ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園 立山

78件の記事があります。

2018年05月08日ゴールデンウィークの立山室堂の様子

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

今年のゴールデンウィークも多くの方が立山室堂を訪れていました。

立山室堂では、利用者の皆様の安全確保とライチョウ保護のため、関係者が協力して看板やポール、ロープを設置しています。

暖かくなり雪解けが進むため、それらの維持管理のためゴールデンウィーク中は毎日巡視を行いました。

室堂平の利用ルールは、室堂平の積雪期(春期)利用ルール.pdfをご覧ください。

【室堂平】201851日撮影

天候に恵まれて多くの方が訪れ、雪遊びや散策等を楽しんでいました。

室堂平

【地獄谷立入禁止看板】2018429日撮影

地獄谷は火山ガス濃度が上昇していて危険ですので、この看板の先には立ち入らないでください。

地獄谷立入禁止看板

【雷鳥沢野営場】2018429日撮影

今年は最大で182張のテントが張られていました。天気の良かった日は、テントの外でのんびりされている方もいました。

雷鳥沢野営場

【食べ残し】201852日撮影

雷鳥沢野営場の雪が解けると、食べ残しやお菓子の袋等のゴミが出てきました。野営場だけでなく、歩道上でも様々なゴミが落ちていました。自然保護のため、また他の利用者に気持ちよく利用していただくため、ゴミのお持ち帰りをお願いします。

食べ残し

室堂平は標高2450mに位置し、厳しい自然環境下にあるため、初夏のような暖かさを感じることがあれば、冬のような寒さを感じることもあります。

レインウェア、防寒着、サングラス、暖かい飲み物等を持参されることをおすすめします。

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2018年04月27日最近の室堂について

中部山岳国立公園 立山 佐藤 裕子

4月より立山管理官事務所のアクティブ・レンジャーに着任しました佐藤裕子です。

よろしくお願いいたします。

今年の室堂は、各所で言われている通り雪が少ないです。

昨年の6月と比較すると、その違いが分かると思います。

らいちょう温泉雷鳥荘付近

201763日撮影】

2018420日撮影】

とは言え、このように地面が露出しているのは一部分で、室堂はほぼ雪道です。

登山靴か長靴でお越しください。

421日から雷鳥沢野営場の営業を開始しました。

雷鳥沢野営管理所(写真右手)にて、トイレと水場が使用できます。

清掃協力金:1人1泊500

                                中山AR撮影

積雪期はテント設営場所として目印にポールが立っています。

ポール内にテントを張ってください。

また、GWは混みあいますので譲りあってご利用ください。

当たり前のことですが、ごみは持ち帰るようお願いします。

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2018年04月19日立山黒部アルペンルートが開通しました!

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

415日に立山黒部アルペンルートが全線開通しました!

しかし当日は悪天候であり、立山高原バスは運休となり富山県側から室堂に行くことはできませんでした。

16日は室堂は晴天に恵まれ、多くの方が散策を楽しまれていました。

室堂平の利用ルールについては、前回の日記(http://chubu.env.go.jp/blog/2018/04/post-579.html)を参考にしてください。

【雪の回廊】2018416日撮影

立山自然保護センターの3階より室堂平につながる回廊です。大谷ほどの高さはありませんが、道が狭いため回廊が迫りくるかのような迫力を感じます。

雪の回廊

【雷鳥沢野営場】2018416日撮影

雷鳥沢野営場は雪に覆われているため、雪上のテント設営になります。ポールで囲われた範囲に設営をお願いします。また、19日現在雷鳥沢野営場のトイレは利用できないため、必ず携帯トイレの携行、利用をお願いします。ホテル立山の売店や立山自然保護センターで購入できます。使用した携帯トイレは、室堂ターミナル1階の回収ボックスに捨ててください。(以前の記事http://chubu.env.go.jp/blog/2017/11/post-517.htmlを参考にしてください)。

雷鳥沢野営場

巡視中に、ライチョウを目撃しました。

最初はハイマツに隠れて見えづらかったですが、しばらくするとゆっくりと歩いてはっきりと見ることができました。

【真っ白のライチョウ】2018416日撮影

とても可愛らしいです。ハイマツから出てきた途端、カメラマンのみなさんはシャッターを切るのに夢中でした。

真っ白なライチョウ

※ライチョウを観察、撮影するために植生を踏まないでください。ライチョウのエサとなったり産卵・子育ての場所になったりします。三脚や鞄等でも傷つけないようお願いします。

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2018年04月13日室堂平の利用について

中部山岳国立公園 立山 中山博人

こんにちは、中部山岳国立公園立山管理官事務所の中山です。

415日に立山黒部アルペンルートが全線開通します。

しかし、この時期の立山は厳しい自然環境下にあり、7メートル近い積雪があります。

そのような中で、皆様に安全にかつ立山の貴重な自然を守りつつ立山室堂の散策を楽しんでいただくため、「室堂平の積雪期利用ルール」を設けています。

以下のリンク先の情報をご一読ください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2018/post_44.html

同ページには、地獄谷の火山ガスの情報も掲載されています。

地獄谷は火山ガス濃度が上昇しており、安全を考慮して"通行止め"としております。

スキーヤーやスノーボーダーの皆様も地獄谷方面には立ち入らないようお願い致します。

【地獄谷への立入禁止看板とポール】2018412日撮影

火山ガス濃度が高くなっており大変危険ですので、この看板や×印のポールが設置されている場所より奥には行かないでください。

地獄谷への立入禁止看板とポール

アルペンルート開通前の準備のため、6日と12日に室堂まで上がりました。

強い風が吹き付けて体のバランスを崩したり、数メートル先が見えなくなるくらい視界が悪くなったりしたことがありました。

防寒、防風対策をしっかりと行い、特に悪天候時は決して無理のない行動をお願いします。

標高2,450メートルまで誰でも気軽に行けるとはいえ、立山はまだまだ雪山です。

天候や積雪状況等事前の情報確認もしっかりと行った上でお出かけください。

【視界が悪いです】2018412日撮影

数メートル先でもこの視認性の悪さです。

視界が悪いです

天気が良い時は素晴らしい展望が広がります。

12日の午後には視界が良くなり、浄土山、立山、剱岳、大日連山等の美しい雪景色が楽しめました。

【雪をかぶった剱岳】2018412日撮影

雪をかぶった剱岳

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2018年04月04日事務所名が変更になりました!

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所改め「中部山岳国立公園立山管理官事務所」の中山です。

前回の記事で紹介した雪は完全に解け、桜が楽しめる季節になりましたね。

さて、今年度より事務所名が変更になりました。

環境省が推進している「国立公園満喫プロジェクト」に伴う体制強化のための変更です。

詳細は、信越自然環境事務所(旧長野自然環境事務所)のHPや他のARの記事もご覧ください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2018/post_43.html

【駐車場の看板】2018年4月2日撮影

駐車場の看板

【玄関の看板付け替え】2018年4月2日撮影

玄関の看板付け替え

さて、私にとってはアクティブ・レンジャー2年目の年です。

今年度は、みなさまに安全に登山を楽しんでいただくために、昨年度に調査をできなかった登山道をたくさん歩きたいと思います。

登山道の現状をしっかり把握し、今後の登山道整備に役立たせたいです。

黄色いレンジャー服を着ている私を見かけましたら、お気軽に声をかけてください。

今年度もどうぞよろしくお願い致します。

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2018年02月16日立山町の雪

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

2ヶ月半ぶりの日記となってしまいましたが、元気に除雪と事務仕事を頑張っています。

2月の3連休明けに出社したときは、公用車が雪に覆われて真っ白になっていました。

【雪に埋もれた公用車】2018年213日撮影

雪に埋もれた公用車

この日は出勤して早々に1時間半駐車場の除雪、そして夕方には1時間半庭木等の除雪を行いました。

庭木の除雪の際には、まさか腰まで埋まるとは思いませんでした。(苦笑)

除雪と言えば、1月30日から立山黒部アルペンルートの除雪が始まりました。

富山県の地元紙・北日本新聞の記事によると、1月30日時点で立山駅周辺の積雪は2m(昨年より40cm多い)、室堂の積雪は何と8m(昨年より2m多い)とのことです。

標高475mの立山駅周辺から標高2450mの室堂まで標高差約2000m、全長約31kmを除雪するのですから、とても大変な作業かと思います。

道路の除雪は進んでも、アルペンルート開通前はご覧のような積雪量です。

【昨年のアルペンルート開通前の様子】2017年46日撮影

昨年のアルペンルート開通前、美女平より少し標高が高い場所でも、除雪車より高い積雪がありました。

昨年のアルペンルート開通前の様子

私たちが立山黒部アルペンルートを安全に利用できるのも、このように除雪をしていただいている方々のおかげですね。

今年は各地で記録的な大雪があり、大変な思いをされている方も多いことと思います。

歩行や運転、除雪の際は十分にお気を付けください。

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2017年12月04日今年最後の立山室堂へ

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

今年も残り1ヶ月を切りましたね。

さて、11月30日をもちまして、今シーズンの立山黒部アルペンルートの営業が終了しました。

今年は11月25日時点で300cmの積雪を記録しており、立山高原バス(美女平駅から室堂駅間)は1123日以降の運行ができないまま、営業を終了しました。

1122日より登山者の安全対策のためのポールやロープの維持管理、ゴミ持帰りの周知、室堂平の巡視を行いました。

【吹雪の室堂】11月24日撮影

風や雪が強く数メートル先すら見えづらいこともありました。立山が厳しい自然環境の中にあることを、身をもって体感しました。

吹雪の室堂

【し尿跡】11月25日撮影

残念ながら、雪にはし尿跡がありました。他の利用客の皆様が気持ちよく使えるよう、また立山の自然を守っていけるよう、携帯トイレの使用にご協力をお願いします。

し尿跡

【純白の立山】11月26日撮影

朝早い時間帯には一時的に立山の稜線まで見ることができました。私にとっては、今シーズン最後の室堂から見た立山の様子です。この時は、雄山や室堂山、剱御前方面に向かうバックカントリーの方々が目立ちました。

純白の立山

【最終日の室堂ターミナル】11月30日撮影

繁忙期の賑やかさが嘘のような、静かな室堂ターミナルでした。

最終日の室堂ターミナル

30日に片付けを全て終えて、関係者の皆様とともに扇沢駅に下山しました。

4月のアルペンルート開通前から8ヶ月間、残雪から花盛り、紅葉、そして新雪と様々な姿の立山に巡り会えました。

来年も変わらない姿の立山が望めることを願っています。

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2017年11月22日室堂の積雪期利用についてのお願い

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

11月30日を以て、立山黒部アルペンルートの営業は終了します。

室堂はすっかり雪に覆われた一面の銀世界、美しい光景が広がっています。

それは同時に、室堂は標高2450mの大変厳しい自然環境下にあることを意味しています。

そこで、利用者の安全確保と自然環境保全のため、室堂平周辺積雪期利用適正化協議会では「室堂平の積雪期利用ルール」を設けています。

詳しくは、環境省長野自然環境事務所のウェブサイトや以下のポスターをご覧ください。

環境省長野自然環境事務所 → http://chubu.env.go.jp/nagano/pre_2017/11.html

【左:室堂平の積雪期(秋期)利用ルール、右:室堂平の積雪期利用ルールマップ】

室堂積雪期利用ルール1   積雪期利用ルール2

入山の際は、室堂ターミナル内の入山安全相談窓口にて必ずレクチャーを受けてください。

ターミナルの外にトイレはありませんので、携帯トイレを持参し、室堂ターミナル内の回収ボックスをご利用ください。

【携帯トイレ回収ボックス】

室堂ターミナル1階、ゴミ箱の右側にある黄緑色の蓋の小さな箱が、携帯トイレ回収ボックスです。

携帯トイレ回収ボックス

視界不良や雪崩による遭難の危険性がありますので、決して無理のない行動をお願い致します。

また、立山駅や扇沢駅に自家用車でお越しの際は冬用タイヤを装着のうえ、必要に応じてチェーンも装着してください。

【立山駅周辺の様子】11月21日撮影

立山駅周辺の様子

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2017年11月15日立山カルデラに行ってきました

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

立山町もすっかり冷え込んできて、布団やコタツが恋しく感じます。

さて11月6日に、立山カルデラに行ってきました。

閉山直前ではありましたが、立山カルデラ砂防博物館の学芸員の方に案内していただきました。

立山カルデラは、弥陀ヶ原火山に食い込んだ谷が激しい侵食作用によって拡大してできた浸食カルデラといわれています。(出典:立山カルデラ砂防博物館ウェブサイト)

【六九谷展望台からの立山カルデラの展望】11月6日撮影

1969年の集中豪雨により生じた谷であり、立山カルデラが一望できます。奥には白くなった立山連峰が見え、真ん中に鬼岳、左に龍王岳や浄土山、右に獅子岳や鷲岳等が写っています。

六九谷展望台からの立山カルデラの展望

【鳶山崩れ(左:大鳶崩れ、右:小鳶崩れ)】11月6日撮影

上の写真より右に目を向けると、1858年の飛越地震により生じた鳶山崩れが見られます。

鳶山崩れ

鳶山崩れにより発生した土石流が当時賑わっていた立山温泉を襲い、崩壊しました。

1869年に再興しましたが、立山黒部アルペンルート開通の影響で利用客が減少し、1973年に閉鎖されました。

その温泉の跡地があり、タイルがしっかりと残っています。

【立山温泉跡地】11月6撮影

立山温泉跡地

そして、飛越地震をきっかけに、常願寺川流域での土砂災害を防ぐために建築されたのが、白岩砂防堰堤です。

本堰堤と7基の副堰堤からなるこの施設は、白岩堰堤砂防施設として国の重要文化財に指定されています。

【白岩砂防堰堤から望む湯川上流側】11月6日撮影

白岩堰堤砂防

立山カルデラは安全上自由な出入りはできませんが、富山県、立山カルデラ砂防博物館主催の体験学習会に参加することで見ることができます(今年度は終了しました)。

詳しくは以下のリンク先よりご覧ください。
立山カルデラ砂防博物館 → http://www.tatecal.or.jp/tatecal/index.html

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2017年11月02日イタセンパラ保護増殖事業

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

いつもは山に行ってばかりの私ですが、珍しく川に行ってきました。

環境省長野自然環境事務所では、希少種の生息環境の保全を図るため、「イタセンパラ」の生息地における特定外来種の駆除を実施しています。

イタセンパラについては、下のページもご覧ください。

http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/itasenpara.html

【イタセンパラ】10月25日撮影

イタセンパラ

手前の魚が、イタセンパラです。

イタセンパラは環境省レッドリストで絶滅危惧IA類に分類され、種の保存法で国内希少野生動植物種に指定されています。

漢字で書くと「板鮮腹」、板のように平べったく産卵期には鮮やかな色になることからこの名前がつけられました(ちなみに、奥の魚は「ミナミアカヒレタビラ」で同じく環境省レッドリストでIA類に分類されています。)。

富山県氷見市では、富山大学との連携研究室「ひみラボ」を拠点に、イタセンパラの調査、保護、啓発活動等を行っています。

今回は天敵となるオオクチバスの駆除調査に同行し、イタセンパラの生息地の状況や現地の取り組みを確認しました。

氷見市教育委員会の学芸員の方やNPO法人 BIOクラブの代表の方に、駆除を行っている2つの河川に案内していただきました。

【地引き網によるオオクチバス駆除作業の様子】10月25日撮影

地引き網によるオオクチバス駆除作業

イタセンパラが生息するためには、エサとなるプランクトンや卵を産みつける二枚貝が生息していることが重要です。

イタセンパラは秋にイシガイ等の二枚貝に卵を産み付け、貝の中で仔魚(しぎょ)にふ化して冬の間を過ごします。

春になり、貝から出てきてからは動物プランクトンや植物プランクトンを食べて成長します。

【イシガイ】10月25日撮影

イシガイ

川での駆除作業後は、イタセンパラ保護池に案内していただきました。

イタセンパラの保護増殖を行うとともに来訪者が自然と触れあえることができる施設であり、イタセンパラが住みやすくするための環境を整備しています。

【イタセンパラ保護池】10月25日撮影

イタセンパラ保護池

ひみラボ内にある「ひみラボ水族館」では、イタセンパラやその他淡水魚等の生態展示、事業の取り組みを紹介した展示等が見られます。

ぜひ訪れてみてください。

詳細はウェブサイトをご覧ください。

https://sites.google.com/site/himilab/

【ひみラボ水族館】10月25日撮影

ひみラボ水族館

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