アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
立山黒部アルペンルート全線開通に向けて
2019年04月12日
立山
ご無沙汰しております、立山管理官事務所の中山です。
2019年度もどうぞよろしくお願い致します。
さて、4月15日(月)の立山黒部アルペンルート全線開通に向けて、関係者が準備を進めています。
立山管理官事務所では、火山ガス中毒防止及びライチョウ等の希少種の保護、植生への立入防止を目的とした、看板やポールの設置を行いました。
【地獄谷立入禁止看板、ポール】4月9日撮影
看板やポールの先は火山ガス濃度が高く危険ですので、立ち入らないでください。
この時期の室堂は冬山であり、歩道は雪に覆われ、雪が降って吹雪になることも考えられます。
また、室堂ではライチョウをはじめとする多くの動植物が生息・生育しています。
利用者の安全と室堂の貴重な自然環境を守るため、室堂の利用に関するルールを設けています。
以下のページでご確認ください。
室堂平の積雪期利用ルールについて→http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/post_75.html
【室堂平の積雪期利用ルールのリーフレット】
4月9日の室堂では、朝は氷点下10度を記録しました。
街中とは比較にならないほど厳しい環境ですので、防寒対策を万全にしたうえで、時間に余裕をもってお出かけください。
天気が良ければ、一面が雪に覆われた美しい白銀の世界を堪能できます!
【みくりが池越しに見る立山】4月5日撮影
【室堂ターミナルの駐車場を除雪中】4月9日撮影