アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
ライチョウ保全活動の準備に行ってきました
2024年08月08日
妙高
8月21日から23日にかけて火打山で行われるライチョウ保全活動(イネ科植物の除去)の事前準備として、7月末に火打山に登ってきました。
今回の山行は、イネ科植物の除去活動の範囲の確認、ライチョウ用センサーカメラの設置、高谷池ヒュッテに保管している保全活動用備品等の在庫確認が主な目的です。
朝7時に火打山登山口に関係者が集合して登山開始。今回は梅雨明け5月にヘリコプターでヒュッテまで荷揚げしておいた杭を担ぎ、火打山の山頂直下及びライチョウ平にセンサーカメラを仕掛けに行きました。
今回の山行は、イネ科植物の除去活動の範囲の確認、ライチョウ用センサーカメラの設置、高谷池ヒュッテに保管している保全活動用備品等の在庫確認が主な目的です。
朝7時に火打山登山口に関係者が集合して登山開始。今回は梅雨明け5月にヘリコプターでヒュッテまで荷揚げしておいた杭を担ぎ、火打山の山頂直下及びライチョウ平にセンサーカメラを仕掛けに行きました。
私は火打山に登るのは2019年に出場した SEA TO SUMMIT(野尻湖の琵琶島をカヌーで一周し、笹ヶ峰まで自転車で登り、火打山に登山して山頂でゴール)以来だったので、感慨深かったですね。
この日は天気が良く、満開のハクサンコザクラを眺めながら気持ちよく登れましたよ。
この日は天気が良く、満開のハクサンコザクラを眺めながら気持ちよく登れましたよ。
ライチョウは日本の特別天然記念物です。1980年代には全国で約3000羽生息していたライチョウは現在では約2000羽ほどまで減少しており、絶滅危惧種に指定されています。
妙高戸隠連山国立公園の中にある火打山・焼山に生息するライチョウは、日本で最も北に住む、最も小さい群れの希少な集団です。2022年の調査では、わずか27羽だけが生息していることが分かりました。
ライチョウは豪雪に育まれた高山植物の芽、花、葉、実等を食べて生きています。しかし近年、地球温暖化の影響等で背の高いイネ科植物が入り込み、そのせいでライチョウの餌となる背の低い高山植物が日光を遮られて減少しており貴重なライチョウのエサ場が無くなりつつあることが問題となっています。この保全活動ではイネ科の植物を除去し、ライチョウのエサ場を回復させることを目的としています。
妙高戸隠連山国立公園の中にある火打山・焼山に生息するライチョウは、日本で最も北に住む、最も小さい群れの希少な集団です。2022年の調査では、わずか27羽だけが生息していることが分かりました。
ライチョウは豪雪に育まれた高山植物の芽、花、葉、実等を食べて生きています。しかし近年、地球温暖化の影響等で背の高いイネ科植物が入り込み、そのせいでライチョウの餌となる背の低い高山植物が日光を遮られて減少しており貴重なライチョウのエサ場が無くなりつつあることが問題となっています。この保全活動ではイネ科の植物を除去し、ライチョウのエサ場を回復させることを目的としています。
この活動はボランティアの皆さんの協力によってささえられています。ボランティアとして活動していただくには妙高市が事務局となっている【妙高環境会議 環境サポーターズ】への登録が必要です。皆様のご参加をお待ちしています。
詳しくはこちら⇒【生命地域妙高環境会議 環境サポーターズ】
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