ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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妙高戸隠連山国立公園

250件の記事があります。

2020年09月08日ロングトレイル全線踏査

妙高戸隠連山国立公園 土屋達郎

妙高戸隠連山国立公園利用促進のために計画しているロングトレイルはいよいよ大詰めを迎えております。

今回は、案内標識の作成業務を請け負っていただいている「くりこま高原自然学校」のスタッフの方が5日間の日程で全線踏査を行うのに合わせ、戸隠自然保護官事務所も管轄地域である長野県側の踏査(初日、2日目、5日目)に同行しました。

「くりこま高原自然学校」は、全長1025kmという超ロングトレイルである「みちのく潮風トレイル」開通で培ったノウハウを当ロングトレイルに活かして、案内標識の設置場所とその内容を検討してくれます。

初日。朝、長野駅に観光協会や市役所の方など関係者7人が集合しました。 ここから戸隠、笹ヶ峰を経由し、妙高市、野尻湖を経て斑尾山の頂上まで続く総延長約86㎞のロングトレイルの始まりです。

天気にも恵まれ旅の出発は気分が高まりますね。

ロングトレイルの利用者が迷わないよう、駅前から分岐等に出くわす度に、どこにどんな案内標識を取り付けたらわかりやすいかを検討・決定し記録する作業しながら歩いていきます。

今後この記録をもとに標識を作成していくことになります。

いつもならたくさんの人で賑わっているであろう長野駅から続く善光寺までの参道も、コロナの影響でしょうけど人通りが少なくてびっくり。

<善光寺>

善光寺を過ぎてからは裏通り的な細い道に入ります。普段通らない道を歩くのは楽しいものですね。途中山道や田園地帯も通り、芋井支所からは予めデポしておいた車も用いてこの日は戸隠古道に入るあたりまで調査を行いました。

<踏査>

2日目。朝、「戸隠そば博物館とんくるりん」に集合。この日は、戸隠自然保護官事務所からは私一人だけ参加。総勢6人。この日は宝光社の270段ほどあると言われる階段といい、なかなか太腿がパンパンになる行程でしたよ。 ちなみに階段の正確な段数は知りません。いつも数えながら上るのですが、いつも途中であやふやになります。どなたか正確な段数をお教えください。

<宝光社の階段>

<標識設置調査>

途中、中社の大鳥居の建て替え工事も見ごたえがありましたよ。建て替えが行われるのは80年ぶりのことだそうです。クレーンがなかったであろう80年前の大鳥居は一体どうやって建てたのでしょうね。

<中社大鳥居①>

<中社大鳥居②>

<夜の中社大鳥居>

そして最終日。黒姫高原スノーパークの駐車場に集合し、車で御巣鷹林道を走って黒姫山西登山口へ。そこから黒姫山登山道の本線分岐まで歩いて登り、標識設置場所を検討しました。さすがスタッフの皆さんは歩くのが速いこと。

笹ヶ峰へ抜ける道の途中で巨大なカツラの木に出会いました。ハート形のカツラの葉にはマルトースという成分が含まれていて落葉するとこれがマルトール(カラメル)に変化して甘い香りを出すのです。きっと秋には焦がしプリンのような甘い香りに包まれることでしょうね。

<カツラの巨木>

その後、雨が降り出しましたが、古池側からの登山道を新道分岐まで踏査。戸隠牧場までの道も繋いで、今回の踏査は終了となりました。

クタクタになりましたが、ロングトレイル開通まであと少しと思うと疲れも吹き飛びますね。

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2020年07月01日ロングトレイル写真展開催します!

妙高戸隠連山国立公園 土屋達郎

妙高戸隠連山国立公園を利用したロングトレイル計画を進めていることは何度かお伝えしておりますが、この度、そのロングトレイルの写真展を開催することになりました。

これは公益財団法人 八十二文化財団さん(長野県民の方にはおなじみの八十二銀行が設立した、長野県の芸術・文化を育む活動をされている財団です)の『ギャラリープラザ長野』のスペースをお借りして毎年行われている写真展の一環です。

昨年のテーマは「一目五山」でしたが、今年はロングトレイル開通を目指してテーマはもちろん「ロングトレイル」

計画されているロングトレイル周辺の素敵な景色を集めてみました。 ぜひ皆さん、ご覧ください! 

あっお出かけの際はマスクを忘れずに!!

写真展【自然と文化の融合する道】

~妙高戸隠連山国立公園とロングトレイル~

開催場所:ギャラリープラザ長野

開催期間:2020年7月6日(月)~8月7日(金)  ※土日祝日休館

開館時間:9:00~16:00

入館無料

詳しくはこちら⇒ギャラリープラザ長野

ギャラリープラザ長野

長野市新田町1513-2 「82プラザ長野」内

※「もんぜんぷら座」の向かい側

★八十二別館(本店隣)の会場ではありませんのでご注意ください

妙高戸隠連山国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。妙高戸隠連山国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月26日いもり池・外来スイレン枯らそう大作戦!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

6/2224、いもり池での外来スイレン駆除を目的に、妙高市事業で遮光シートを設置しました。

このシートを設置することにより、成長に必要な太陽光を遮り、2~3年でスイレンを根から枯らす

ことができます。

いもり池のシート設置区域

赤枠部分がシートを設置する候補地で、設置面積は10m×60m600㎡の範囲。

作業には生命地域妙高環境サポーターズ、地元の池の平温泉区の皆さんが集まり実施しました。

作業はまず、設置箇所の下刈りと遮光シートの連結作業に分かれスタート。

設置作業のようす

スイレンの繁茂する池は行きたい方向へ進むのも難しいのですが、スイレン刈り取り用の鎌だけで漕ぎ入れる強者の下刈り部隊の皆さん。スイレンを刈る、ボートを漕ぐを鎌だけでこなすという達者っぷりで、みるみる刈り取りが進みます。

一方のシート連結では昨年度環境省の事業で行ったシート敷設試験の中で比較した3種類のシート中から、強度、施工の効率等をふまえ選定したシートを面積にあうよう結束バンドで固定していきます。

昨年の試験では、隣り合うシートどうしを1m間隔に連結しましたが、シート下のスイレンの光を求めようとする力は想像以上で、隙間をぬって葉を広げるスイレンも多くいたことから間隔を25㎝に設定し、更に重ねしろを多くとるよう改善を図っています(その分労力もたくさん必要なので、ボランティアの方の力はありがたかったです)。

シートを設置する様子1

完成したシートの先端を3艇の船に乗せ、対岸から牽引ロープで引っ張ります。

いもり池のシート設置の様子2

岸からは引っ張る速度にあわせシートを送りだしていき、最後に上から重しを設置して作業完了です。

これから経過を観察し、うまくいけば次年度以降で設置面積を広げ、部分的にはなりますが、グリーンシーズンを通して逆さ妙高を楽しめるいもり池になるかもしれません。また追って状況をお伝えしていきます。

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2020年06月26日いもり池・外来スイレン枯らそう大作戦!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

6/2224、いもり池での外来スイレン駆除を目的に、妙高市事業で遮光シートを設置しました。

このシートを設置することにより、成長に必要な太陽光を遮り、2~3年でスイレンを根から枯らす

ことができます。

いもり池のシート設置区域

赤枠部分がシートを設置する候補地で、設置面積は10m×60m600㎡の範囲。

作業には生命地域妙高環境サポーターズ、地元の池の平温泉区の皆さんが集まり実施しました。

作業はまず、設置箇所の下刈りと遮光シートの連結作業に分かれスタート。

設置作業のようす

スイレンの繁茂する池は行きたい方向へ進むのも難しいのですが、スイレン刈り取り用の鎌だけで漕ぎ入れる強者の下刈り部隊の皆さん。スイレンを刈る、ボートを漕ぐを鎌だけでこなすという達者っぷりで、みるみる刈り取りが進みます。

一方のシート連結では昨年度環境省の事業で行ったシート敷設試験の中で比較した3種類のシート中から、強度、施工の効率等をふまえ選定したシートを面積にあうよう結束バンドで固定していきます。

昨年の試験では、隣り合うシートどうしを1m間隔に連結しましたが、シート下のスイレンの光を求めようとする力は想像以上で、隙間をぬって葉を広げるスイレンも多くいたことから間隔を25㎝に設定し、更に重ねしろを多くとるよう改善を図っています(その分労力もたくさん必要なので、ボランティアの方の力はありがたかったです)。

シートを設置する様子1

完成したシートの先端を3艇の船に乗せ、対岸から牽引ロープで引っ張ります。

いもり池のシート設置の様子2

岸からは引っ張る速度にあわせシートを送りだしていき、最後に上から重しを設置して作業完了です。

これから経過を観察し、うまくいけば次年度以降で設置面積を広げ、部分的にはなりますが、グリーンシーズンを通して逆さ妙高を楽しめるいもり池になるかもしれません。また追って状況をお伝えしていきます。

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2020年06月19日黒姫山登山道巡視

妙高戸隠連山国立公園 土屋達郎

黒姫山は妙高戸隠連山国立公園内にあり、妙高山・戸隠山・飯縄山・斑尾山とともに北信五岳と呼ばれる山の一つです。 今年はコロナ禍の影響で毎年行っている黒姫山開山祭が中止になり、その代わりに地元関係者のみで登頂し黒姫山登山の安全祈願が行われました。

参加者は地元登山ガイドの方を筆頭に観光協会の方など関係者7名。戸隠自然保護官事務所としては、倒木の状況確認など登山道調査も兼ねています。

ルートは黒姫高原スノーパーク側の小泉登山道を登り、頂上の七つ池を巡り、表登山道を降りて町民の森に下山するというもの。黒姫山に登るには戸隠の大橋登山口からの新道ルートが一般的なのに対し、今回のルートは標高差上り約1,200m下り約1,300mという、最近運動不足の私にとってはなかなか過酷なルートでしたよ。

<今回のルート>

ちなみに昨年私はまだ雪のある時期にこのルートで登頂を試みましたが、外輪山の稜線の雪庇が張り出していて雪崩が怖くて敗退した経験があります。

<昨年5月の黒姫山外輪山上部>

朝7:00黒姫高原スノーパークをスタート。雪のないスキー場のゲレンデを登っていきます。最初は環境省の制服を着ていた私たちでしたが、熱中症になりそうなくらい暑くてすぐにTシャツ1枚に。

<スキー場を登ります>

<ブナの巨木帯を進みます>

<登山道の倒木除去>

<登山道の看板修理>

黒姫山は今、オサバグサが見ごろを迎えています。葉がシダのような形をしていて珍しい植物ですね。

<葉がシダのようです>

<オサバグサの群落>

<オサバグサのアップ>

<オサバグサのもっとアップ>

ひいひい言いながら稜線部に出ると今度は火口に向かって森の中をずんずん降りていきます。するといきなり視界が開けました。

<黒姫山火口原>

黒姫山は火山で頂上部には火口跡があってその中には草原(湿原)が広がっています。黒姫山湖沼・湿原群と呼ばれ環境省の指定する「日本の重要湿地500」のうちのひとつです。「七つ池」と呼ばれる池が点在していますが、実際にはもう少し数が多そうです。 ちなみに火口の内側は国立公園の中でも最も利用規制の厳しい特別保護地区にも指定されています。

この日は午前中は晴天で暖かく、そよ風に吹かれながら広々とした草原の中を気持ちよく歩くことが出来ました。 また火口の中には小黒姫(御巣鷹山)(2,046m)と呼ばれる小山があり、これがおよそ4万年前の黒姫山の最後の噴火の時にできた中央火口丘と考えられています。ただ黒姫山の最高地点である頂上(2,053m)は外輪山の稜線上にあります。

<森を抜けるといきなり視界が開けます>

<七ツ池>

<大草原>

<大池と小黒姫(御巣鷹山)>

七つ池から再び急登を登って外輪山の稜線部に出て頂上へ。頂上の祠で信州しなの町観光協会長による今年の黒姫山登山の安全祈願が行われました。

<観光協会長による安全祈願>

<頂上から望む野尻湖>

下山は登りルートとは異なる表登山道へ。ブナ帯が広がる森をずんずん降りていきます。だんだん霧に包まれてきました。霧とブナの森の組み合わせはなかなか幻想的ですね。またこのルートは途中にヒカリゴケなどの見どころもあって楽しませてくれるルートですよ。

<新緑の美しいブナ>

<枝ぶりがすごい>

<新緑~>

<ブナの森>

<霧で幻想的なブナ>

<霧で幻想的なブナの森>

<ヒカリゴケ説明>

<確かに光ってる>

途中から小雨模様に。合羽を着て歩きます。雨の森もいい感じです。 夕方18:00ヘロヘロになりながら「町民の森」の表登山口に到着。長かった~。 皆さん、お疲れ様でした! 私にとっては滅多に登らないルートなのでとても有意義な巡視でした。

<途中から雨模様に>

<やっとの思いでゴール>

その他、黒姫山で見られた花たち。いやぁ黒姫山の森って自然がとっても豊かですねぇ。

<マイヅルソウ>

<サンカヨウ>

<マメザクラ>

<ナルコユリ>

<ツバメオモト>

<ギンラン>

<タニウツギ>

<カエデの地味~な花>

<アカモノ>

<イワカガミ>

<エンレイソウ>

<ギンリョウソウ>

<ゴゼンタチバナ>

<ブナの葉に付いた虫コブ>

妙高戸隠連山国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新たな生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。妙高戸隠連山国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月12日モリアオガエルに恋の季節

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

昨日梅雨入りした妙高高原。梅雨入りでモリアオガエルの産卵が盛んになった模様です!

乾燥に弱い皮膚をもつカエルたちにとっては、待ちに待った梅雨の到来。

つい最近までは夜のうちに産卵していることが多かったのですが、

しとしと雨の降っていた今朝、ついに!モリアオガエルの産卵シーンを見ることができました!

モリアオガエル集団で産卵

池にせり出した樹上に卵を産み付ける独特な繁殖行動をとるモリアオガエル。

ペアを見つけたメスが樹上で産卵に入ります。

モリアオガエルのメスとオス

(大きいのがメスで背中に乗っているのがオスです)

あぶれたオスたちもあきらめてはいません。メスはどこだ!と大移動。

メスはどこだモリアオガエル

割り込もうとするオスが群がり産卵が続きます。

群がるオスモリアオガエルのオスたち

(ここにはモテモテのメスがいる模様)

モリアオガエル産卵中

産卵シーンは初めて見ましたが、とても感動しました。(一生分のカエルを見た気がする・・・)

梅雨時の風物詩、妙高高原を訪れた際には、池をのぞいてみてはいかがでしょう。

休暇村妙高近くの五最杉園地の池もおすすめです。

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2020年06月11日ロングトレイル踏査

妙高戸隠連山国立公園 土屋達郎

現在、長野駅をスタートし妙高の笹ヶ峰高原を経由し斑尾山頂まで続くロングトレイルが計画されています。今まで多くのメンバーが実際に踏査して、議論を重ねてルート選定をして参りました。

妙高戸隠連山国立公園は自然と文化が一体になった珍しい国立公園です。その国立公園を代表する美しい景色をつなぎ、歴史を感じながら歩けるロングトレイルは来年開通を目指して調査も大詰めを迎えています。


先日もそのメンバーの方々とルート調査に出かけてきました。今回は計画しているロングトレイルの本ルートからは外れますが、周辺に残る歴史の道「戸隠山道」の調査です。 江戸時代に信濃町柏原から戸隠に抜けるルートとして使われた古道だそうです。 信濃町役場に集合して出発。のどかな田園風景の中を進みます。今の時期は田んぼに水が張られていて水面には山々が映り込みます。また道端にはところどころ馬頭観音などの石仏が。普段なら車で一瞬で通り過ぎてしまうような道も、ゆっくり歩いてみるといろいろ発見があって面白いですね。


<出発前の打合せ>              <信濃町役場に残る石碑>

<柏原~戸隠を結ぶ戸隠山道>         <詳しい方々による解説>

<黒姫山>                  <真ん中の森が黒姫山の噴火による溶岩台地>

<のどかな田園風景を歩きます>        <道端に点在する石仏>

<道端に点在する石仏>            <小林一茶さん?>


今回のルート選定にあたっては古道に詳しい方がいて、古い文献等から事前に調べていただけました。その他のメンバーも、古道に関しては長野市や信濃町の役場の方、観光協会の方、地元で商売を営まれる方、なかなか濃い~方々が参加されていましたよ。奇遇にも日本山岳ガイド協会の登山ガイドが私を含めて4人も。

午前中だけでしたが戸隠地質化石博物館の館長も同行していただけて、地形や岩石の解説がとても興味深かったです。

黒姫山と飯縄山の間にこんもり盛り上がった森が見えます。これは黒姫山が噴火した際に出来た溶岩台地だそうです。浅間山の鬼押し出しなども5万年も経つとこのような森になるそうです。

沢沿いにガラス質の石が点在していました。館長によるとこれは人工的な石だそうです。昔ここら辺で鉄を作っていてその際に出来る不純物(スラグ)を撒いたのだろうとのこと。人間が作った黒曜石ですね。


道はずんずん山の中へ。最初ののどかな風景とはガラリと変わって藪漕ぎの連続に。なかなかへとへとになりましたよ。 ロングトレイルに藪のコースはありませんので、開通の暁にはぜひ多くの皆様に歩いて欲しいですね。  


<地層には噴火の記録が残っています>     <昔の鉄を作るときに出来たスラグ>

<石の解説>                 <タニウツギがそこかしこに>

  

<ずんずん山の中へ>             <ミズバショウが見られる長原湿原>

<突然現れた滝>               <藪漕ぎ>

<ひたすら藪漕ぎ>              <お疲れ様でした!>


妙高戸隠連山国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。妙高戸隠連山国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月05日飯縄山 登山道調査

妙高戸隠連山国立公園 土屋達郎

先日飯縄山の登山道調査に行ってきました。

<大谷地湿原から望む飯縄山>

トレイルランニングレースのコースに飯縄山の登山道が含まれているので、環境省としてはトレランが自然環境に与える影響を確認する必要があるのです。

飯縄山は学校登山でも上られていて北信五岳(斑尾山・飯縄山・黒姫山・妙高山・戸隠山)の中でも比較的簡単に登れる山です。・・・のはずなのですが「黒姫山よりキツイ」←これ飯縄山に登る度に何故か感じる私の率直な感想。

しかも今回は、霊仙寺山への道もトレランコースに入っているのでそこも見る必要がありました。

コロナで運動不足気味の私にとってはなかなか応えましたよ。

<イワカガミ>

<ツツジもそこかしこに>

<南登山道と西登山道分岐>

<私~>

<飯縄山頂>

さて飯縄山豆知識いろいろ。

長野市戸隠・信濃町・飯綱町の3つの市町に跨がっています。どういう訳か飯縄山の「つな」は「縄」と書くのに対し、飯綱町は「綱」なんですよね。

北信五岳のうち野尻湖の西側には飯縄山・黒姫山・妙高山の3つが南から北へきれいに1列に並んでいます。これらはすべて火山です。火山としての古さもこの順番だそうで、飯縄山→黒姫山→妙高山と南から北へ噴火の場所を移していったと言われています。飯縄山が最後に噴火したのは約5万年前とのこと。

昔は今まさに活動しているものを「活火山」と定義し、それ以外を「死火山」「休火山」と定義していたのですが、現在では過去1万年以内に噴火したものを「活火山」と定義する以外は特になく、つまり飯縄山や黒姫山は活火山ではないというだけで、今後も絶対に噴火しないかというとそうは言いきれません。

一方、妙高山は最近の噴火が3,000年前くらいといわれていて活火山の分類になります。今一番ホットなのは妙高山の更に北側にある焼山です。常に噴気(煙ではなく水蒸気?)を上げています。

活火山についてはこちら⇒気象庁「活火山とは」

<火山活動の活発な焼山>

飯縄山から霊仙寺山に行くには一旦思いっきり下って登ります。いやぁなかなか大変なコースです。

<飯縄山頂付近から望む霊仙寺山>

<飯縄山~霊仙寺山間は大きな石をいくつも超えていきます>

<野尻湖が見えます>

<霊仙寺山頂からみる飯縄山頂>

飯縄山の名前の由来は、昔食べられる砂「飯砂(いいずな)」が産出したことからとのこと。「飯砂」とは「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)とも言われた菌類・藻類など微生物の複合体を指すらしく、昔は飯縄山中に生息していたのが現在は絶滅したといわれています。

テングノムギメシは他にも小諸市や群馬県嬬恋村の浅間山周辺でも産出するそうです。過去に群馬県嬬恋村民だったこともある私ですが、長野県民になって初めて聞きました。

昔、凶作の時に飯縄三郎という天狗がこの飯砂を配って人々を救ったという伝説があり、祀られている飯綱大権現は烏天狗の姿をしています。

長野市富田というところに飯縄神社があるのですが、ここが全国に祭祀されている飯縄神社の総社なのだそうです。東京の高尾山薬王院でも飯縄大権現を祀っていますね。

この総社の飯縄神社には里宮と奥宮があり長野市富田にあるのが里宮で、飯縄山山頂にあるのが奥宮。奥宮はなんと避難小屋も兼ねているのだとか。

<これが全国の飯縄神社を束ねる総社の奥宮>

飯縄大権現は「戦勝の神様」として武田信玄や上杉謙信からも崇められたようで、長野市の飯縄神社は武田信玄の創建によるものだそうです。

そして飯縄山豆知識の極めつけは・・・飯縄大権現はなんと「どんな願い事も叶えてくれる」霊験あらたかな神様なのだそうです。ある意味ちょっと怖い(?)頼りになる神様ですね。

下山路はスキー場に出るコースで。歩きやすく整備されていましたよ。

<巨木の森>

<リュウキンカやニリンソウを咲き乱れ>

<カラマツはまだまだ新緑です>

<歩きやすく整備された沢沿いルート>

<最後はスキー場に出ました。奥に見えるのは戸隠山>

妙高戸隠連山国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。妙高戸隠連山国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月04日むしの日記念~妙高高原のちょうちょ編~

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

今日6月4日はむしの日!虫たちにとっては最高の季節!

ということで妙高高原の春を満喫する昆虫たちを紹介したいと思います。

後編はいもり池やその周辺で見られるちょうちょ編。

何のちょうちょかな?を予想しつつご覧下さい。答えは最後です!

なお、動きの速い、とまらない系のちょうちょは撮影できませんでした。。

(アゲハファンのみなさん、すみません。。)

1.

ウスバシロチョウ

2.

アカタテハ

3.

モンキチョウ

4.

アサギマダラ

5.

コミスジ

6.

ダイミョウセセリ

7.

ヤマキマダラヒカゲ

8.

ヒメウラナミジャノメ

9.

ベニシジミ

10.成虫のまま冬を越すので羽が痛んでしまっています。

ルリタテハ

■□■ 答え ■□■

.ウスバシロチョウ 2.アカタテハ 3.モンキチョウ 4.アサギマダラ 5.コミスジ 6.ダイミョウセセリ 7.ヤマキマダラヒカゲ 8.ヒメウラナミジャノメ 9.ベニシジミ 10. ルリタテハ

~おわび~

この名前は昆虫初心者のARが図鑑を片手に調べたものです(蝶はレンジャーも専門外でした)。

間違いがあるやもしれませんがご容赦願います。

昆虫初心者でも「むしの目」になるとたくさんの昆虫が見つかりました。

妙高高原は池や湿原、スキー場の草原の豊富さと植生の豊かさで、昆虫の種類も豊富です。

今回紹介した以外にもたくさんの昆虫たちが場所をわけあって生活しています。

ぜひ、みなさんも「むしの目」で探検してみてください!!

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2020年06月04日むしの日記念~妙高高原のトンボ編~

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

今日6月4日はむしの日!虫たちにとっては最高の季節!

ということで妙高高原の春を満喫する昆虫たちを紹介したいと思います。

今回はいもり池やその周辺で見られるトンボ編。

何のトンボかな?を予想しつつご覧下さい。答えは最後です!

なお、動きの速い、とまらない系のトンボは撮影できませんでした。。

(ヤンマ科のファンのみなさん、すみません。。)

1.

ヨツボシトンボ

2.

エゾイトトンボ

3.5/28 羽化したばかりの時に出会いました

オオシオカラトンボ

オオシオカラトンボと抜け殻

4.

アオイトトンボ

5.

コサナエ

6.

クロイトトンボ

7.いもり池のベンチでひとやすみ

コフキトンボ

8.♂

シオヤトンボ♂

♀ このロープはトンボの心を離してやまないようです

シオヤトンボ♀

9.私のイチオシです!

カワトンボ

10.おそらく未成熟個体です

オオシオカラトンボ

オオシオカラトンボ♂

 

■□■ 答え ■□■

.ヨツボシトンボ 2.エゾイトトンボ 3.オオシオカラトンボ 4.アオイトトンボ 5.コサナエ 6.クロイトトンボ 7.コフキトンボ 8.シオヤトンボ 9.カワトンボ 10. オオシオカラトンボ未成熟

 

~おわび~

この名前は昆虫初心者のARが図鑑を片手に、レンジャーが小学生時代のトンボ知識をひっぱりだしてもらいつつ調べたものです。間違いがあるやもしれませんがご容赦願います。

次回はちょうちょ編です!

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