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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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妙高戸隠連山国立公園

132件の記事があります。

2018年05月18日第1回、ロングトレイル踏査@野尻湖

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

5月15日(火)、待ちに待ったロングトレイル踏査を実施しました!!!

 

妙高戸隠連山国立公園連絡協議会では、より深く皆様に国立公園の魅力を伝えるため、

ロングトレイルの設置を検討しています。

(これまでの検討の様子はこちら

 

この構想では、長野駅と笹ヶ峰をつなぐ「南北ルート」と、

信越トレイルと塩の道をつなぐ「東西ルート」の2本のルート検証を行っています。

 

 

第1回は東西ルートの踏査です。

信越トレイルの起点である"斑尾山頂"からどのように野尻湖へ向かうか。

野尻湖の南側を通るルートを歩きました。

 

まずは釜石山分岐から荒瀬原林道へむかって歩きます。

さっそく一目五山の鉄板ビューポイント!北アルプスもばっちりでした。

01歩き始め 02鉄板ビューポイント

 

林道のショートカットルートがないか、道なき道へGO!

で・も!足下注意!イワカガミやチゴユリが満開です(^▽^*)♪

03道なき道へ・・・ 04足下注意!イワカガミ満開!

 

藪こぎも終わり、林道へ出てきました。

なんだか不審者っぽいです。笑

05林道へでます 06不審者・・・

 

林道を歩いていると、カエルやトカゲが沢山顔を出してくれました!

暖かくなってきている証拠ですね♪

07アマガエルがこんにちは 08トカゲもこんにちは

 

地面の固い車道が終わると、次は「象の小径」に入ります。

09ゾウの小径はきもちいいぞう 10ゾウの小径の入口

 

象の小径にはベンチがあり、湖を見ながら座ってお弁当を食べました。

途中には「ソンマ窪湾」という湖に接近できる場所も!穴場です♪

11お昼ご飯をまったり 12ソンマ窪湾

 

そうこうしていると、ナウマンゾウのモニュメント出現!

このモニュメントには1つ1つストーリーがあります(マップもあります)。

13鳥とゾウ 14湖畔のモニュメント

 

象の小径を抜けて、湖畔を歩く道にでます。

この日は妙高山がキレイに見えていました♡

15妙高山もばっちり 16巨大アヒルさんの横を・・・

 

歩くこと約12km、野尻湖小学校跡地でFINISH!

17ラスト! 18野尻湖小学校跡地でFINISH

 

今回の歩いた道は、森の中を歩いたり、湖畔を歩いたり、

景色が変わってとても気持ち良いルートでした(^▽^)♪

 

この踏査を皮切りに、ロングトレイル調査ばしばししていきます!

ご興味ある方はぜひ一緒に歩いてみませんか?

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2018年05月17日ハイシーズン突入!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

5月14日(月)、戸隠高原を美しくする会で、

戸隠地域の清掃活動を実施しました。

 

みなさんが戸隠で気持ち良くすごせるよう、毎年2回実施しています。

01戸美会ごみひろい

 

とはいっても・・・最近は利用者の皆さんのマナーも良く、

ゴミはほとんど落ちていません。

02ゴミはないけど・・・

 

というわけで、外来植物であるハルザキヤマガラシの除去を行いました!

大漁です(;´Д`)120㍑の袋と60㍑の袋がいっぱいになりました・・・。

03ハルザキヤマガラシはいっぱいTT

 

午後は、長野工業高等学校の皆さんと一緒に

飯縄山で実施する課題研究の下見を行いました。

04長工生と一緒に下見

 

課題研究では「安価で誤カウントの少ない登山者カウンター」の開発を検討しています。

今年度、どこまで取組を前進させられるか楽しみです(^▽^)♪

 

さらに!この取組には株式会社アソビズムさんも興味津々!

お知恵を貸していただけるとのこと!!!

05アソビズムさんとも打合せ

 

なんだか面白いことになってきました・・・!

グリーンシーズンに突入して慌ただしくなってきた感はありますが、

楽しく面白く、進めていこうと思います!!!

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2018年05月08日【結果発表】一目五山の絶景32選決定!!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

昨年度、妙高戸隠連山国立公園連絡協議会では、

「一目五山の絶景32選」のフォトコンテストを実施、32選を決定しました!!

応募総数140点以上の中から選び抜かれた作品です。

○32選フォトコンテスト結果発表

 

このフォトコンテストは、妙高戸隠連山国立公園のコンセプトである

『一目五山(ひとめござん)』の風景をテーマにしたものです。

 

01大賞受賞作品です

(↑こちらは大賞の写真!)

 

○『一目五山』とは?

妙高戸隠連山国立公園の山は成り立ち様々、形も様々!

見る角度を変えると、形も変わって見えます。

形は違えど、ギュッと密集して存在している山は、"一目"で"いくつも"見ることができます。

この風景を『一目五山』と呼んでいます。

 

 

今回のフォトコンテストの結果をまとめた冊子も作成しました。

こちらは協議会構成員のみなさん(市町村や観光協会、博物館など)にお配りしています。

02一目五山絶景32選の冊子です

(電子データはこちら

 

そしてこちらは4月26日に大賞の撮影場所から撮った写真です。

32選選定スポットの四季の移り変わりを楽しむのもまた一興☆

03大賞アングル(春)

 

ドライブが気持ち良い季節、32選を巡ってみて下さい(^▽^)♪

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2018年04月27日スノーモービル等の乗り入れ規制について

妙高戸隠連山国立公園 桑原大

国立公園の特別保護地区ではスノーモービルやスノーバイクを含め車両の乗り入れは全域で禁止されています。また、乗り入れ規制区域があわせて設定されている区域については、車道を除き、車両で乗り入れることが禁止されています。禁止エリアへの許可なき侵入は自然公園法、自然環境保全法の規定により、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられます。

妙高戸隠連山国立公園の新潟県側では、金山・焼山・火打山・妙高山・乙妻山・高妻山の山頂周辺の特別保護地区以外にも以下のように乗り入れ規制区域が設定されています。

妙高戸隠連山国立公園妙高地域の乗り入れ規制区域

 

このエリアは国の特別天然記念物で、絶滅危惧ⅠB類に指定されているライチョウの生息域

でもあり、30羽前後の希少な個体群が生息していますが、最近の調査から個体数が減少傾向にあるとみられています。

火打山春のライチョウ

この時期はライチョウがなわばりを形成する大事な時期です。不用意な侵入や騒音でライチョウ達の生活を脅かすことがないよう、みなさまのご理解とご協力をお願い致します。

 

●おしらせ●

妙高高原公園線(杉野沢~笹ヶ峰)が4/27より通行できるようになりました。

※道路拡幅工事中のため通行規制があります(詳しくはこちら

朝晩は雪解け水により路面が凍結している場合がありますので十分ご注意ください。

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2018年04月27日春のいもり池レポート

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

妙高高原にあるいもり池に気持ちのいい春がやってきています。

いもり池湖畔の桜とキタコブシ

桜、キタコブシは満開

ヤマモミジとミズバショウ

ヤマモミジは丁度かわいい花をつけているところです。

ミズバショウも葉が大きくなってきましたが、まだまだ見頃は続きそうです。

さらにミツガシワが本日開花を迎えました!

 

春のいもり池にはたくさんの鳥たちの姿も。

餌探しをするキツツキのドラミングがあちこちから聴こえ、

餌探し中のアオゲラとオオアカゲラ

左:アオゲラ 右:オオアカゲラ

 

旅立ち前の腹ごしらえに一生懸命なマヒワ、カシラダカ、アトリなど冬鳥の姿や飛来してきたコムクドリ、サンショウクイ、ノジコなど夏鳥の姿も見ることができます。

餌探し中のマヒワとコムクドリ

左;マヒワ 右:コムクドリ

 

パークボランティアによるいもり池のミズバショウ解説は56日まで開催!

429日には日本野鳥の会会員によるバードウォッチングのイベントが開催されます。

(詳細はこちら)身の周りの自然情報に詳しくなると毎日のお散歩も楽しくなりますよ。

ぜひご参加ください!

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2018年04月25日野尻湖畔にナウマンゾウのモニュメントが設置されました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

4月23日(火)、野尻湖と親しむプロジェクトの皆さんと、

野尻湖畔にナウマンゾウのモニュメントを設置してきました。

01モニュメント設置なう

 

このプロジェクトは、野尻湖畔の親水空間の創出や遊歩道の整備などを目的として

地元有志や野尻湖ナウマンゾウ博物館、信濃町役場などが加わって活動をしています。

02緑水風の空間にも

 

ナウマンゾウのモニュメントにはひとつひとつストーリーがあります。

モニュメントを全て掲載したマップを昨年度改訂しました。

03モニュメントマップ改訂版!

(↑マップは野尻湖周辺活性化事業実行委員会で作成しました。)

 

さらに今年は5年ぶりに"水生植物園"の設置を行いました。

04水生植物園設置中

 

昔の野尻湖は水草が繁茂し、その周囲は様々な種類の魚類が

生息していたそうです。

05昔の野尻湖は水草いっぱい

(↑明治時代の野尻湖畔の写真)

 

増えすぎた水草を減らすために"ソウギョ"を放流。

放流個体数が多すぎたため、水草が全て食べ尽くされてしまいました。

 

少しでも生物多様性の高い野尻湖畔を取り戻すため、

プロジェクトでは「水生植物園」を作る取組を始めました。

06水草の苗はこれ!

 

水草の苗は湖底に穴を掘って植えます。腕までどっぷり水に浸かりました!

まだまだ野尻湖の水は冷たい(>o<;;;)

07穴を掘って植えます

 

植えた水草がどんな風に増えていくか、楽しみです♪

みなさん作業お疲れ様でした!

 

ゴールデンウィークはぜひ桜咲く野尻湖へ!

国立公園へ出かけよう!

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2018年04月24日飯綱高原、大谷地湿原に春到来

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

4月21日(土)は長野県自然保護レンジャーと

逆谷地(さかさやち)湿原、大谷地(おおやち)湿原で合同巡視を実施しました。

 

逆谷地湿原は国立公園外ですが、飯縄山がとてもキレイに見える場所です。

01逆さ谷地湿原から

 

案内役は長野県環境保全研究所の富樫先生。

座学でも逆谷地湿原や飯縄山について解説していただきました。

02座学で逆谷地

 

逆谷地湿原は泥炭層が13mも積もっている強酸性の湿原です。

泥炭の積もるスピードは年に0.1mmほど。

そのため13mも貯まるには約10万年かかると考えられています。

03湿原には泥炭いっぱい

 

つまり逆谷地湿原は釧路や尾瀬といった湿原よりも

はるかに古い歴史があることがわかります(釧路は約3千年、尾瀬は約9千年)!

 

その後、国立公園内の大谷地湿原に移動して巡視開始。

大谷地湿原は、昨年度、長野市が全面ヨシ刈りを行いました。

04ヨシがなくなってすっきり

(↑ヨシがなくなって見た目がスッキリ!)

 

ヨシは非常に水の蒸散力の強い植物です。そのため、ヨシが繁茂していると

湿原の乾燥化、陸地化が進んでしまいます。

05ヨシがいっぱいの大谷地

(↑こちらは昨年5月20日の大谷地湿原の写真)

 

乾燥化を防ぎ、湿原性のリュウキンカなどの植物を

守っていくためにヨシ刈りが行われました。

06大谷地のリュウキンカ

(↑リュウキンカ咲いていました。)

 

湿原をぐるっと一周する散策ルートを歩くと、

リュウキンカ以外にもミズバショウが顔を出していました(´▽`)

07ミズバショウも頭だしてっます

 

他にも・・・切り株にびっしりと粘菌が!!!

08粘菌!!!

 

木道脇ではオタマジャクシも発見できて、春の息吹を感じました!

09オタマがいっぱい!!!

 

ちょうどゴールデンウィークのころが見頃かもしれません。。。

ぜひ飯綱高原にも足を運んで見て下さい。

○飯綱高原の開花情報などはこちら

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2018年04月17日野尻湖にも春到来!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

野尻湖ナウマンゾウ博物館がリニューアルしてもうすぐ一ヶ月です。

リニューアルした無料のカフェスペースや・・・

01無料カフェスペースです!

 

正しい角をはめると開眼するしかけ・・・

02角をはめると開眼!

 

物販スペースには、ここにしかないであろう

"ナウマンゾウの刻印"の入った信州打刃物もあります!

03ナウマンゾウの刻印

 

そして湖畔沿いの「緑・水・風の空間」ではニリンソウや桜が咲いていました。

春ですね~(´▽`*)❀❀❀

04ニリンソウ咲く空間

 

さ・ら・に!!!雪をかぶっていた看板もお目見え!

05野尻湖の看板♡

 

春の野尻湖は日が出ていないと少し肌寒いので、

羽織り物を一枚もってお越し下さい♪

○野尻湖の散策はこちらを参考にしてみて下さい!

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2018年04月16日平成30年度の登り初めは飯縄山で!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

 

4月14日(土)、長野工業高校の先生や長野市の担当の方と一緒に、

飯縄山をフィールドに課題研究の内容を考えるための下見登山を行いました。

01登り初めは飯縄山

 

まずは飯綱高原観光協会オトナリハウスで打合せ。

長野工業高校では課題研究の結果を地域貢献に活かす『長光プロジェクト』という取組があり、

その題材として飯縄山を取り上げていただけることになりました。

02長光プロジェクトって?

 

プロジェクトの中で、「登山口に高校生が開発した登山者カウンターをつけられないか?」「電気を使わない携帯トイレの自動販売機の開発はできないか?」など話しながら登ります。

03なにができるか・・・

 

そうこうしていると、昨年度"近自然工法"で整備を行った場所に着きました!

04近自然工法馴染んできてます!

 

整備を行ったころよりも丸太や石がかなり馴染んでいて、

安定感のある歩きやすい道になっていました!なんだかとっても嬉しいです。

05歩きやすい道

 

だいぶ雪がなくなってきた飯縄山、それでも山頂付近はまだ雪が残っています。

飯縄山のタイムリーな情報を知りたいあなた!

飯綱高原観光協会のHPの『飯縄山だより』を御覧下さい!!!

 

同じものが「一の鳥居苑地駐車場」のトイレの掲示板にも掲載されているんですよ!

06飯縄山だより

 

旬なお花情報なんかも載っているので、ぜひ御覧になってみてください♪

07旬な情報いっぱい!

 

登山シーズンはすぐそこ。出発前には必ず現地情報などの

下調べをしっかりしてから行きましょう!

妙高戸隠連山国立公園の山に登ろう

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2018年04月10日戸隠神社奥社の参道の未来を考える

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

フキノトウもあちらこちらでにょきにょき伸びて、気分は春ですが・・・

なんと4月9日(月)は、戸隠で雪が降りました!

 

01雪の中社

 

夜は氷点下になっていましたが、戸隠中社公会堂では今日も夜な夜な集会が・・・。

今回のテーマは「戸隠神社奥社杉並木の参道をどう守っていくか」。

 

02奥社の杉並木を考える

 

戸隠神社奥社の参道の杉といえばこれ!樹齢350年以上の杉が立ち並んでいます。

 

03奥社の参道

 

パワースポットとしても有名で、年間20万人以上が訪れる場所です。

 

しかし昨年10月の台風で、参道沿いの杉が3本も折れてしまいました!

(当時の様子は2017年10月25日のアクティブ・レンジャー日記をご覧下さい。)

 

04昨年の事件!

 

なぜこんなに沢山倒れてしまったのか?

原因は「人の踏圧」により杉の腐朽が進んだことです。

 

参道沿いの杉は長年多くの人が訪れることで、地面が踏み固められ、

根が窒息状態になっていたのです。

 

窒息状態が続いたことで、杉の元気がなくなり樹勢が衰えてしまいます。

杉の中身は腐り、参道沿いの杉のなんと8割で「幹の空洞化」が進んでいることが

その後の調査で分かりました。

 

これを受けて、戸隠神社や地元有志で構成されている

「戸隠奥社の杜と杉並木を守る会」では、

県の天然記念物と史跡に指定され、かつ国立公園内にある杉並木を

大切に守り伝えていくため、どんな対策をするべきか、話合いを始めました。

 

長野県や長野市の補助金なども活用しながら、

杉並木保存のための調査や保存活用計画策定などの動きが加速していきます。

 

杉並木は国立公園にとっても大切な資源です。

後世に良い形で残せるよう、今後も動きを見守りたいと思います。

 

 

ところで、集会のあった中社公会堂では、戸隠竹細工の展示会も開催されていました。

それぞれの趣向が凝らされた作品、じっくり見ると楽しい発見が色々ありました!

 

05竹細工もやってます

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