アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
#STAYHOME 戸隠の池周辺巡視
2020年05月01日
戸隠
妙高戸隠連山国立公園内には名所となっている美しい池がたくさんありますね。今回は戸隠周辺の池を巡視してきました。
戸隠はまだちょっと寒いせいか花もまだまだこれからという感じでした。
国立公園の標識(看板)の肩の部分がはがれてしまっています。たぶん隙間から水が入って冬に凍って膨張して押し上げたためと思われます。
幸いきれいに剥がれていて、モルタル塗ってくっつけるだけなので直すのも簡単そうです。
<鏡池と国立公園標識>
<肩の石材が剥がれています>
<戸隠山は向かって右ですね>
<キクザキイチゲ>
<ミズバショウ>
<静かな鏡池>
<古池は工事のため水が抜かれています>
<まだ小さいミズバショウ>
<リュウキンカ>
<まだ雪が残っています>
気になったのが、登山道周辺の笹が結構広範囲に枯れていること。
笹は60年(100年以上ともいわれている)に一度花を咲かせた後、一斉に枯れるそうですね。
そういえば昨年は笹に花が咲いているのを見かけましたよ。
一度枯れるとまた笹に覆われるまでに10年以上かかるそうで、他の植物にとっては子孫繁栄のチャンスなのだとか。
<いたるところに笹枯れ現象>
尚、長野県内の観光施設等はほとんど閉まっています。今はじっと我慢の時ですね。
<戸隠森林植物園も今は入れません>
コロナ禍で外出を控えざるを得ない皆様の心の栄養になりますよう、今後も引き続き国立公園の情報をお伝えしていきます。
妙高戸隠連山国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。