ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園 立山

51件の記事があります。

2017年04月20日雪上の小さな出会い

中部山岳国立公園 立山 中山博人

こんにちは。

立山自然保護官事務所の中山です。

自宅の近くや森、山の中等で様々な植物の花を楽しんでいる方が多いのではないでしょうか。

そんな中でも、立山室堂はまだまだ大量の雪に覆われています。

さて、冬と言えば、スキーやスノーボードといったアクティビティが楽しめますね。

スキー場ではもちろんのことですが、自然のフィールドでもスノーシューやクロスカントリースキーを履いて雪上の散策ができます。

いくら日が差すことがあるとは言え氷点下にもなる雪の世界で、果たして生き物に出会うことはあるでしょうか?

冬の自然観察においては、雪の上にできた動物の足跡や木の枝等の食べ痕、フンといった動物の痕跡を探す「アニマルトラッキング」が楽しめます。

フィールドによって対象の動物は変わりますが、室堂周辺ではやはりライチョウでしょう。

10日には、ライチョウの足跡を見かけました。

【ライチョウの足跡】

真ん中のほう上と下についているのが分かりますか?どちらに向かって歩いて行ったと思いますか?

ライチョウの足跡

まだ植物が雪に覆われている中だったので動き始めるのはもう少し先かなと思っていましたが、もしかしたら出会えるかな!?と期待が膨らみました。

少し足跡を追いかけるように歩きましたが、残念ながらその日は出会うことはかないませんでした。

このように痕跡は見つけられても、動物そのものを見つけるのは中々難しいです。

しかし、残雪期になると比較的よく雪の上で見つけることができる昆虫がいます。

それが、「セッケイカワゲラ」の仲間です。

【セッケイカワゲラの仲間】

セッケイカワゲラの仲間

多くの昆虫は春~秋とある程度暖かい時期に活動が活発であり、翅があって飛ぶことができます。

しかしセッケイカワゲラの仲間は、寒い時期でないと生活できず、暑くなると死んでしまいます。

それに、翅が退化して飛ぶことができないため、成虫は雪の上で過ごしています。

こんな変わった昆虫ですが、一度見つけるとあちこちで見つけられます。

10日に室堂周辺で10匹程度見かけたでしょうか。

とても小さいですが、白い雪の上に黒い昆虫がいるので、意外と目立つものです。

周辺の雪景色は素晴らしいですが、ぜひ足下にも注目してみてください。

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2017年04月19日立山黒部アルペンルートが全線開通しました!

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは。

立山自然保護官事務所の中山です。

暑くなったり寒くなったりな日が続いており、服装に悩む毎日です。

皆様も体調を崩されないようお過ごしください。

さて、ご存じの方も多いかと思いますが、415日(土)に立山黒部アルペンルートが全線開通しましたので、その様子をお伝えします。

立山駅に8時過ぎに到着しましたが、すでに多くのお客様がお越しになっていました。

外国のお客様も多く、国外でも立山の注目度の高さがうかがえました。

立山駅では、みなさまに楽しんでいただける催し物も実施されていました。

【立山駅の中の様子】

ケーブルカーをまだかまだかと待ちわびていたお客様でいっぱいでした。

立山駅の中の様子

【太鼓の演奏】

太鼓の演奏

立山駅をあとにし、ケーブルカーで美女平駅へ、そこでバスに乗り換えて室堂まで行き、安全祈願祭に参加しました。

富山県・長野県の関係者が集い、今年度も約7ヶ月半、事故なく立山やその周辺の観光・登山等を楽しんでいただけるよう祈願してまいりました。

【安全祈願祭】

安全祈願祭

安全祈願祭が終わり、ようやく外へ!

しかし、風が強く、周りが霧で真っ白になり視界が悪い状態でした。

数メートル先が見えないため、一歩間違えれば遭難の危険性もありました。

残念ながら雪の大谷ウォークは終日中止となりましたが、雪景色を楽しんでいただけた様子です。

18日にも見に行き、昼間は青空に恵まれたこともあり、最高19mの雪の大谷を堪能するお客様が多く見受けられました。

雪の大谷ウォークは622日(木)まで開催予定ですが、ぜひ雪の大谷が高いうちにお越しください。

【雪の壁】15日撮影

雪の大谷ではなくても、こんな雪の壁が見られます。ご覧の通り、視界が悪かったです。

雪の壁

【雪の大谷】18日撮影

今年の高さは19m!迫力があります!

雪の大谷

お越しの際は、フード付きのジャケット(レインウェア、ハードシェル等)を準備されることを推奨いたします。

靴も暖かいスノーブーツや防水性の登山靴が快適です。

また、この時期は平日といえども混雑し、ケーブルカーやバス等に乗るためにしばらく待たなければいけないことも多いため、時間に余裕を持った計画を立てましょう。

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2017年04月11日立山黒部アルペンルート開通に向けて

中部山岳国立公園 中山博人

皆様、はじめまして。

4月より立山自然保護官事務所のアクティブレンジャーに着任しました、中山博人(なかやまひろと)と申します。

アクティブレンジャー日記を通して、立山周辺の魅力やアクティブレンジャーの日々の活動をお伝えしていきたいと思いますので、どうか温かい目で見守ってください。

立山周辺で緑色のレンジャー服を着ている人を見かけましたら、ぜひ声をかけていただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

さて、415日(土)に立山黒部アルペンルートが全線開通し、積雪期に訪れる方が地獄谷に迷い込まないように案内標識やポールを設置するため、立山室堂まで行ってきました。

あたり一面真っ白な雪に覆われる中、山小屋などの関係者の方々が除雪等の準備をされていました。

積雪は室堂周辺では8m程度、雪の大谷は20m程度と言われており、例年よりも多い雪を楽しめそうです。

しかし、GWでも吹雪いて視界が悪くことがありますので、余裕を持った計画を立ててお越しください。

地獄谷では有毒な火山ガスが発生しており、中毒の危険性があるため、地獄谷及びその周辺の通行規制を行っています。

噴気活動の拡大活発化により中毒の危険性が高いため、地獄谷内は通行止めとなっています。

周辺でも天候や風向きによっては火山ガス濃度が高くなり、中毒の危険性が高くなるため、水に濡らしたタオルで口を覆う等の対策を行って速やかに通行してください。

詳細は、下記リンク先をご覧ください。

http://chubu.env.go.jp/nagano/post.html

それ以外にも、皆様に安全に楽しんでいただくよう、また立山の自然を守っていただくよう下記のことをお願いしております。

お越しの前にぜひご一読いただければ幸いです。

rules2017spring .pdf

【立ち入り禁止の案内看板

立ち入り禁止の案内看板

上記のような注意事項はありますが、火山が創り出したその大自然は壮大です。

この時期に天気が良ければ、こんな景色が見られます。

【立山三山】

モデルは、木村保護官と山本ARです。10日は天気が良く、ずっと立山三山を眺めることができました。

立山三山

【大日岳(左)と奥大日岳】

真っ白な山々が素晴らしいです。

大日岳と奥大日岳

【みくりが池】

少しずつ解けてきていますので、池の上は歩かないようお願いします。

みくりが池

麓は暑くても、室堂や弥陀ヶ原等はまだまだ冬の装いですので、ダウンジャケット、ニット帽子、手袋等の暖かい服装を準備しましょう。

また、日焼け対策もしっかりと準備してお越しください。

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2016年10月05日火山ガス対策訓練

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 山本美智子

9月末に、立山室堂での火山ガス事故を想定した、救急救助訓練を

関係者でつくる協議会で行いました。

訓練当日は、雨のため屋内での訓練となりましたが、

緊張感のある訓練になりました。

救助活動に使う機材や、防毒マスクの装着方法などの確認も行いました。

あわせて、事故発生時の緊急連絡網の訓練も行い、実際に近くの山小屋や施設の間でも電話を回しました。

室堂平周辺はたくさんの山小屋等の施設がありますが、

何かあったときには、協力して利用者のみなさんの安全を守れるよう、

定期的に訓練や話し合いが行われています。

様々な事態を想定して準備をするのが、山の基本!とはいえ、

想定外のことが起こりうるのも山の常識。

アルペンルートで簡単に来られるとはいえ、標高2,400m以上の山の上。

みなさんも室堂へお越しの際は、火山ガス対策のハンカチと

想定外のことが起こったときの心構えをよろしくお願いいたします。

火山ガスへの対策方法は、こちらもご確認下さい。

http://chubu.env.go.jp/nagano/post.html

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2016年05月25日いつもより早い雪解け

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 山本美智子

徐々に日差しが強くなり、梅雨も近づいて来たこの頃ですが、

標高約2500mの立山室堂周辺はまだまだ雪が沢山あります。

それでも冬の積雪が少なかったことや、春先の天候の影響もあり、

例年よりもかなり雪解けが進んでいます。

ライチョウも4月中旬の写真と比べると・・・

5月中旬では、かなり羽の色が変わっています。

こちらは、左がオスで右がメスです。

ライチョウは、季節によって羽の色が変わります。

雪が融けるこの時期から、ライチョウは繁殖期に入り、

オスはナワバリを見張る岩の上、メスは砂や草の上で目立ちにくい色になります。

立山室堂では、ミクリガ池周辺のハイマツの陰などを探すと見つけられます。

ただし、ロープや柵を越えて歩道の外に出たり、植物を踏んだりしないように、

マナーを守って観察して下さい。

また、ライチョウを追いかけたり、触れたりせず、

離れたところから観察していただくよう、お願いいたします。

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2015年06月23日薬師岳の開山祭

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 山本美智子

少々時間がたってしまいましたが、

6月13日から14日に、薬師岳の夏山開きと記念登頂会が行われました。

富山市(大山地区)の亀谷(かめがい)温泉郷にて、安全祈願祭が行われました。

同地域出身で、槍ヶ岳を開山したことでも知られる播隆(ばんりゅう)上人の像の前で、地域の関係者や記念登頂会参加者が、今シーズンの山の安全を祈願しました。

播隆上人像


その後、登頂会参加者は折立登山口へ移動し、1泊2日で薬師岳へ。

折立の登山口から入ってすぐに、「十三重之塔」があります。

1963(昭和38)年1月の豪雪で遭難した愛知大学山岳部の13名の慰霊のために造られたものです。

十三重の塔

彼らが迷い込んだ薬師岳山頂手前の東南稜線への分岐点にも、二度とこのような事故が起きないように、という願いが込められたケルンが建っています。

次薬師のケルン

薬師岳山頂の祠に薬師如来像が安置され、登頂した約100名が再度、安全を祈願しました。

薬師岳山頂

遭難事故からは50年以上経過していますが、山の安全を願う気持ちは、しっかりと引き継がれていると感じました。

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2015年05月21日剱岳

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 吉井 良治

登山口の富山県上市町馬場島の入り口の看板です。

馬場島は剱岳の登山口の一つです。
中部山岳国立公園の北側にある剱岳山麓は、
春緑のこの時期豊富な水と緑が融合して大きな自然景観をもち
自然がダイナミックに身体に迫って来ます。心休まる一コマに
標高750mの馬場島から険しい北方稜線が眺望でき、
2,999mの剱岳山頂に至る一直線の早月尾根が登山者を
まってます。山麓には、キャンプ場が整備されていて、
宿泊も可能です。

ここからは北アルプス三大急登の早月尾根を登り
約6時間で早月小屋にたどり着く。
この尾根には
水場がないので馬場島でたっぷりの水を確保して
登山することになる。
早月小屋で一泊して、次の日3時間ぐらいで山頂(本峰)に着く。
山頂では馬場島からの小さな一歩の積み重ねで登った
達成感でいっぱいになり、なぜか苦しさは忘れている。
古い昔日本海(0メートル)からこの剱を登った
想い出がこころによみがえってくる。

カタクリの花

6月1日に剱岳開山祭・安全祈願祭を迎える
会場の脇に登山口はまだ残雪に覆われていた。
付近一帯にはカタクリの花が咲いていて
夏山シーズンをむかえる。
今年は稜線に雪は少ないが
2千m付近や谷は残雪が多いので
この時期アイゼン、ピッケルは必須。
また登山届けも忘れずに提出し、登山しよう。

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2015年04月13日立山のシーズンがはじまります!

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 山本美智子

 いよいよ、4月16日に立山黒部アルペンルートが全線開通し、立山のシーズンが始まります。
ここで、室堂にお越しの方にお願いがあります。
標高2500m程にある室堂は、春でも沢山の雪があります。立山の自然を守り、皆さまに安全に楽しんでいただくために、立山室堂周辺の地域関係者と関係機関によって「室堂平の積雪期利用ルール」が定められています。
ご出発前に、必ずご確認ください。

【室堂平の積雪期(春期)利用ルール】

(1) 地獄谷は噴気活動が継続しています。立ち入らないでください。

(2) 除雪作業区域に立ち入らないでください。

(3) ライチョウ保護区域に立ち入らないでください。

(4) ハイマツなどの植生帯に踏み込まないでください。

(5) 登山者、スキーヤー、スノーボーダーは、以下のことも必ずお守りください。
 (5-1) 入山届を室堂ターミナルで提出してください。
 (5-2) ビーコンを携帯してください。
 (5-3) 携帯トイレを携行してください。
 (5-4) 融雪防止剤は使用しないでください。
 (5-5) 山岳保険に加入しましょう。

室堂平の積雪期利用ルール.pdf

【お知らせ】春期(積雪期)に立山室堂平周辺を訪れる皆様へ(「室堂平の積雪期(春期)利用ルール」について)(長野自然環境事務所ホームページ)

※ルールの詳細、立入禁止区域等は、PDFファイル等をご覧ください。
 同様のものは、アルペンルートの駅や周辺施設にも配布しますので、ご確認ください。

また、防寒、日焼け対策もお忘れないよう、ご注意ください。

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2014年10月31日一足早い、冬支度

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 山本美智子

10月半ば頃から、麓から見える立山連峰が白くなることが増えてきました。
まだ紅葉が見頃の場所も多い中、立山室堂周辺では一足早く冬支度が進められています。


<10月15日朝の立山室堂ターミナル付近>

これからの時期、室堂の歩道やアルペンルートの道路沿いには
至る所に上の写真のような“棒”が取り付けられています。
これは、雪が積もっても道の場所が分からなくならない為の“目印”です。


<4月15日(半年前)の室堂ターミナル付近>

これから室堂にお越しの方は、この“目印”にも注目して、
どれくらい雪が積もるのか、想像してみて下さい。


■お願い■
現在、室堂平周辺の歩道横のロープや杭も雪対策として外されていますが、
高山植物保護のため、歩道を外れないようお願いいたします。
また、標高が高く気温が低いため、防寒対策をしっかりしてお越し下さい。

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2014年09月30日室堂の秋

中部山岳国立公園 立山 アクティブレンジャー 吉井 良治

立山の紅葉が見頃になりました。
室堂から始まり今は弥陀ヶ原が
見頃です。立山ロープウエイからの
紅葉前線は日ごとに下る。

立山天狗の鼻付近の紅葉

手前ソウメン滝、後ろは立山三山

御前谷、一ノ越山荘から黒部湖下る登山道がある。遠く見える御嶽山の噴煙

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