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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白山国立公園 白山

120件の記事があります。

2017年10月13日白山国立公園のすてきな山「奈良岳」をご紹介♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山周辺では紅葉シーズンを迎えています。
近頃冷え込みが激しくなり、朝の気温が10℃を下回ることもあります。白山国立公園にお越しになる際は、防寒対策を忘れずに!

さて、皆さんは奈良岳(ならだけ)という山をご存知でしょうか?
白山国立公園の最北端エリアにある山で、富山県南砺市と石川県金沢市の境に位置しています。 標高は1,644m。あまり高くはありませんが、いろんな意味で「甘くみてはいけない山」です!

この奈良岳へ101日に白山国立公園のパークボランティアの皆さんと清掃登山に行ってきたので、紹介したいと思います。
奈良岳
(やさしそうに見える奈良岳。10月1日撮影)


登山口は富山県南砺市のブナオ峠(標高976m)にあります。この付近にはブナ林が広がり、登りはじめはブナの黄葉を楽しむことができます。朝日が差し込むブナ林歩きは気持ちがいいですよ。
ブナオ峠から登り始めてすぐのブナ林
101日はまだ黄葉していませんでした。)

登り始めてすぐの急な登りを乗り切ると大門山(だいもんざん)との分岐に到着します。
ここから赤摩木古山(あかまっこやま)、見越山(みこしやま)を経て奈良岳を目指すわけですが「登っては下る」を繰り返すことになります。

これがなかなかハードで、ココロとカラダの両方に堪えます。
登山口と奈良岳の単純な標高差は600mほど。
しかし、累積の標高差はなんと約1,400m
砂防新道から白山山頂まで日帰り登山するのとあまり変わりません。
これが「甘くみてはいけない理由」のひとつです。


そして、もう一つの「甘く見てはいけない理由」は登山道の雰囲気です。
急登あり、露岩(岩がむき出しの場所)の道あり、ササあり・・・等々、山らしさを感じられる道なのです。登山される方は入念な準備をして登ってくださいね。
見越山への登り。赤摩木古山側から撮影。
見越山への急な露岩の登り。写真で険しさを上手く伝えられないのが悔しいです・・・)


しかし何と言っても最大の「甘く見てはいけない理由」は、このコースの眺望の良さです。
山頂からはもちろん、登山道からもココロとカラダの疲れを吹き飛ばす最高の景色を存分に楽しむことができます。 北アルプス、乗鞍岳、御岳山を見渡すことができますし、赤摩木古山まで行けば白山も望むことができます!

ちなみに私のイチオシは「大笠山(おおかさやま 標高1,821m)」です。今回、登ることはできませんでしたが、稜線を歩いている最中ずっと堂々とした山容を見せてくれ、すっかり好きになり、いつか登ろうと決めました♪
大笠山
(大笠山。赤摩木古山付近から101日撮影)
なお、大笠山は富山県南砺市にある桂湖から登ることをおすすめします♪


今回紹介した奈良岳までのコースは、赤摩木古山から奈良岳の間が特に大変です(でした)。赤摩木古山までの往復でも十分楽しめるので、ご自身の体力や体調、時間とよく相談して楽しい登山をなさってくださいね♪

なお、
ブナオ峠に向かう道路は幅員が狭くなっています。また、これからの季節、うっすらかもしれませんが降雪の可能性もあります。道路情報はしっかりチェックし、対策を考えてお出かけください。

*** 登山情報 *****************************

■マイカー規制
白山国立公園での
今年度のマイカー規制(石川県白山市 市ノ瀬~別当出合)は109日で終了しました。

■山小屋の営業期間

白山の山小屋(白山室堂・南竜山荘)は1015()で今年度の営業を終了します。
詳細は各小屋予約センターへお問い合わせください。
**************************************

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2017年10月10日【参加者求む】10月15日 自然観察会「市ノ瀬で山の恵みを感じよう」のお知らせ

白山国立公園 鈴木 政裕

こんにちは。

鈴木です。

白峰に来てから半年が経ちました。

もうすぐ恐れていた冬がやって来ます!

この時期になるとクサギカメムシが集落中を飛び回り、越冬のための場所を探します。

今朝は家の窓ガラスに5匹以上くっついていました。

室内に侵入されるのも時間の問題です...

さて、皆様に1つお知らせがあります。白山市白峰で活動する白山しらみね薪の会の協力を得て、炭窯ツアー体験等を通じて里山と人との関わりについて理解を深めるための自然観察会を10月15日(日)に実施します。

実施内容は主に2つのプログラムからなり、1つは「炭窯ツアー」で、市ノ瀬近くにある岩屋俣谷園地で自然観察をしながら、かつて使われていた炭窯についての解説を行います。

2つ目の「山の恵みを知ろう」というプログラムでは市ノ瀬で薪を使って火を焚き、木の実を調理して食べるというものです。普段の生活ではなかなか食べられないブナの実やシバグリを是非一度味わっててみてください!

参加締め切りは10月12日なので参加したい方は早めにお申し込み下さい。

ご連絡お待ちしております!

詳しくはこちらhttp://chubu.env.go.jp/to_2017/post_104.html

白山自然保護官事務所 担当:鈴木

住所:石川県白山市白峰ホ-25-1(受付時間:8:30)

電話番号:076-259-2902 FAX:076-259-2085               

E-mail:MASAHIRO_SUZUKI@env.go.jp

申し込み方法:電話又はFAXか郵送かE-mailで申し込みをしてください。

申し込み締切:平成29年10月12日(木)17:00時まで

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2017年08月16日8月の白山情報!

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

こんにちは。

白山では少し前に台風が直撃し、すごい量の雨が降っておりました。

事務所が流されるんじゃないか!?というぐらい手取川が増水していて怖かったです...。

さて、僕は810日に、初めて仕事以外で白山を登って参りました!

山の日の811日には室堂でサミットがあったので登山者が多いのかと思いましたが、

意外と登山者は少なく、やはり台風の影響もあったのかと思います。

今回の登山で見てきた動植物を少し紹介したいと思います。

(シモツケソウ バラ科 2017年810日撮影。 十二曲がり付近)

花火を連想させるとても派手な花です。今の時期は南竜水平道の分岐より上なら至る所で咲いています。

(ヤマハハコ キク科 2017年8月10日撮影。十二曲がり付近)

この写真はまだ花が咲いていません。十二曲がりの少し下では沢山密集して咲いているのが確認出来ます。

(クルマユリ ユリ科 2017年8月10日撮影。) 

登山道脇にひっそりと生えています。派手だけど意外と見つけにくい?

(ベニヒカゲ ジャノメチョウ科 2017年810日撮影。十二曲がり付近)

類似種にクモマベニヒカゲがいます。クモマベニヒカゲとは裏翅に白い紋がないことで判別できます。

台風の影響で高山の花も荒らされてしまったかと思いきや、

しっかり花を散らさずに咲いている高山植物もあり、

どんな過酷な環境でも生き抜く野生の強さを感じました。

僕も高山植物のように折れない心を持ちたいものです!

この日は山頂まで行きましたが、霧がひどくて何も見えませんでした...

いつもなら剣ヶ峰や火口湖が見られるのに... 

そこは少し残念でしたが良い気分転換になりました。

(御前峰付近。 2017年7月14日撮影。)

ところで皆さんは白山が活火山だと知っていましたか?

意外と知られていないのですが、白山は今でも火山として活動していて、

一番最近の噴火は1659年に起こった噴火だと言われています。

(翠ヶ池。 2017年7月14日撮影。)

白山山頂付近には15個もの火口があり、翠ヶ池なども火口に水が貯まって出来た火口湖なのです。

今でもたまに山から煙が立ち上る時があるそうですよ。

山では何が起こるか分からないものです。

遭難や怪我などは十分に起こりえることなので、

山では常に最悪の事態を想定して準備し、行動しましょう!

――― 登山道 通行止め解除情報 ―――――――――――――――――――――――――――――

【釈迦新道通行止め解除】

  • 釈迦新道の湯の谷橋付近の林道は8月11日から歩行可能になりました。
  • 現場では、係員の指示、標識の指示に従って通行してください。
  • 七倉ノ辻の下方が一部崩落したため付け替え道を通行してください。
  • 【岐阜県白山公園線(平瀬道通行止め解除)】

7月28日より岐阜県白山公園線(平瀬道)が通行可能となりました。

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2017年08月09日知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

夏ですね。白山では花が咲き乱れ、木々の緑が濃く、植物の生命力を感じます♪
砂防新道 十二曲り付近の花々
(砂防新道の花々。8月3日撮影)
お庭や道路の草も元気よく育って・・・草抜き・草刈りは大変ですね(涙)

さて、突然ですが、ここでクイズです!!
第1問。
市ノ瀬ビジターセンター前のバス停に設置されているコレ(↓↓↓)なーんだ?
市ノ瀬ビジターセンターのバス乗り場に設置されたマット
(市ノ瀬ビジターセンター前のバス乗り場に置かれたマット。)
バス乗り場にあるから「バスを汚さない」ために置かれた足ふきマット???
いえいえ、そうではありません。
だって、山の中にもあるんですもの。


南竜ヶ馬場に設置されたマット
(白山の山中に現れるマット。南竜ヶ馬場で撮影)
こちらのマットは別当出合の登山口から3時間以上登ってようやくたどり着く南竜ヶ馬場(なんりゅうがばんば 標高2,070m付近)にあります。
謎が深まりますね。

では、第2問!
白山の登山口や登山道にときどき現れる コレ(↓↓↓)なーんだ??
山に現れたブラシ
(いろんな種類のブラシが並ぶ。三ノ峰避難小屋で撮影)
デッキブラシや洗車ブラシなど様々なブラシがありますが、もちろん床掃除や洗車用に設置しているわけではありません。


さあ皆さん、2問ともわかりましたか??
実はこれらのマットやブラシは、白山の自然を守るために設置されたアイテムです。

では、何から守るのでしょう??
答えは「外来植物(がいらいしょくぶつ)」。
白山でいう「外来植物」とは、白山に「もともといなかった植物」のことです。

外来植物が白山で広がると、次のようなことが起こってしまいます。
『もともと白山にいた植物が育つ場所を奪って、高山の景観を変えてしまう!!』
『高山植物と雑種を作って、もともといた高山植物がなくなってしまう!!』
このため、白山に外来植物を「侵入させない」、「分布を広げさせない」対策が必要になります。

そこで登場するのが、クイズに出てきたアイテムたちです。

外来植物は、私たちの登山靴などにタネがくっついて白山に運ばれてきます。
このため、皆さんに登山口や登山道の要所に設置されたマットやブラシを使って、外来植物のタネを落とすよう お願いをしています。

ちなみにブラシは、バランス感覚の優れた人用(?)の柄の短いタイプ、足の長い人用(?)の柄の長いタイプ、その中間タイプと3種類ご用意していますので、お好きなタイプを使ってくださいね♪
ブラシの使用例
(使用例:ブラシで登山靴をゴシゴシ。外来植物のタネを落とします。)

白山の自然を大切にしてくださるすべての皆さま、
マットやブラシを見かけたら、ほんのちょっと足をとめていただいて、
靴についた外来植物のタネを持ち込まない・広げないための行動を一緒に取りませんか?
南竜ヶ馬場の種子除去マット
(マットでは靴の泥をしっかりぬぐって、タネを落としてくださいね ♪)


――― 登山道 通行止め情報 ―――――――――――――――――――――――――――――
砂防新道(別当出合から白山室堂へ向かう登山道)の下り専用区間は、台風の影響によると思われる落石と土砂崩落のため、通行禁止となっています。
下山時も登り専用区間を使用していただきますようお願いいたします。
なお、登り専用区間は幅員が狭く、傾斜も急なので、下山利用時は特にご注意ください。

詳細は下記をご確認ください。
中部地方環境事務所_【お知らせ】砂防新道(別当出合弥陀ヶ原線道路(歩道))下り専用区間の土砂崩れによる通行禁止について(白山へ登られる皆様へ)
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2017年08月07日白山の水とふれあえる中宮地区でレンジャー写真展やってます♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

ようやく北陸も梅雨が明けました!!!
夏です!白山は花盛りです♪
クルマユリ















(咲き誇るクルマユリ!8月3日室堂から御前峰への登山道で撮影)

さて、現在、石川県白山市の中宮(ちゅうぐう)地区にある「中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館」という施設で、レンジャー写真展を下記日程で開催中です。

 期間: 平成29年8月5日(土)から8月20日(日)
 時間: 09:00 - 16:30
 場所: 中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館
     (住所:石川県白山市中宮オ9、電話:076-256-7111)
    ※ 開催期間中無休
    ※ 入場無料!
詳細はコチラ(中部地方環境事務所 環境省レンジャー写真展開催(7月、8月)をご覧ください。

(会場の様子)

中宮地区は標高が約650m、白山からの恵みの水を集める蛇谷沿いにあるため涼しく爽やかな風が吹き、とても過ごしやすいので是非お越しください♪


また、中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館では、水の中をのぞく「箱メガネ」や「たも網」などを無料で貸出ししています。目の前の川にはカジカガエルなど川の生き物がいるので、生き物観察も楽しめますよ♪


(フィーフィーと涼しげな声でなくカジカガエル。6月24日撮影)

さらに、白山白川郷ホワイトロード(旧称:白山スーパー林道。有料道路)の石川県側の入口もすぐ近くにあります。白山白川郷ホワイトロードの途中には、日本の滝百選に選ばれている姥ヶ滝(うばがたき)やふくべの大滝など見所もたくさんあります。

私のおすすめは姥ヶ滝。
老仙女が白髪をといていたという伝説があり、岩肌に剃って落ちる流れを白髪に見たててこの名がついたと言われています。滝のすぐ下で浴びる水しぶきは、とっても涼しくて気持ちいいですよ♪♪

しかも!滝の前には足湯や露天風呂(!!)まであるので、湯につかりながら滝を楽しめるんです♪

(姥ヶ滝前の足湯。モデルは鈴木AR。)

ビジターセンターに立ち寄ってレンジャー写真展を見て、白山から生まれる恵みの水とそこに暮らす生き物にふれる・・・こんな夏の過ごし方はいかがでしょうか♪

--- ご注意 -------------------------------
今の季節、イヨシマオビアブというアブ(地元ではオロとか、ウルルとか呼ばれています)が発生しています。刺されると痛いのでご注意ください!
白っぽい服、長袖・長ズボン着用など対策をお忘れなく!!

(事務所周辺にもいます。白峰での呼び名はウルル。大きさ1cmくらい)
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2017年07月24日白山お花情報 と 登山者の皆さまへお願い

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

子どもたちも夏休みに入り、楽しい登山シーズンまっただ中!
白山でもお子さんと一緒に登っているご家族の姿をよく見かけるようになりました。
今日はこんな白山のお花情報をお届けします!

が、その前に、登山者の皆さまにお願いです!
白山を訪れる皆さんの中には「お花を見たくて登ります!」という方がいるのではないでしょうか? きれいなお花に出会うと嬉しくなっちゃう人はきっとたくさんいらっしゃると思います。(私は嬉しくなって叫んじゃいます!)
ハクサンコザクラ
(可憐なハクサンコザクラ。7月22日撮影)

「近くでお花を見たい!」「近くで写真を撮りたい!」と思う方もいるでしょう。もちろん私もできるならそうしたい一人です。
でも、ちょっと待ってください。

お花見たさに登山道をはずれて、目的のお花に近づくと何が起こるでしょうか?
近づくまでの道のりには、ほんのわずかな距離だったとしてもたくさんの植物が育っています。花を咲かせていなくても、白山の自然を支える大切な大切な植物です。
登山道をはずれるということは、そんな植物を傷つけることになってしまうんです。

残念ながら白山には、お花見たさに登山道を外れた人によって植物が失われてしまった場所があります。
踏み跡
(目的の花に向かってつけられた踏み跡。721日撮影)

登山靴で踏まれ傷ついた植物は枯れて失われ、地面がむき出しになります。
地面がむき出しになると、植物を育む土壌がそこから流れ出るようになってしまい、周りの植物も育ちにくくなってしまいます。
場所によっては地面がむき出しになった場所が拡大し、お花畑が失われてしまうこともあります。

白山の自然はとてももろく、一度壊れるともとに戻るのに非常に長い年月がかかり、場合によってはもとに戻らないこともあります。

近くでお花を観察できないのはちょっと残念なことかもしれませんが、遠くからお花を観察することが、高山植物を守り、白山の自然を守ることになるんです。
皆さん、一緒に白山の自然を守りながら楽しく登山しませんか♪


では、ここまで読んでくださった皆さまに、改めてお花情報をお伝えします!

■砂防新道(石川県白山市の別当出合登山口から山頂を結ぶ道)
ミヤマキンポウゲ
(ミヤマキンポウゲが登山道沿いで登りの疲れを癒やしてくれます♪ 7月21日撮影)
ミヤマキンポウゲ、モミジカラマツ、ヨツバシオガマ、アカモノなどに出会うことができます。

■ 南竜道(砂防新道の南竜道分岐から南竜ヶ馬場を結ぶ道)
イブキトラノオ
(イブキトラノオがたくさん!7月21日撮影)
イブキトラノオの多さに感動しました!トラのしっぽのような花が風に揺れている様子は見ていてとても楽しいですね♪
ヤマブキショウマ、ニッコウキスゲ、ノビネチドリなども咲いていましたよ。

■ エコーライン(南竜道と弥陀ヶ原を結ぶ道)
チングルマ
(チングルマのお花畑。7月21日撮影)
チングルマの白とコイワカガミのピンクがとても印象的でした!

■ 別山・三ノ峰周辺
別山平のニッコウキスゲ
(別山平のニッコウキスゲ。奥は御前峰・大汝峰。722日撮影)
別山平は
ニッコウキスゲが咲き乱れ、こんな場所が日本にあったのかと思うくらいにステキな場所でした。
三ノ峰周辺ではオオバギボウシやタテヤマウツボグサ、クガイソウなど紫色の花もたくさん見られましたよ♪

今日ご紹介したのは白山の花のほんの一部です。
現地には本当にたくさんの花が咲いていますので、白山の豊かな自然を見にいらしてください。

----- 登山される方へ --------------------------------------------------------------
※白山は標高2700mを超える山です。登山届を提出し、十分な装備と計画を持って登山に臨むようお願いします。
※ルートによっては雪渓が残っています。ビジターセンターや山小屋で最新の情報を収集してください。
※高山植物を傷つける行為は自然公園法で禁止されています。
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2017年07月14日7月15日から! レンジャ-写真展が白山地域で始まります♪♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

いよいよ明日から白山国立公園の市ノ瀬ビジターセンターで「レンジャー写真展2017」が始まります!

(会場の様子。7月14日撮影)

白山国立公園はもちろん、名古屋にある国指定藤前干潟鳥獣保護区、伊勢志摩国立公園のレンジャーとアクティブ・レンジャーが撮影した写真を展示しています。

美しい山、海の風景、森の生きもの、干潟の生きもの、鳥の気持ちがわかりそうな写真、などなど・・・
自分が知らない風景、出会ったことのない生きものの写真がたくさんあって、見ていると楽しくなれました!たくさんの方に見ていただきたいです。
写真の解説の中には「ふふっ」と笑ってしまうものもあるので、是非解説もじっくり読んでみてください♪

--- 会場情報 ----------------------------------------
会場/市ノ瀬ビジターセンター
期 間/ 2017.7.15(土)から 7.30(日)
時 間/ 8:45~17:00
休館日/開催期間中無休
住 所/石川県白山市白峰ノ35-1
電 話/ 076-259-2504
チラシ/レンジャー写真展2017白山会場チラシ.pdf
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会場には、このほか白山ユネスコエコパークや白山手取川ジオパークの紹介コーナーもありますので、様々な視点から白山について学ぶチャンスですよ!


市ノ瀬には清流が流れるエリアで、ドロノキなど渓畔の植物を観察できる市ノ瀬園地やハイキングがてら白山の展望を楽しめる岩屋俣谷園地などがあります。登山をされる方はもちろん、登山をしない方でも楽しめるので、写真展を見がてら遊びに来てはいかがでしょうか?

(市ノ瀬を流れる手取川。※5月撮影です)


(岩屋俣谷園地の白山展望台からの眺望。※5月撮影です)

皆さまのお越しをお待ちしています!!

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2017年07月14日上小池周辺の様子&泰澄大師ゆかりの地 刈込池!

白山国立公園 鈴木 政裕

こんにちは。

白峰では最近強い雨が続いています。気温も高くなって空気がじめっとした感じです。

628日に福井県の大野市にある上小池周辺の巡視に行ってきました!

パークボランティアの方も参加してくださることになり、初めての巡視なので前日はワクワクしていました。

しかし...当日は朝から天候も悪く、雨もぽつぽつと降り始め、あまり良くない出だしとなりました。

この打波川は雪解け水の供給がない時期でも絶え間なく流れ続けています。

おそらく源流のブナやミズナラなどの樹木や土壌などが水分を蓄え、

少しずつそれを放出しているのでしょう。

この森がなければ雨は一気に下流に流れ洪水を引き起こす危険性もあります。

まさに天然のダムの様な役割をしているといえます。

自然は僕たちに癒やしや感動だけでなく、様々な恩恵をくれます。

本当に感謝しても仕切れないですね!

与えられるだけでなく少しでも環境のために出来ることをやっていきたいと改めて思いました。

登山道には様々な植物が生息していました。PVの方々が沢山教えて下さいました!

(左上:ササユリ 右上:ギンリョウソウ 右下:サンカヨウ 左下:アカモノ 

三ノ峰登山口から六本檜までの登山道。6月28日撮影。 )

このイクラに脚が生えたような生物、皆さん知っていますか?

この虫は、ザトウムシといって一見クモの様に見えますが、実際はダニに近い仲間です。

ザトウムシの名前の由来は、江戸時代の階級「座頭」からきています。

触角の様に発達した2対の脚をまるで「座頭」が使う杖のようにして歩く姿から、

そのように呼ばれるようになったそうです。

これはハネカクシという昆虫です。

これまた奇抜な見た目ですが、これでもカブトムシなどと同じ甲虫の仲間です。

甲虫といえば堅い外骨格に覆われていて、大きな翅で飛行する姿を想像するかと思いますが、

一見翅が見当たらないこの虫も飛ぶことが出来ます。

よく見ると細長い腹の上の方に小さくとも青くて綺麗な堅い翅を持っています。

この堅い翅の下に飛ぶための大きな薄い翅を精密に折り畳んでいるというわけです。

まさに「羽隠し」ですね!

このように、自然の中には身近に面白いものがたくさん潜んでいるので、

たまに足を止めて自分の足下を見てみてはいかがでしょうか?

新しい発見や感動が見つかるかもしれません。

(六本檜分岐。右の階段を降りると上小池。奥に進むと三ノ峰。撮影は赤兎山方面の分岐から。)

六本檜は名前の通り大きなヒノキが目印になっていました。

ヒノキの周りには朽ち果てたしめ縄が辺りに散乱していました。

ただの目印として付けたのか、それとも昔はこのヒノキはご神木のような扱いを受けていたのでしょうか?

六本檜に登る頃には天候も良くなり、六本檜からは三ノ峰がよく見えました。

下の写真では若干曇っていますが...

(六本檜から望む三ノ峰。6月28日撮影)

刈込池

(水面に映り込む山が美しい刈込池。6月28日撮影)

(刈込池の水面に突き出た枝に産み付けられたモリアオガエルの卵塊。6月28日撮影。)

刈込池にはある伝説があります。

今から1300年前、泰澄大師という高僧が白山で修行をしていました。

そのころ白山には3000匹の大蛇が住んでおり、白山の麓の住民に悪さをしていました。

それを知った泰澄大師は3000匹の内1000匹を千蛇ヶ池に封じ込め、もう1000匹を白山の蛇塚に埋め、

残り1000匹をこの刈込池に閉じ込めました。

そして刈込池から見える大きな岩(剣ヶ岩)に剣を突き立て、池の水面に映るようにしました。

その後、水面に映る剣を恐れて大蛇は池から出なくなり、平和を取り戻したというお話です。

しかし、そんな伝説があるとは思えないほど、本当に平和な池です。

山に雲がかかっていなければ水面にうつる剣ヶ岩が見られたかもしれません。

今回は見られなくて残念でしたが今度来たときは見てみたいです!

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2017年07月11日赤兎山でニッコウキスゲが咲いています♪ 白山国立公園は夏山シーズン♪♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

ここ白山自然保護官事務所のある白峰も近頃急に暑くなりました。
それでも朝晩は風が爽やかなので、とっても過ごしやすいです♪
そしてさらに爽やかなのが赤兎山です。

赤兎山(あかうさぎやま)は福井県と石川県の境にある標高1,628mの山で、福井県勝山市小原の集落から登れば、登山口から約1時間半(コースタイム)で山頂に立つことができます。

そして今、赤兎山ではニッコウキスゲが咲いています。

(ユリ科。7cmくらいの黄色い花が印象的。7月6日撮影)
今年はまだもう少し楽しめるようですよ。

赤兎山からは白山や大長山(おおちょうさん)、荒島岳(あらしまだけ、日本百名山)などがとてもよく見えるそうなので楽しみにしていたのですが・・・この日はお昼前からガスがかかってしまい残念ながら眺望は得られませんでした。それでも、なだらかな稜線が続く景色は爽やかで、とても気持ちがよかったです♪


ところで、この山のお楽しみは眺望だけではありません!
まずは登山道途中の小さな小さな池。
サクサク歩いていると通り過ぎてしまうような場所ですが、立ち止まってみましょう!
池の上の木にはモリアオガエルの卵!池の中にはオタマジャクシとサンショウウオの幼生らしき影が!!

(モリアオガエルの卵。76日撮影)


(サンショウウオの幼生らしき影。黄色い○のところ。7月6日撮影)

登山道沿いでは、イワハゼやゴゼンタチバナの花が私たちを出迎えてくれます♪

(上:イワハゼ、下:ゴゼンタチバナ 76日撮影)

山頂から20分ほど尾根沿いに下っていけば赤兎平というなだらかな地形の場所に至り、そこには湿原まであります!
イワイチョウやオオミズゴケなど湿原の植物を楽しむこともできます♪

(赤兎避難小屋手前の赤池湿原。7月6日撮影)

皆さんも赤兎山に登って、自分ならではのお気に入りポイントを見つけてみませんか?
(ちなみに私は登山道沿いと湿原のミズゴケポイントがお気に入りです!)

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2017年07月03日白山室堂の巡視

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

こんにちは 鈴木です。

一月前になりますが、白山室堂周辺の巡視を行ってきました!

白山に上るのは実は3年ぶりで、懐かしい気持ちで行ってきました。

今回は砂防新道を通って室堂を目指しました。

室堂の少し下にある弥陀ヶ原は、当日は一面雪に覆われ真っ白い状態でした(現在は下道を通行できます)。

ここで驚いたのが、雪の上にカメムシやハチなどの昆虫が沢山落ちていたことです。

ここにいた昆虫たちはもともと高山帯にいたものではなく

低山や亜高山帯に生息していたものが上昇気流によって運ばれ、雪に冷やされ、

身動きできなくなったものと思われます。天然のトラップのようで感心してしまいました。

意外なところで昆虫が沢山見られて満足です!

室堂

当日は夏山開き前だったため登山客はあまりいませんでした。

室堂に到着した後に大汝峰まで巡視を行いました。

帰りは観光新道を通って下山しました。

砂防新道とはまた違う景色を楽しむことができました。

3年ぶりに登る白山はなんだか懐かしくあり、新しい発見が沢山で新鮮でもありました。

先日7/1には夏山開きが行われ、本格的な登山シーズンが始まりました。

これから様々な高山植物が開花していきます。

皆さんもぜひ登ってみてはいかがでしょうか?

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