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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

隣のARのお手伝い

2011年06月24日
志賀高原
この日記は、各地のアクティブ・レンジャー(AR)が、それぞれの担当地区での活動をお伝えすることが多いのですが、ARが担当地区を越えて協働して活動することもあります。
今回は、志賀高原自然保護官事務所のAR(私)が、お隣の万座自然保護官事務所のARをお手伝いしてきた様子をお伝えします。

上信越高原国立公園はその名のとおり、上州(群馬県)、信州(長野県)、越後(新潟県)にまたがっています。志賀高原自然保護官事務所は上信越高原国立公園のうち志賀高原・苗場といった主に群馬県に接する長野県と新潟県の部分を担当し、万座自然保護官事務所は草津・万座・浅間・谷川といった主に群馬県側を担当しています。なので、お隣同士というわけです。

さて、何をお手伝いしてきたかというと、まずは登山者カウンターの設置を行いました。
登山者カウンターは登山道の脇に設置し、機械の前を通過した人数を数える機械です。登山道を利用する人数を知ることで、利用者数の年間変化を把握したり、施設の整備が必要か考える参考にしたりします。


<登山者カウンター設置の様子、万座の小林ARとパークボランティア>

登山者カウンターの設置後、次は歩道(登山道)調査を行いました。歩道調査もARの主な活動の一つで、標識など施設の確認、歩道の状況の確認、利用状況、植物の状況などを写真撮影し、記録用紙に記入します。
今回歩いた区間は湯の丸山(ゆのまるやま)への歩道でした。レンゲツツジは残念ながらまだ開花していませんでした。今年は開花時期が1週間から10日遅いとのことでした。山腹から山頂にかけてはイワカガミが満開でした。


<イワカガミ>

当日は平日でしたが、30人前後で中高年の多い団体2組が利用されていました。

<烏帽子岳から下り、湯の丸山へ向かう利用者>

次回は自分の担当地区(志賀高原)での活動の様子をお伝えします。お楽しみに。