アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
いつもより早い雪解け
2016年05月25日
立山
徐々に日差しが強くなり、梅雨も近づいて来たこの頃ですが、
標高約2500mの立山室堂周辺はまだまだ雪が沢山あります。
それでも冬の積雪が少なかったことや、春先の天候の影響もあり、
例年よりもかなり雪解けが進んでいます。
ライチョウも4月中旬の写真と比べると・・・
5月中旬では、かなり羽の色が変わっています。
こちらは、左がオスで右がメスです。
ライチョウは、季節によって羽の色が変わります。
雪が融けるこの時期から、ライチョウは繁殖期に入り、
オスはナワバリを見張る岩の上、メスは砂や草の上で目立ちにくい色になります。
立山室堂では、ミクリガ池周辺のハイマツの陰などを探すと見つけられます。
ただし、ロープや柵を越えて歩道の外に出たり、植物を踏んだりしないように、
マナーを守って観察して下さい。
また、ライチョウを追いかけたり、触れたりせず、
離れたところから観察していただくよう、お願いいたします。