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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原 四十八池湿原 秋進む

2021年09月16日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

今回も四十八池(しじゅうはちいけ)湿原の話題です。秋が進んでいます。

四十八池湿原の風景

湿原の植物の色は、茶色がかったり黄色がかったりしているものが増えています。秋が進んでいるのを感じます。

奥にある樹林や山の斜面の植物は主に常緑針葉樹とササなので、色づく植物はあまりありません。

四十八池湿原は標高約1,880mにありますが、アキアカネをまだ見ることができました。アキアカネの多くの個体は既に標高の低い所へ移動している時期です。

木道にとまっておりカメラを近づけても逃げませんでした。

アキアカネ

四十八池湿原には大小の池があり、湿原に付けられた木道脇の池ではイトトンボの仲間が池岸の植物にとまっていました。ペアで飛翔し、産卵しているものも見られました。

写真は同じ種類なのかどうか分かりません。

イトトンボの仲間

また、池にはオタマジャクシがいました。エラのようなものが見られないので、おそらくカエルの幼生だと思います。10月終わりには雪が降るおそれのある標高なので、幼生のまま越冬するのだろうと思います。

オタマジャクシ

さて、毎度のことですが、四十八池湿原の木道の通行について。

表面が削れた板などではボルトが浮き出た状態になっています。凹凸に足を引っかけて転倒しないよう注意して通行してください。

表面の削れた木道

写真はすべて9月15日に撮影。

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