ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園

181件の記事があります。

2019年07月16日朝日岳山開き

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

7月も半分を過ぎ雨の日が多いですが、いかがお過ごしでしょうか。

76日、7日に朝日岳の山開きに参加したので報告します。

朝日岳は北アルプスの中でも北部に位置し、富山県と新潟県にまたがります。

積雪量が非常に多く、高山植物が多く咲く魅力溢れる山です。

今回のルートは、北又小屋からイブリ山を経由して朝日小屋で1泊し、翌朝に山頂に登頂、登ってきた道を引き返すものでした。

7合目(10合目がイブリ山山頂)より上部は残雪が出てくると共に高山植物が開花していました。

【左:オオサクラソウ、右:シラネアオイ】76日撮影

20190706オオサクラソウ 20190706シラネアオイ

日中は霧が濃かったものの、6日の夕方から一気に晴れ、富山平野側は雲海と夕焼け、夜には満天の星空、さらには翌朝に山頂からご来光を見ることができました。

山で宿泊することの魅力が詰まった2日間であったと、強く実感しています。

【夕焼けで赤く染まる朝日岳】76日撮影

20190706朝日岳

【朝日岳山頂からのご来光】77日撮影

20190707ご来光

ご来光を堪能し朝日小屋で朝ご飯の後に、雪倉岳・白馬岳方面に向かう「水平道」も歩きました。

昨年、一昨年で歩道を新しく整備した場所があるため、その場所の確認を行いました。

アップダウンが少なくなり、歩きやすい道になっていました。

【新しく整備した水平道の様子】77日撮影

20190707水平道

朝日岳周辺(特に夕日ヶ原周辺や水平道等)はまだ多くの残雪があります。

雪に不慣れな方は、軽アイゼンやストックを使用されると良いと思います。

朝日小屋のHPに最新の情報が掲載されていますので、ご確認ください。

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2019年07月04日八郎坂通行できます

中部山岳国立公園 佐藤 裕子

先日、八郎坂の巡視に行きました。

八郎坂は称名滝の近くに位置しており、坂を登りきるとアルペンルートにつながります。

八郎坂の入り口はこんな感じです。↓

生憎、この日は天候が悪く、称名滝は見られませんでした。

岩が苔むしている箇所が多いルートです。足元が滑りやすいのでお気を付けください。

また、歩くアルペンルート 弘法から美女平方面へ抜けられる際は倒木が多いのでご注意ください。

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2019年06月05日アクティブ・レンジャー国立公園写真展2箇所同時開催中!

中部山岳国立公園 立山 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

今年度もアクティブ・レンジャー国立公園写真展を、立山地区で開催しています。

アクティブ・レンジャー国立公園写真展では、昨年度のアクティブ・レンジャーが撮影した中部山岳・上信越高原・妙高戸隠連山の各国立公園の写真を展示しています。

写真とともに、アクティブ・レンジャーの紹介や各国立公園を紹介するパネルを展示していますので、併せてご覧ください!

2019年環境省アクティブ・レンジャー国立公園写真展in立山◇

 ○立山自然保護センター 階段踊り場

  開催期間:201961日(土)~630日(日)

 ○美女平駅 2

  開催期間:201961日(土)~730日(火)

 ※観覧料無料

 ※6月中は2箇所同時開催です!

【立山自然保護センターの様子】

国立公園内で見つけた可愛らしい動物や綺麗な植物の写真をピックアップしました。

写真展立山自然保護センター①

写真展立山自然保護センター②

【美女平駅の様子】

コマクサのポスターを目印にして階段を上がってください。その場所ならではの雄大な景色や国立公園内での活動・イベント写真をピックアップしました。

写真展美女平駅①

写真展美女平駅②

私が撮ったお気に入りの一枚は、夕焼けで赤く染まった剱岳の写真です。

室堂からの帰り際にアルペンルートから撮った写真で、とても綺麗で感動したことを今でもよく覚えています。

その感動を少しでも共有できたら嬉しく思いますので、どうぞご観覧ください。

ご観覧いただいた後は、ぜひ本物を見に行ってみてください。

また、両会場で感想ノートを置いていますので、写真展の感想をお待ちしております!

写真展に関する詳細は、信越自然環境事務所のHPよりご覧ください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/2019.html

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2019年05月13日ライチョウ観察

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

大型連休は天候に恵まれる日が多く、立山室堂は多くの利用者で賑わっていました。

そんな中利用者を楽しませていた動物が、ライチョウです。

環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されており、室堂周辺をはじめ薬師岳、大日岳、朝日岳等北アルプスの各所に生息しています。

その中でも、立山周辺には特に多くのライチョウが生息しており、ライチョウを目当てに室堂に来られる利用者が多くいらっしゃいました。

【オスのライチョウ】428日撮影

一定の距離を取って望遠レンズで撮影していたところ、どんどん近づいてきました。足の鋭い爪はアイゼンの役割を果たしており、人が滑るような場所でも全く滑らずに歩いている姿も見られました。

20190428オスのライチョウ

【メスのライチョウ】430日撮影

真っ白な姿がとても愛らしかったです。目の周りが黒くないのが、オスとの見分け方の1つです。

20190430メスのライチョウ

残念ながら、ライチョウを観察したい・撮影したいがためにライチョウに近づきすぎたり、植生に踏み込んでいる利用者が見られました。

ライチョウを見かけたときは、決して追いかけたり植生に踏み込んだりしないようお願い致します。

【植生への踏み込み跡】428日撮影

植生はライチョウにとってえさ場であったり産卵場所であったりします。決して踏み込まないようお願い致します。

20190428植生への踏み込み跡

この時期はライチョウにとって恋の季節であり、番(つがい)で行動している様子も観察できます。

見かけたときは、静かに見守ってあげてください。

【くつろいでいる様子のライチョウの番】429日撮影

20190429くつろいでいる様子のライチョウの番

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2019年05月08日第51回開山祭と大型連休の上高地

中部山岳国立公園 大嶋達也

みなさま、こんにちは。

4月より中部山岳国立公園上高地管理官事務所に着任いたしました小森です。

以前は中国地方の大山隠岐国立公園でアクティブ・レンジャーをしていましたので、久しぶりの日記投稿となります。以前の日記をご覧いただけた方も、もしかしたらいらっしゃいますでしょうか?

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、去る4月27日土曜日に「第51回上高地開山祭」が執り行われました。

この日は雪が舞い、時折強く風が吹くという春の上高地ならではのお天気となりました。この開山祭は例年4月27日と日が決まっていますが、今年は偶然平成から令和に変わる超大型連休の初日にあたったということもあり、上高地はたくさんの方で賑わっていました。

恒例のアルプホルン演奏からはじまり、

環境省信越自然環境事務所所長からも祝辞を述べさせていただきました。

連休中もたくさんの方々に上高地にお越しいただきました。今年は雪が多かったため、連休中も遊歩道の通行止めがありましたが、5月6日に大正池~明神まですべて解除となりました。しかし遊歩道上にはまだ雪が残るところや泥っぽいところもありますので、防水性のある靴など、装備を整えてお越しいただくことをおすすめします。

遊歩道の状況や上高地の自然情報は、以下のビジターセンターのHPをご覧ください。https://www.kamikochi-vc.or.jp/

また、この連休中も北アルプスを中心に、山岳遭難が多数発生しました。連休が明けても、標高が高いところはまだまだ雪が多く残っており、ひとたび天候が悪化すれば冬山に様変わりします。天候や体調が悪い際は、どうか無理をせず、引き返す勇気を持って行動をするなど、安全な登山を心がけていただきますようお願いいたします。

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2019年04月23日賑わいをみせる室堂平

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

415日に立山黒部アルペンルートが全線開通しました。

とは言え、1415日にかけて雪が降り、15日は美女平駅~室堂駅間の立山高原バスが終日運休となりました。

16日は打って変わって快晴の1日となり、多くの方が室堂を訪れていました。

【室堂平の様子】416日撮影

快晴の下、雄大な山岳景観や雪遊びを楽しむ利用者が多く見られました。

20190416室堂平の様子

一方、19日は1日曇り空で、霧が濃くて視界不良の時もありました。

山小屋方面への道はポールやロープが設置してありますが、視界不良時は無理な行動をされないようお願い致します。

この日はみくりが池温泉周辺で、食事中の雄のライチョウ1羽を見かけ、多くの利用者がライチョウを撮影・観察していました。

可愛くて夢中になってしまいがちですが、無理にライチョウを追いかけないようお願い致します。

また、植生に踏み込むことのないようにお願い致します。

【雄のライチョウ】419日撮影

20190419雄のライチョウ

雷鳥沢野営場を利用する際のお願いです。

雪が解けた場所からゴミが出てきたり、し尿跡が見られる等の問題が発生しています。

立山の自然保護のため、ゴミや残飯、使用済みの携帯トイレは持ち帰りをお願い致します。

【ゴミ等の持ち帰り誘導看板】419日撮影

日本語、英語、中国語、韓国語で表記しました。

20190419ゴミ等の持ち帰り誘導看板

【携帯トイレ回収ボックス】

室堂ターミナル1階に設置されているゴミ箱や携帯トイレ回収ボックス(1番右の黄緑色の箱)をご利用ください。

20171117携帯トイレ回収ボックス

今週末からは10連休が始まります。

アルペンルートの各駅では混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお出かけください。

防寒着やサングラス、飲み物等をしっかりとご準備されてください。

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2019年04月12日立山黒部アルペンルート全線開通に向けて

中部山岳国立公園 立山 中山博人

ご無沙汰しております、立山管理官事務所の中山です。

2019年度もどうぞよろしくお願い致します。

さて、415日(月)の立山黒部アルペンルート全線開通に向けて、関係者が準備を進めています。

立山管理官事務所では、火山ガス中毒防止及びライチョウ等の希少種の保護、植生への立入防止を目的とした、看板やポールの設置を行いました。

【地獄谷立入禁止看板、ポール】49日撮影

看板やポールの先は火山ガス濃度が高く危険ですので、立ち入らないでください。

20190409地獄谷立入禁止看板、ポール

この時期の室堂は冬山であり、歩道は雪に覆われ、雪が降って吹雪になることも考えられます。

また、室堂ではライチョウをはじめとする多くの動植物が生息・生育しています。

利用者の安全と室堂の貴重な自然環境を守るため、室堂の利用に関するルールを設けています。

以下のページでご確認ください。

室堂平の積雪期利用ルールについて→http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/post_75.html

【室堂平の積雪期利用ルールのリーフレット】

H30_春期リーフレットA H30_春期マップB

49日の室堂では、朝は氷点下10度を記録しました。

街中とは比較にならないほど厳しい環境ですので、防寒対策を万全にしたうえで、時間に余裕をもってお出かけください。

天気が良ければ、一面が雪に覆われた美しい白銀の世界を堪能できます!

【みくりが池越しに見る立山】45日撮影

20190405みくりが池越しに見る立山

【室堂ターミナルの駐車場を除雪中】49日撮影

20190409室堂ターミナルの駐車場を除雪中

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2019年03月13日外来植物の分布調査をまとめる

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。

   

先日、外来植物の分布調査について書きましたが、

GPS機能付きカメラで撮影した後は、どうするのか紹介したいと思います。

   

   

これが、調査で撮った写真です。

パソコンで確認すると、位置情報が記録されているのが分かります。

    

    

この位置情報を活用しGIS(地理情報システム)ソフトで処理すれば・・・

    

   

あっという間に分布図ができあがり。

   

    

メッシュ状に分布密度を表すこともできます!

    

この調査方法のいいところは、

・目印の少ない大自然の中でも位置情報を記録しやすい

・後からでも撮影した写真から同定ができるので、誰でも調査に参加できる

・写真を撮るだけなので、判別記録の為に植物を採らずに済む

・とりまとめる人が交代しても、引き継ぎがしやすい

などなど、沢山あります。

    

上高地では調査結果をもとに、

種類ごとの危険度や分布図の経年変化などを参考にして対策にあたっています。

    

詳しい結果は信越自然環境事務所のホームページに掲載しましたので、ぜひご覧になってください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/30_6.html

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2019年03月12日外来植物を探す

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。

上高地は国立公園、山岳観光地として昔から多くの人が訪れています。

大自然の中で人が活動すると問題になってくるのが、外来植物です。

  

もともと上高地には生えていなかった植物が定着してしまうと、

景色を変えてしまったり、生態系に影響を及ぼしてしまったりすることもあります。

  

そんな外来植物を除去する活動もありますが、上高地では分布調査もしています。

  

  

夏に調査した様子を見てみましょう!

  

  

釜トンネルから横尾までの約13キロの谷にある車道や歩道をくまなく歩いて調査します!

歩きながらも目を光らせ、外来植物があればGPS機能が付いたカメラで撮影します。

  

上の写真は、発芽したばかりの外来植物を見つけたところです。

おしゃべりに夢中になると見落としてしまいそうになります!!

  

果てしなく地味で作業量が多いですが、この積み重ねが外来植物の蔓延を防ぐのです。

  

実はこの調査、パークボランティアさんの有志活動がきっかけで平成11年頃に始まりました!

その後、管理官事務所と信州大学が協力して調査方法を確立させてきたのです。

  

上高地の景色の裏には、こんな活動もあることを知ってもらえると嬉しいです。

  

詳しい結果は信越自然環境事務所のホームページに掲載しましたので、ぜひご覧になってください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/30_6.html

  

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2019年01月21日乗鞍高原の楽しみ方 * 春 * 

中部山岳国立公園 丸山由起子

みなさん、こんにちは!

冬期(11月~4月)は積雪により現地でできる作業が限られるため、アクティブ・レンジャーの

仕事は事務作業が多くなります。

そんな事務作業の合間に、春~秋に紹介できなかった乗鞍高原や乗鞍岳のきれいな風景とともに

乗鞍高原の楽しみ方をポツポツと紹介したいと思います!

今回は春の見所をご紹介♪

【 ミズバショウ 】

ミズバショウは4月中旬頃から咲き始め5月下旬頃まで楽しめます。

乗鞍高原は標高1300m~1600mくらいと標高差があるので、標高が低かったり少し暖かい

場所から咲き始め、徐々に広がっていくため時間差で長く楽しむことができるのです。

ここ数年はゴールデンウィーク頃に見頃を迎えています。

おもな見所は一の瀬、牛留池、宮の原などです。

参考地図-->乗鞍高原トレッキングマップ.pdf

参考HP--> のりくら観光協会公式サイト https://norikura.gr.jp/product/white-arum-area/

        詳しい地図へのリンク等がありますのでご覧になってみてください。

 

 

【 スモモやコナシの花と 「すもも祭り」 】

 

乗鞍高原のスモモは、昔々鉱山で仕事をする人たちがおやつとして食べたスモモの種を

捨てたものから増えたと聞いています。

残雪の乗鞍岳を背景に咲くスモモやコナシの白い花がとてもきれいです。

また5月中旬過ぎ頃には開山祭とグリーンシーズンの始まりを祝う「すもも祭り」が

開催されます。

草原にレジャーシートを敷いてのんびりと楽しむのがおすすめですよ。

 

 

【 エコーラインの雪壁と大雪渓での春スキーや雪遊び 】

 

積雪状況にもよりますが例年ゴールデンウィーク頃よりエコーラインの春山バスの運行が始まり、

雪壁の中を位ヶ原山荘や大雪渓までシャトルバスで上がれるようになります。

大雪渓バス停付近で雪遊びするもよし、雪山装備やスキーでさらに上に行くもよし、下界では

暑さが増してくる頃に槍穂高連峰を望む絶景の雪の中で涼しさを満喫することができます。

**ご注意** 

 乗鞍岳は3000m級の山ですので天候が崩れると春でも冬山に逆戻りします。

 登山等される方は十分な雪山装備でのぞんでください。

 

 

このように春の乗鞍は、高原では花咲く春を満喫し、山の上では雪遊びというふたつの季節を

楽しむことができる場所です。

ぜひ今年の春に遊びにいらしてください!

 

乗鞍高原を訪れたら、まずは観光案内所や乗鞍自然保護センターで旬の花情報やマップを

入手してくださいね。

とっても広いので意外と迷いやすいのです。

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