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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

立山室堂は冬を迎えています

2020年11月04日
立山 佐藤 裕子

1017日に立山の初冠雪が発表されました。

平年より遅いとのことですが、一昨年・昨年と雪が少なかったため、今年は積雪量が多く感じられます。

写真はすべて10月末に撮影したものです。

今日(11月4日)の室堂ライブカメラは真っ白(ホワイトアウト)、写真の時より更に積雪していると思われます。

■今シーズンの代替歩道(※)の橋等は、冬期のため撤去しました。

写真の通り、室堂側の代替歩道入口にはロープを張っています。

通行していただく分には問題ありませんが、渡渉する可能性があり、通行には注意が必要です。

また、積雪しており、深いところでは1m以上あります。

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※呼吸器疾患や心臓病等持病のある方、妊婦、乳幼児などは高感受性者と呼ばれ、低濃度の火山ガスでも体に影響がある可能性が高いとされています。

室堂から雷鳥沢をつなぐ「代替歩道」は、火山ガスの影響が強いエンマ台から大日展望台間を避け、雷鳥沢まで歩くことができる道です。)

■エンマ台から大日展望台、雷鳥沢野営場等に設置した火山ガス濃度検知器は、

冬期のため10月末に撤去しました。

地形や風によって火山ガス濃度が急激に高くなる可能性もありますので、注意してご通行ください。

■雷鳥沢野営場管理所は10月末で冬期閉所しました。

野営場(キャンプ場)はご使用いただけますが、厳冬期のテント泊には経験や技術が必要です。

トイレや水場はありません。携帯トイレは忘れずにお持ちください。ゴミ(ペグ類)もすべてお持ち帰りください。自然素材であっても高山では還るのにとても時間がかかります。

携帯トイレは室堂駅内の入山安全相談窓口か、ホテル立山2階のお土産売り場で販売しています。

回収(ゴミ箱)は室堂駅内にあります。