アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
室堂での最後の作業
2019年12月04日
立山
こんにちは、立山管理官事務所の中山です。
今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、11月30日に立山黒部アルペンルートの営業が終了しました。
11月の降雪後は利用状況の確認のため、定期的に巡視し、地獄谷や保護区域への立ち入りを防止するためのポールや看板の管理を行いました。また、25日からは関係する皆様の協力を得て、仮設野営指定地の管理を行いました。
【立山とみくりが池】1枚目:11月26日撮影 2枚目:11月30日撮影
26日時点では積雪が少なく、植生や岩がかなり出ていました。29~30日の降雪でようやくみくりが池は真っ白になりました。
【仮設野営指定地の様子】11月26日撮影
周辺山小屋の営業が終了した25日に開設し、多い日で19張のテントが設営されていました。
【ライチョウ保護区域のポール、看板】11月26日撮影
ライチョウ保護のため、血の池周辺に立ち入らないようポールや看板を設置しました。
【植生への踏み跡】11月26日撮影
残念ながら、ハイマツ等を踏んだ跡が見られました。ライチョウ等の野生動物にとって繁殖場所やエサ場になります。立山の貴重な植物を守るため、植生を踏まないようお願い致します。
29日、30日でライチョウ保護区域周辺や仮設野営指定地周辺のポールや看板等を撤去し、室堂での作業を終了しました。
今シーズンも8ヶ月、四季折々の立山の姿、ライチョウを始めとする生き物たちに出会えたことは本当に良かったです。
また、関係者のみなさまに大変お世話になりました。
来年度もぜひ立山に遊びに来てください!