アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
立山黒部アルペンルート営業終了
2018年12月05日こんにちは、立山管理官事務所の中山です。
11月30日をもって、立山黒部アルペンルートが今年度の営業を終了しました。
平成23年度より室堂の山小屋営業終了に合わせて「仮設野営指定地」を開設していました。
しかし、今年度は積雪が少なく、テントを設営することでの植生への影響を懸念し、仮設野営指定地は開設しませんでした。
それでも、利用状況や積雪状況の確認のため、24日から30日まで木村Rや佐藤ARと交代で室堂ターミナルから雷鳥沢野営場までの巡視を行いました。
【みどりが池と立山】11月26日撮影
比較的天候が良い日が多く、立山や浄土山、大日連山等周辺の山がよく見えました。雪が少なく、写真左側にはササ等の植生が見えました。
【ポールで×印】11月26日撮影
地獄谷方面に立ち入らないよう、エンマ台から雷鳥荘間の歩道際に赤色ポールを設置しました。
【雷鳥沢野営場の様子】11月24日撮影
仮設野営指定地を開設しなかったため、雷鳥沢野営場に幕営していただきました。残念ながら、雪にはし尿跡が散乱していました。立山の自然保護のため、他の利用者にも気持ちよく使っていただけるよう、携帯トイレの使用をお願いします。
【トガリネズミの仲間】11月26日撮影
火山ガス情報ステーション前で、トガリネズミの仲間を見かけました。とても素早い動きで私の足元まで来て、あっという間に去って行きました。「ネズミ」と付きますが、モグラに近い生き物です。
11月30日に雷鳥荘までの巡視、ポール等の撤去をして、今年の室堂での業務を終えました。
今年も可愛らしいライチョウや美しい高山植物、雄大な山岳景観を楽しむことができました。
また、関係者のみなさまに大変お世話になりました。
来年も美しい立山に行けることを楽しみにしています。