、これらの負担を今後少しでも軽減できるよう、私たちも含めみんなで考えていかねばならないと強く思いました。

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2021年07月07日朝日岳山開き

中部山岳国立公園 立山 平松新一

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。

 7月3日から4日にかけて、朝日岳山開きに参加してきました。昨年度はコロナの影響で実施できなかったそうで、今年は2年ぶりの開催でした。3日は雨こそ降らなかったものの始終ガスがかかっていて、周辺の山々を見ることはできませんでした。それでも、高山植物はすでに咲き始めていて、草花に癒やされながら登山することができました。そこでここでは登山行程と登山中に見られた花について紹介します。

 登山口である北又小屋からイブリ山までの多くは林の中の道です。途中1合目から順に標識があって、10合目がイブリ山山頂です。多くの標識はクマにかじられたのか、破損していました。

     

       <登山口のある北又小屋>              <三合目 標識が破損している>

 イブリ山までの林床には、所々で花が咲いていました。

     

          <イチヤクソウ>                    <サンカヨウ>

     

  <オオサクラソウ>                   <シラネアオイ>

 イブリ山を過ぎると高木は少なくなり、やがて明るい草原に出ます。そこは夕日ヶ原と呼ばれる場所で、チングルマなどの高山植物が見られます。

      

  •    <イブリ山山頂 ここまでで全行程の約2/3>               <夕日ヶ原>

       <チングルマ>                    <キヌガサソウ> 

 

       <イワイチョウ>                  <ミヤマキンポウゲ>         

 登山口から7時間、目的地の朝日小屋に着きました。小屋の横には朝日神社があり、ここで山開きの神事が行われました。

 この日の朝日岳にはガスがかかっていて、全容を見ることはできませんでしたが、ガスの晴れ間から雪倉岳や白馬岳を見ることができました。

      <朝日小屋>                      <朝日神社>

       

    <ガスのかかる朝日岳方面>              <雪倉岳(左)と白馬岳(右)>

 小屋の周りにも多くの高山植物が見られました。ライチョウもいましたが、写真に収めることはできませんでした。

      

      <ハクサンチドリ>                   <ハクサンイチゲ>

      

       <ミネズオウ>                   <シロウマアサツキ>

 翌4日は朝から雨、その後も強く降る可能性があるとのことで、朝日岳でのご来光はおろか、山頂へも行かず下山となりました。

 今回の登山では大蓮華山保勝会の皆さんに大変お世話になりました。大蓮華山保勝会は朝日岳を中心に活動しており、ガイド活動や登山道の整備などを行っているそうです。私のグループも保勝会の大和リーダーのもと、一人の脱落者も出ることなく、また見事なペース配分で行程を完遂することができました。保勝会の皆様、ありがとうございました。

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2021年07月01日立山夏山開き。立山自然保護センターにてAR展開催中!

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

7/1より立山は夏山開きとなりました。

夏山開きですが、室堂より雄山(立山)に向かう途中(一ノ越手前)の登山道は一部残雪が残っていますので通行にはご注意ください。(その他にも立山周辺は多く残雪がある場所がありますので、登山の計画には事前の情報収集をしっかりと行ってください。)

その2日前には、関係者の皆さんで雪渓切りを行いました。

<6/29 安全に歩けるように、一生懸命スコップを振るいました。>

立山頂上にある雄山神社峰本社の開山期間は7/1~9/30までとなります。

また、7月1日(木)より室堂の立山自然保護センターにて「環境省 国立公園アクティブ・レンジャー展」を開催しています。

<立山自然保護センター。室堂ターミナルから渡り通路を歩いてすぐ>



『環境省 国立公園アクティブ・レンジャー展』

会期:令和3年7月1日(木)~7月27日(火)

会場:立山自然保護センター 階段通路にて

開場時間: 8:301700

3つの国立公園(上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳)内のアクティブ・レンジャーが昨年度の業務中に撮ったものの中から選出し展示しています。今年度は、「アクティブ・レンジャーの仕事」に関する写真も多く展示しています。

「国立公園って何?」「環境省って国立公園で何してるの?」「アクティブ・レンジャー(レンジャー)って何をしているの?」

など、普段気にしていなかった国立公園について知れる機会となっていますので、立山へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

<自然保護センターの階段通路にて展示>

現在、アンケートにご協力いただいた方にオリジナル4色ボールペンを差し上げています。(数量限定。なくなり次第終了します。)

<自然保護センター3階にてアンケート実施中>

立山自然保護センターは、他にも立山の自然、ライチョウ、動植物などの紹介の展示がありますので、覗いてみてください。

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2021年06月04日ライチョウについての講演・観察会

中部山岳国立公園 立山 平松新一

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。

 立山では雪解けが進むと同時に、ライチョウは真っ白だった冬羽が夏羽に変わります。そんな時期、富山県立山自然保護センターでライチョウの講演・観察会があるとお聞きしたので参加してきました。

講演されたのは富山雷鳥研究会の松田勉さんです。松田さんは富山県が5年に一度行っているライチョウ調査の中心メンバーとして活動され、立山のライチョウについて長年研究されてきた方です。

 

<立山自然保護センターで講演される松田勉さん>

講演では松田さんらをはじめとする富山雷鳥研究会が調査研究を行ってきた成果を中心に、立山のライチョウの生態についてとても興味深いお話を伺うことができました。例えば、ライチョウはときどき長距離移動することがありますが、それはほとんどがメス個体だそうです。確かに石川県の白山で数年前に目撃されていた個体もメスでした。オスは繁殖時期の間縄張りをつくり、その縄張りから離れることができないのに対して、メスはより良い場所を見つけるために遠くまで移動することと関係しているようです。

縄張りをつくることができなかったあぶれオスに関する話も聞きました。あぶれオスは、縄張りをもったオスの領域に入るとそのオスから追い払われてしまいます。行く場所行く場所で追いやられ、肩身の狭い思いをするあぶれオスですが、時には縄張りを持ったオスの目を盗み、縄張り内にいるメスに交尾を迫ることもあるということでした。ライチョウの世界もなかなかのものですね。

 

<観察会で話をされる松田勉さん>

観察会ではみくりが池付近まで歩き、ライチョウやその痕跡を見つけました。指まで羽毛が生えていることや、餌となる植物のガンコウラン、ライチョウのフンまで観察でき、ひとつひとつ丁寧に解説いただきました。

 

<夏羽に変わってきたオス>

 

<雪上に残っていたライチョウのフン>

 このような講演や観察会に参加することで、ただ歩いているだけでは気づかなかったことにも目が向くようになります。立山だけでなくそれぞれの地域で様々なイベントが行われています。皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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2021年05月13日ナチュラリストによる自然観察ツアー

中部山岳国立公園 立山 平松新一

 こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。4月から新たにアクティブ・レンジャーとなりました。これからよろしくお願いします。

 さて、連休中は天気が荒れていたことや、新型コロナの影響もあって、立山に来られた方は例年よりも少ないようでした。ただ、5月4日は好天に恵まれ、室堂には多くの方が訪れていました。

 

<好天に恵まれた5月4日の白山室堂>

 そんな中、富山県立山自然保護センターでは、弥陀ヶ原と室堂平でナチュラリストによる自然観察ツアーが行われていました。立山の自然や歴史について解説いただけるとてもいい機会でしたので、私も室堂平のツアーに参加しました。

 今回解説いただいたのは佐伯克美さん。元中学校の校長先生で、現在は県のナチュラリスト協会に所属し、立山などで自然解説を行っているほか、富山県の山岳関係の本も執筆されている著名な方でした。

<山岳情報ボードの前で解説される佐伯克美さん>

 観察ツアーは約2時間、立山自然保護センターを出発し、室堂山荘からミドリガ池、ミクリガ池を経由して戻ってくるコースです。私自身も白山麓などで自然解説をした経験はありますが、雪上の高山でガイドを行ったことがなく、とても楽しみでした。

 予想通り佐伯さんの解説は素晴らしく、自分が山に登った体験を踏まえて立山地域の説明をしたり、室堂の歴史や周囲に見える山々の説明をしたりととても興味深いものでした。また坂道では歩き方にも気を配るなど、参加者が安心して歩けるよう配慮されていました。おかげで、2時間近く歩いたにもかかわらず、とても楽しく、かつ勉強になる充実した時間を過ごすことができました。

<室堂石室での解説>

<立山連峰についての解説>

 立山では佐伯さんのような方々をはじめ、多くの人たちが立山の自然について皆さんに知ってもらうための活動や、貴重な自然を守るための活動をしています。今後もこのような人たちや立山で行われている活動、また立山の自然についてこの場を通して情報発信していきたいと思います。

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2021年04月30日ゴールデンウィーク初日。室堂平周辺の様子。

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

ゴールデンウィーク(GW)初日の4月29日に室堂平へ行ってきました。

昨年は、新型コロナウィルスのため緊急事態宣言でアルペンルート開通も延期となってしまいました。

今年は、4月15日より開通をしています。

29日のGW初日ですが、あいにくの雨模様です。

<室堂から雷鳥荘へ向かう歩道>

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域もあり、室堂ターミナル周辺の人もまばらでした。

4/29午前中の室堂ターミナル>

昨年に引き続き、例年のような賑やかさを取り戻すのにはもう少し時間がかかりそうです。

それでも、室堂ではまだまだ雪があり、スキー、スノーボード、登山、を楽しめます。

中には徐々に積雪から植生が見えだしてきた場所もあります。植生保護のため、植生内には踏み入れないようにお願いします。

<ハイマツがかなり見えだしている。建物はみくりが池温泉>

また、火山ガス事故防止のため、地獄谷エリアの立入りを禁止しています。ロープが張っている場所や看板、ポールでバッテン(×)している先へは立ち入らないでください。

 

 

<看板やポールも融雪、風など環境により変化していくため、メンテナンスが必要>

皆さまのご協力をお願いします。

<てくてく歩いていたライチョウ1羽>

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2021年04月26日アルペンルート全線開業50周年。積雪期の利用ルール。

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

4月15日より立山黒部アルペンルートが開通しました。

今年は全線開業50周年という記念すべき年で、様々な催し物が開催されています。

室堂平はアルペンルート上で最高地点の標高2450mです。立山の冬は厳しい豪雪地帯ですが、その中でも特に集中して雪が積もる場所が室堂平にあります。それが「雪の大谷」です。

今年は「雪の大谷メモリアルウォーク」として歩くことができます。

<雪の大谷とバス>

開通当日(4/15)で最高14mの高さがあります。例年に比べて積雪は少ないですが、今年は開業当初の雪の大谷を再現している区間があります。1車線の区間を通過する際は大迫力です!(※歩いて通行はできません。)

<この先が1車線区間。車内から臨場感を体験できる。>

また、雪の大谷を上から見ることができる場所まで歩いて行くことができます。(一度室堂ターミナルへ戻り、屋上へ出て歩きます。)

<当然ですが、雪の上を歩いて行きます。>

<上から見た雪の大谷>

<雪のカレンダー>

<除雪車「熊太郎」展示>

お立ち寄りの際はぜひご覧ください。

また、この時期に室堂平周辺では利用ルールがありますのでご覧になり、ルールをお守りください。

ルールマップ印刷はこちら

○立入り禁止区域があります。(詳しくはマップをご確認ください)

・地獄谷立入禁止区域

・除雪作業区域

・ライチョウ保護区域

○ハイマツなどの植生が出ている場所は踏み込まないでください。

○登山、スキー、スノーボードをされる方は以下の点もお守りください。

・入山届を室堂ターミナルで提出をお願いします。

・雪崩ビーコン、プローブ、ショベルを携帯ください。

・携帯トイレを携行してください。

・融雪防止剤は使用しないでください。

・山岳保険に加入しましょう。

室堂平駅をはじめ、アルペンルート各駅周辺にポスターやチラシを掲載しております。(※新型コロナのため、パンフレットを設置していない場合があります。)

この時期の室堂平は厳冬期に近い気象条件です。登山、スキー、スノーボードをするには冬山に対する知識・技術が必要になりますので、十分な計画、情報収集をお願いします。

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