アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
妙高高原冬だより
2016年11月02日
妙高
この頃は気温が10度を下回ることも多くなってきました。10月30日は妙高山・火打山の初冠雪でした。当日はガスがかかり麓から冠雪している様子を見ることはできなかったのですが、今日は麓からもばっちり冠雪している様子を見ることができました。
妙高山の好展望地「いもり池」から雪化粧をまとった妙高山と神奈山の風景です。いもり池では夏の作業に続き、地元の池の平温泉地区の皆様にご協力いただき、環境省グリーンワーカー事業として10月3日、4日、17日、18日にいもり池の外来スイレン駆除を行ないました。4日間で池の約半分にあたる量を駆除することができ、水面に「逆さ妙高」を見ることができています。その姿をおさめようと朝早くからカメラやキャンバスを手に多くの方が足を運んでくれていました。
また一方で
このオオバンは水面を覆うスイレンが邪魔をし、泳いでも進まないことにしびれをきらしたのかスイレンの上をなんと歩いて移動していました。このように今回駆除できなかった場所や、残った根から再生してくるスイレンもあるので来年以降も継続して作業していかなければなりません。
さて、上空を見上げると、、、、
ツグミやアトリなどの冬鳥が妙高高原にやってきました。旅鳥のマミチャジナイもこの時期やってきて姿を見せてくれ、次第に秋から冬に向っていることを実感させてくれます。11/6(日)にはいもり池そばの妙高高原ビジターセンターにて冬鳥観察会のイベントがあるそうなので、冬の便りを感じに是非足を運んでください。