ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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長野

76件の記事があります。

2020年08月07日ライチョウの移植

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

令和2年度ライチョウ保護増殖事業により、乗鞍岳から中央アルプス(駒ヶ岳)への移植が行われました。

悪天候の影響でヘリコプターが飛べず延期していましたが、久々の快晴となりました。

    

    

移植はケージ保護していた3家族19羽(メス3羽、ヒナ16羽)を家族ごと箱に入れ、慎重に運びました。

     

    

     

乗鞍岳から中央アルプスまでは、ヘリコプターで運搬しました。

ヘリコプターは16分程で中央アルプスへ到着し、あらかじめ準備していたケージに収容されました。

    

   

中央アルプスでも日中はケージから出して周辺環境に慣らし、8/7全ての家族を放鳥しました。

今後はモニタリングを行いつつ捕食者対策を行います。

放鳥したライチョウを見かけた際には、そっと見守ってください。

   

   

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

   

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 中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月21日ライチョウの散歩

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

  

乗鞍岳でのケージ保護を紹介しましたが、もう少し詳しく紹介したいと思います!

  

    

   

この日は、報道関係者の取材もありました。

ケージは中を暗くしてライチョウが落ち着くようになっていたり、ヒナが隙間に挟まれたりしないように工夫されています。

  

天候が降雨以外の時は、ケージから出して散歩や高山植物を食べて過ごしています。

ヒナはちょこちょことした足取りで、メス親の声の届く範囲を歩いています。

メス親は「クゥークゥー」と鳴き、ヒナは「ピヨピヨ」と鳴いています。

  

  

ヒナの脚はしっかりと大きく、ふわふわした羽毛も日々増えてライチョウの特徴が出ています。

   

  

時々ヒナはメス親のお腹の下に入り身体を温めます。これを抱雛(ほうすう)と言います。

   

  

写真は抱雛を終えてヒナが出てきたところです。

お母さんに抱かれて身も心も温まったのでしょうか。とてもかわいらしいですね!

   

ケージから出す際は、関係者で見守っています。

なるべくハイマツに入らないように誘導したり、ヒナの羽数は変わりないか確認したり、四方を囲まないようにしています。

   

   

乗鞍岳から中央アルプスへの移植はヘリコプターで移送する予定です。

また、捕食者等のモニタリングを行いつつ、中央アルプスへ移植した後もケージ保護を行っていく予定です。

   

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

     

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月20日乗鞍岳でのライチョウケージ保護

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

環境省では令和2年度ライチョウ保護増殖事業により、乗鞍岳から中央アルプスへ3家族20羽程度(1家族あたりメス親1羽とその雛6羽程度)移植する予定です。

    

巣探しを経て移植予定となった3家族は、7/2、5、6にヒナが孵化しました。

    

孵化から移植までの間は、悪天候時でも体温調節や捕食者から身を守ることができるように、ケージで保護しています。

    

あらかじめ設置しておいたケージまでは、家族ごとに誘導して保護しています。

    

      

    

今年の7月豪雨は、乗鞍岳のある中部山岳国立公園南部地域でも被害を受けました。

ケージ保護の環境下であっても、例年に比べて悪天候が続く今年は厳しい状況です。

それでもライチョウたちは頑張って生きています。

    

天気が落ち着いている時は、関係者が見守る中ケージの外に出て散歩や高山植物を食べます。

ヒナたちも徐々にたくましくなってきています。

    

     

     

乗鞍岳から中央アルプスへの移植はヘリコプターで移送する予定です。

また、捕食者等のモニタリングを行いつつ、中央アルプスへ移植した後もケージ保護を行っていく予定です。

     

       

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

     

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月06日ライチョウ飼育卵移植による野生復帰事業

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

  

「ライチョウ飼育卵の野生復帰」で取り上げさせていただきました、

動物園から移植した飼育卵(8卵)のうち5卵で孵化が確認されましたが、全個体の死亡が確認されました。

  

ライチョウの巣の付近に設置したセンサーカメラで、ニホンザルが撮影されていました。

孵化の途中にニホンザルが巣を覗き込んだために、メス親ライチョウが驚いて巣から飛び出し、ヒナもメス親ライチョウを追って巣から出て身体が冷えて死亡したと専門家がコメントしています。

  

詳しい内容は、信越自然環境事務所の報道発表資料をご覧ください。

   

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月30日乗鞍岳のライチョウ

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

  

「乗鞍岳と中央アルプスでのライチョウ事業」で紹介させていただきました、乗鞍岳での事業が本格始動しています。

  

乗鞍岳のライチョウは、産卵から抱卵の時期に移ってきました。

事業は巣探しを経て、中央アルプスに移植するライチョウ3家族20羽程度(1家族あたりメス親1羽とその雛6羽程度)を選定・検討しています。

  

ライチョウの生息情報は、足輪を付けることで明らかになりました。

足輪は、ライチョウの捕獲許可を得た研究者により取り付けられ管理されています。

  

  

足輪の色の組み合わせで個体を識別できるようになっており、過去の採卵記録と照合することにより今回の事業で遺伝子の多様性にも配慮することが可能です。

  

足輪があることによって、ライチョウのなわばりについても研究されています。

過去、信州大学が実施した調査結果から、なわばり図を基に植生図になわばりを書き込んだ図がこちらです。

  

(植生図は、環境省生物多様性センターのWeb-GISを基に表示。)

  

信州大学の調査では、この範囲に90近くのなわばりが形成されていたことが確認されています。

ライチョウが暮らせる高山低木群落(ハイマツ等の植生)の多くの範囲が、なわばりに使われていることが分かります。

  

乗鞍地域が一体となり自然保護活動に取り組んできたことで、乗鞍岳でライチョウが安定して生息できる自然環境を保てています。

これからも、ライチョウが棲み続けられる乗鞍岳を未来に繋ぎたいですね。

  

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

  

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年06月16日ライチョウの巣探し

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

中央アルプス駒ケ岳周辺や乗鞍岳では、ライチョウの巣探しが進んでいます。

    

ライチョウの巣を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。

それもそのはず。ライチョウは主にハイマツの下に巣を作るので、登山道を歩いているだけではライチョウの巣はほとんど見えません。

     

(ライチョウの巣)

   

中央アルプスの無精卵と動物園で飼育されている個体が産んだ有精卵の入れ替えや、乗鞍岳でのケージ保護などを行うにも巣を探す必要があります。

巣を探すために、広大なハイマツ林をむやみに歩き回る訳にもいきません。

そこで、親ライチョウをよく観察し巣のありかを特定しています。

   

まず、雪どけから産卵までのライチョウの行動を紹介します。

 ・高山帯で餌が得られない冬には森林限界付近まで移動して過ごしていたライチョウが

  雪どけと共に再び高山帯に集まってくる

 ・オス同士のなわばり争いが激しくなる

 ・雪どけの早い場所からなわばりが決まってくる

 ・5月に入ると多くのなわばりにメスが現れ一夫一妻のカップルが成立

 ・5月末から6月上旬にメスは卵を産み始める

 ・6卵程度の卵を産み終える6月中旬にメスは抱卵を始める

 ・抱卵はメスが1羽で行うため、メスはなかなか巣を離れることができない。

 ・抱卵中のメスは1日数回採餌や排泄のために巣を離れる。

   

巣を探すには、抱卵中のメスが巣を離れるのをじっと待ち、メスを見つけたら行動をじっと観察し、巣に戻るのを待ちます。

(巣探し調査の様子) 

  

巣探しは写真のようになわばりが見渡せる場所でじっと待ち、いつ巣を離れるかわからないメスが現れるのをじっと待ちます。

写真でフィールドが広大なのが伝わりますでしょうか?この時期は日差しが強かったり、吹雪になったりと高山帯は厳しい環境です。

さらにメスは明け方や夕方遅くに巣を離れることが多いのですが、メスが卵を抱く時期は夏至が近いこともあり朝は4時前から、夜は18時を過ぎるまで調査を行うこともあります。

ライチョウの巣探しは忍耐のいる厳しい調査なのです。

  

季節の進み具合やライチョウの行動のタイミングを読みながら、同事業を進めています。

  

皆さんがライチョウの巣を見たことがない理由がおわかりいただけましたでしょうか。

  

現地の情報も随時アクティブ・レンジャー日記にUPさせていただければと思います。

  

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

また、癒しのライチョウフォトアルバムもぜひどうぞ!

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 中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月15日ライチョウ飼育卵の野生復帰

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

   

前回までの日記で、ライチョウの生息域内保全としての南アルプス北岳周辺での取り組みや、中央アルプスにおける野生復帰や移植について書かせていただきました。

今回は、生息域外保全の取り組みを紹介させていただこうと思います。

    

生息域外保全は、急激に個体数が減少してしまうことを考慮し、野生個体が存在するうちに飼育・繁殖の技術や科学的な分析を行うことを目的に、ライチョウの場合は公益財団法人日本動物園水族館協会の協力で行われています。

平成27、28年度に乗鞍岳で採卵し、その子どもたちが現在6つの動物園で飼育されています。

厳しい環境で生き抜くために動物にとっては消化しづらい物質や、ともすれば毒となるような物質を含んでいる高山植物を主食としているライチョウは、お腹の中に植物に含まれる物質を分解するための腸内細菌を飼っています。ライチョウの雛は、お母さんのフンを食べることでこれらの腸内細菌を受け取っていることが最近明らかになり、飼育個体についてもこの食糞や腸内細菌を活かした飼育技術の開発に取り組んでいます。

人間でも"腸活"がクローズアップされていますが、生きものっておもしろいですね!

  

飼育下で孵化した雛 H28.7.1撮影(大町山岳博物館提供)

  

今年度は、中央アルプスのメスが産んだ無精卵と動物園での飼育卵を入れ替え、野生復帰させる予定です。

飼育卵は6/5に中央アルプスの山麓に運ばれ、6/7に8卵の入れ替えが行われました。

  

卵の入れ替え準備の様子

  

卵を入れ替えた後の様子

  

無事に孵化してかわいい雛の姿を皆さんにお届けできることを願うばかりです。

野生下で生きていくので全ての雛が成鳥になれるとは限りませんが、孵化後はケージ保護を行い生存率を向上させる予定です。

   

この卵の入れ替え作業の前に、巣探しが行われました。これは簡単な事ではありません。

巣探しを通してライチョウをもっと知っていただけると思いますので、次回の日記で紹介したいと思います!

   

6月上旬の中央アルプス駒ケ岳の雪解け状況

   

現地の情報も随時アクティブ・レンジャー日記にUPさせていただければと思います。

  

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックスライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。

また、癒しのライチョウフォトアルバムもぜひどうぞ!

  

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 中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月12日乗鞍岳と中央アルプスでのライチョウ事業

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

  

環境省では令和2年度ライチョウ保護増殖事業により、動物園で飼育されている日本のライチョウの有精卵を中央アルプスのメス個体の無精卵と差し替えて野生復帰させることと、乗鞍岳から3家族20羽程度(1家族あたりメス親1羽とその雛6羽程度)を中央アルプスに移植することを予定しています。

  

今回は、乗鞍岳から中央アルプスへの移植について書いてみたいと思います!

  

ライチョウは、6月頃に産卵し6月末~7月上旬に孵化します。

生まれたばかりの雛は体温調節ができないため、梅雨の悪天候に合ってしまうと死んでしまうことが多いです。

また、孵化直後の雛は飛ぶことができず、捕食者から逃げることもままなりません!

  

(Kobayashi and Nakamura 2013一部改変)

  

孵化後の約1ヶ月は生存率が特に低く多くの年で半数以上の雛が孵化してから1か月間で死んでしまっているのがわかりますね。

逆に雛が独立する盛夏以降は、安定しています。

  

今年度予定している移植事業では、夜間や悪天候時でも体温調節や捕食者から身を守ることができるように、乗鞍岳で産まれた雛とメス親をケージで3週間ほど保護する予定です。

このケージ保護は、南アルプス北岳周辺でも大きな効果を上げることができました。

  

(南アルプスでケージ保護を行った際の様子)

(令和元年度保護増殖事業検討会資料一部改変)

   

ケージにより雛を保護することで生存率を向上させ、乗鞍岳のライチョウ個体群になるべく負荷をかけないように移植をすることができるためです。

移植先の中央アルプスでもケージ保護を行い、現地の環境に慣らした後に放鳥する予定です。

  

現地の情報も随時アクティブ・レンジャー日記にUPさせていただければと思います。

  

  

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内に掲載しています。

また、癒しのライチョウフォトアルバムもぜひどうぞ!

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 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月10日ライチョウのために

中部山岳国立公園 関根陽太

中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

    

皆さんライチョウは見たことありますか??

標高の高い山に生息して、中部山岳国立公園でもシンボリックな存在となっています。

     

    

見た目も動きもかわいくてたまらないですね~

   

このライチョウですが、1980年代には国内に約3,000羽が生息していると推定されていましたが、2,000年代初頭には1,700羽程度に減少してしまったことが信州大学の研究で分かっています。

    

(ライチョウの個体数の変化:信州大学調査)

    

環境省では、このような希少な野生動植物について「保護増殖事業」を行っています!

アホウドリ、イリオモテヤマネコ、トキなどもこの事業により、個体の繁殖促進、生息地の整備等を実施しています。

   

ライチョウを絶滅の危機から守るために、減少が著しい南アルプス北岳周辺などでも取り組みが行われ、平成27、28年度に乗鞍岳で採卵し動物園で生息域外保全として飼育技術の確立を行っています。

   

また、平成30年度にはライチョウが絶滅したと思われていた中央アルプス木曽駒ヶ岳で約50年ぶりにライチョウが発見されました。

発見されたのはメス1羽で、遺伝子から乗鞍岳、もしくは北アルプスから飛来したことが判明しました。

仮に乗鞍岳から飛来したとしても直線距離で約40kmも離れています。びっくりですね~!

雪のある時期に、中間にある山を経由して移動したと考えられています。

   

令和元年度には、乗鞍岳で採取した有精卵を移植し孵化まで成功しましたが、残念ながらその後悪天候や捕食等によって雛は全滅してしまいました。

   

先日5月21日に中央アルプスのメス1羽の生存が確認され、

保護増殖事業計画に基づいて、ライチョウ全体の絶滅リスクを低減させるためにも中央アルプスの個体群復活について取り組んで行くこととなりました。

具体的には動物園等の飼育卵を中央アルプスのメスの無精卵と差し替えて野生復帰させることと、乗鞍岳から3家族20羽程度(1家族につきメス親1羽とその雛6羽程度)を中央アルプスに移植する方法です。

   

乗鞍岳で採卵したり、雛、成鳥を中央アルプスへ移植したりして大丈夫なの?

中央アルプスへ移植した後も天敵への対策はどうなっているの?

と疑問もあるかと思います。

それについては、次回の記事に書いていきたいと思います。

   

詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内に掲載しています。

また、癒しのライチョウフォトアルバムもぜひどうぞ!

   

(乗鞍高原から眺めた乗鞍岳)

   

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2019年06月25日ギャラリープラザ長野で上信越高原国立公園指定70周年記念写真展を開催しています

長野 荒井 歩

7月11日(木)まで、長野市にある公益財団法人八十二文化財団のギャラリープラザ長野にて上信越高原国立公園指定70周年記念写真展を開催しています。

土日休館となりますが、八十二銀行さんのクイックコーナーでお金を引き出すついでに写真を見ることができます。

もちろん、写真展だけ見に来て頂くのも大歓迎です!

街中で、四季折々の雄大な自然を感じて頂ければ幸いです。

上信越高原公園をはじめ、中部山岳国立公園、妙高戸隠連山国立公園内の市町村のパンフレットも置いています。ご自由にお持ち下さい。

上信越高原国立公園指定70周年記念写真展は上信越高原国立公園内の各市町村で開催しています。

毎月、下記ホームページのトピックスにて開催情報を更新しております。お近くにお立ち寄りの際はぜひご来場ください!

信越自然環境事務所HP http://chubu.env.go.jp/shinetsu/

上信越高原国立公園HP https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/

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