アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
飯綱高原地域で管理運営計画について意見交換会を行いました。
2017年12月08日12月7日(木)は管理運営計画についての意見交換会を"飯綱高原"で行いました。
会場のアゼィリア飯綱の入口はすっかりクリスマス仕様です♪
管理運営計画の地域説明会は11月30日(木)に信濃町でも開催しました。
『管理運営計画』ってとても聞き慣れない言葉ですよね。
国立公園の素晴らしい"自然の風景"を守るため、"自然公園法"という法律の中には「看板や家を建てる際に申請をしましょう」などの決まり事が書かれています。
申請が出てきた際に、基準に合っているかを判断するのがレンジャー(自然保護官)の基本的な仕事です。
自然公園法は全国共通のルールですが、『管理運営計画』は国立公園やその中の地域に即したルールです。『管理運営計画』には、景観についての基本的な考え方や細かい規制、整備方針などが書かれています。
※もっと詳しい事を知りたい方はこちらを参照して下さい。
妙高戸隠連山国立公園の場合は、分離独立した際に上信越高原国立公園の頃のルールを適用したまま新しい国立公園として運用が始まりました。
そのため、現在『管理運営計画』の見直しを行っています。この案を地域住民の方へ向けてご説明し、ご意見をいただくのが今回の意見交換会の目的です。
意見交換会では、「ルールを守っていない家も沢山ある。取り締まりが甘い」「もっと行政ができることを調整してより良い地域になるよう努力してほしい」「ルールを決めるだけでなく運用の仕方をしっかりとしてほしい」などご意見を沢山戴きました。
飯綱高原地域には、住民の方が主体となって地区の独自ルールを定めた区があり、住民の方の意識の高さを改めて感じました。
今回の意見交換会は、国立公園や環境省の役割を考え直すよい機会となりました。
まずは地域の問題を明確にして、関係者で1つ1つ話し合っていきたいと思います!