アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
ニリンソウの遊歩道 大倉新道
2019年05月24日
志賀高原
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
志賀高原には、いろいろなトレッキングコースがあり、体力や時間に応じて選ぶことができるので、いろいろな方が楽しめると思います。
今回は、高低差がほとんどなく約1時間で歩ける「大倉新道(おおくらしんどう)」というトレッキングコースを紹介します。5月23日に歩きました。
この時期の目当てはニリンソウです。残念ながら、今年は開花が遅く、咲いているものはわずかでした。
<もうしばらくすると、写真中央の平坦な場所がニリンソウのお花畑になります。>
このほかにも早い時期に咲く花を見ることができました。
<上左:エンレイソウ、上右:ミズバショウ、下左:ヤマエンゴサク、下右:オオカメノキ>
また、このコースは志賀山などの山並みも見どころの一つです。
<左のピークのほうがわずかに高く裏志賀山と呼ばれています。右のピークが志賀山。>
「大倉新道」の場所は、高天ヶ原(たかまがはら)地区の西にある西館山(にしだてやま)の西側です(下図の赤い線)。パノラマパーキングと西発哺地区を結びます。西発哺近くでは西館山スキー場のゲレンデを歩きます。
【5月23日時点での注意点】
・まだ誘導標識が設置されていませんでした。西館山スキー場のゲレンデを歩く際は、進行方向にご注意ください。
・トレッキングコースが西館山スキー場のゲレンデと合流する地点では、まだスキーの転落防止ネットが張られたままでした。ネットをくぐるなど通過に工夫が必要です。
・ぬかるむ箇所がありました。また、約3m×2箇所だけ残雪の上を歩きました。
・トレッキングでは、足元や持ち物の準備をして、けがをしないように注意してください。