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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
中央分水嶺を歩く ~志賀高原の横手山から赤石山~
2023年06月23日
志賀高原
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
6月21日は、志賀高原の横手山中腹から東館山までの稜線を歩きました。
このうち、横手山中腹から赤石山までの稜線は中央分水嶺でした。中央分水嶺とは、水を太平洋側と日本海側に分ける稜線です。
下の写真はコースの途中にある赤石山山頂部です。
稜線は、写真左側の木々が生えている所と土が見えている所の境界部分です。
この場所では、木々が生えているほうに降った雨は、群馬県側のガラン沢に流れて、最終的には太平洋に流れ込みます。
他方、土の見えているほうに降った雨は、志賀高原の大沼池に流れて、最終的には日本海に流れ込みます。
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この日はガスがかかって赤石山山頂からの眺望を楽しむにはあいにくの日でしたが、わずかな時間だけ切れ間があり、眼下に大沼池を望むことができました。
大沼池は現在水位が下がっているので池岸の土の部分が広く見えます。

では、歩道の状況です。
通行止めにするような大きな問題はありませんでしたが、通行に注意が必要な箇所が見られました。
■段差の大きいところが複数あります。土も滑りやすいです。慎重に通過してください。

■ぬかるむところが複数あります。置いてある木の上を歩くなどして、う回のために周辺の植生を踏むのをできるだけ避けて通過してください。

■今回の稜線では、両側に背丈より高いネマガリダケが生えている区間が長いです。また、利用者が多いわけでもありません。クマよけの準備が必要だと感じました。
最後に見られた花のうちいくつかを紹介します。
・花の色が白いイワカガミ

・ゴゼンタチバナとツバメオモト

・シャクナゲとドウダンツツジの仲間

6月21日は、志賀高原の横手山中腹から東館山までの稜線を歩きました。
このうち、横手山中腹から赤石山までの稜線は中央分水嶺でした。中央分水嶺とは、水を太平洋側と日本海側に分ける稜線です。
下の写真はコースの途中にある赤石山山頂部です。
稜線は、写真左側の木々が生えている所と土が見えている所の境界部分です。
この場所では、木々が生えているほうに降った雨は、群馬県側のガラン沢に流れて、最終的には太平洋に流れ込みます。
他方、土の見えているほうに降った雨は、志賀高原の大沼池に流れて、最終的には日本海に流れ込みます。
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この日はガスがかかって赤石山山頂からの眺望を楽しむにはあいにくの日でしたが、わずかな時間だけ切れ間があり、眼下に大沼池を望むことができました。
大沼池は現在水位が下がっているので池岸の土の部分が広く見えます。
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では、歩道の状況です。
通行止めにするような大きな問題はありませんでしたが、通行に注意が必要な箇所が見られました。
■段差の大きいところが複数あります。土も滑りやすいです。慎重に通過してください。
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■ぬかるむところが複数あります。置いてある木の上を歩くなどして、う回のために周辺の植生を踏むのをできるだけ避けて通過してください。
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■今回の稜線では、両側に背丈より高いネマガリダケが生えている区間が長いです。また、利用者が多いわけでもありません。クマよけの準備が必要だと感じました。
最後に見られた花のうちいくつかを紹介します。
・花の色が白いイワカガミ
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・ゴゼンタチバナとツバメオモト
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・シャクナゲとドウダンツツジの仲間
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