アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
#STAYHOME 黒部湖黒部ダム巡り
2020年05月29日ダムと言ったら黒部ダム。なぜこんな秘境に作られたのか?
某テレビ局の、立山・黒部ダムの特集が再放送されるそうで、違う視点で黒部ダムや黒部湖を見てみようと思います。
なお、黒部ダム・黒部湖まで行く立山黒部アルペンルートは現在、6月18日まで営業休止の予定です。
営業再開されましたら徐々にお出かけを検討ください♪
<電気バスに乗って黒部ダム駅へ>
黒部ダムにたどり着くには、
・扇沢駅(長野県大町市)から電気バスに乗って黒部ダム駅(富山県立山町)へ
・立山駅(富山県立山町)から乗り物を乗り継いで黒部湖駅(富山県立山町)へ
・秋の紅葉シーズンに欅平駅から日電歩道(下ノ廊下)を越えてくる
・赤牛岳or針ノ木谷から平の小屋を経由してくる
ウルトラC級(富山県山のグレーディングでは難易度C~E級)な手段もありますが、ここはやはり乗り物に乗るのが無難です。
後立山連峰と立山連峰に挟まれた黒部峡谷。黒部ダムはこの地形を生かして作られました。
ダムができる前は、日電歩道・水平歩道(下ノ廊下)を2~3日かけて歩き、ダム建設予定地に行っていたそうです。
<黒部ダムからはちょっとはずれますが...北側にある、水平歩道>
では黒部ダム、黒部湖の南側はどうなっているのか?
黒部ダムが作られた際、「平の渡し」という橋が湖に沈んだため、
「平の渡し」という渡し舟が関西電力さんによって行われています。
ちなみにここは、黒部湖駅や黒部ダム駅から歩いて5時間くらいかかります。
目的は針ノ木谷と平の小屋までの渡船(とせん)ですから、乗車時間は5分ほど。
もっと黒部湖を味わいたいなら、カンパ吊り橋の近くから出ている「遊覧船ガルべ」
がおすすめです。
<水晶小屋から黒部湖を望む>
国立公園にかかる公共交通機関につきましては現在、以下のようになっております。
日々情報が変わりますので、お出かけを予定される際は各HPをご確認ください。
■立山黒部アルペンルート
6月19日まで営業休止期間が再延長となりました。
上記に伴い、アルペンルート沿いの各施設につきましても営業休止期間を延長しております。
【立山駅から】立山黒部アルペンルート
【扇沢から】関西電力黒部ダム
■黒部峡谷鉄道トロッコ電車
6月1日より営業開始
新型コロナウイルス対策のため、便数を削減、お客様同士の間隔を空けるなどしながら運行するそうです。ご理解とご協力をお願いいたします。
上記に伴い、欅平ビジターセンターが開館いたします。
6月1日より
開館時間 10:00から15:00
減便により開館時間が通常より短くなっております。
よろしくお願いいたします。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。