アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
黄色い花に要注意【夏編】
2019年08月14日お盆連休いかがおすごしでしょうか?
夏休み!ということで思いっきり羽根を伸ばしていますか?
自由研究の題材がない><と困っているそこの君!
今まわりに咲いている植物について調べてみるのはどうでしょうか!?
6/9のこちらの記事(「黄色い花に要注意」)で紹介した外来植物。
実は、今、沢山の「黄色い花」が最盛期を迎えています!!!
今回は特に目立ついくつかの種類をピックアップして紹介します。
※外来生物法で取り扱いについて規定のある『特定外来生物』として指定されているものには【特】マークをつけています。
①【特】オオハンゴウソウ(ノーマル&八重咲き)
観賞用に持ち込まれたオオハンゴンソウ。あらぁ~キレイねぇ~と言って、草刈りの際もあえて刈り残されているのをよく見かけます。
オオハンゴンソウはノーマルな一重のタイプもよく見ますが、
最近とにかく頻繁に見かけるのはヤマブキに似たこちらの「八重咲きタイプ」。
ノーマルタイプはこちら(出典:環境省HPより)。
特徴は切れ込みの深い葉っぱ。幽霊の手のようにも見えます。
お盆の時期に咲くので、昔から家に飾っているというご家庭もあるようです。
根からも増えるため、ただ抜き取るだけではダメ。
根っこも残さず抜き取る必要がり、駆除がやっかいな植物でもあります。
最近、長野では新聞でも取り上げられました。
②【特】オオキンケイギク
まるで黄色いコスモスな「オオキンケイギク」。とってもキレイです!が!!こちらも特定外来生物に指定されているキク科の植物。
オオハンゴンソウと同じく、ものすごい繁殖力で増え、
周囲のもともとあった植物の生育場所を奪ってしまっています。
③メマツヨイグサ
道路端、目線の高さにスッと立って咲いているのをよく見かけます。
夕方に開花するので、昼間は花が開ききっていません。
こちらも観賞用として導入され、ものすごい繁殖力で増えてしまうことが問題となっています。
④オオアワダチソウ
超強力なアレロパシー効果があり、周囲の植物を枯らしてしまいます。
(その後自分もその効果で枯れてしまうそうですが・・・笑)
しかも花粉はアレルギーの原因にもなるとか!
そのあまりの強力さから「日本の侵略的外来種ワースト100」にも指定されています。
いかがだったでしょうか?
意外と見かけたことある植物が多かったのでは?
ぜひこれを機に、『外来種』について考えてみて下さい。
こちらのHPの内容を参考にしています。
もっと調べたい!という方はぜひ以下リンクをチェックしてみて下さいね♬
you tubeの環境省チャンネル、ご存じですか?
けっこー面白い動画もちらほら。外来種問題も取り上げているのでぜひご覧下さい。