ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白山国立公園 白山

139件の記事があります。

2018年05月11日七ツ島に行ってきました。

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

みなさん、こんにちは。

先日の423日に能登半島の輪島から約25km沖にある七ツ島にいってまいりました!

七ツ島は「国指定鳥獣保護区」に指定されています。

「国指定鳥獣保護区」とは鳥獣の保護管理を目的に国によって指定された区域のことです。

七ツ島は、以前に大石ARが日記で紹介した「オオミズナギドリ」という鳥の集団繁殖地となっており、

彼らの生息地を守るために環境省では様々な試みを行っています。

そして今回もその試みの1つ。ある生物の痕跡調査です。

みなさん、外来種という言葉を聞いたことはありますか?

外来種とは元々いなかった地域に人為的な理由で他地域から入ってきた生物たちのことです。

身近なものでいえばアメリカザリガニやミシシッピアカミミガメなどがそれにあたります。

良く勘違いされますが外来種は外国から入ってきた生物だけを指すわけではなく、たとえば本州にしかいない生物が沖縄で繁殖しても外来種という扱いになります。

そしてこの外来種が全国的に問題になっております。

「様々な生き物がいる方が良いんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、生態系とは在来の生物たちの絶妙なバランスによって成り立っており、外来種と役割や生息場所が被った在来種が追いやられてしまったり、在来種が食べられてしまう等、そのバランスが用意に壊されてしまうことがあります。

今回はそんな外来種たちの調査に行ってきたのでした。

調査対象となる外来種はアナウサギです。

アナウサギは約30年前に人の手によって持ち込まれたものが繁殖してしまったものです。

さて、彼らがいることで七ツ島にどういった影響が起こるでしょうか?

影響1.【オオミズナギドリの繁殖の場を奪ってしまう!】

七ツ島の地面は無数の穴が空いています。

(地表に空いた無数の穴)

この穴はオオミズナギドリが巣穴として利用しており、同じく巣穴を必要とするアナウサギとの競合が起こってしまい、オオミズナギドリの繁殖が困難になります。

(負傷したオオミズナギドリ)

影響2.【在来の植物が食べられ、土壌が流出してしまう!】

アナウサギが島の植物を食べる事によって裸地化してしまい、そこから雨や風の影響で土壌が流出してしまいます。

以上のように、様々な影響が起こります。

環境省では、これらの対策としてアナウサギの駆除を行ったり、植生復元マットを設置しています。

彼らは好んでこの場所に来たわけではないけれども、

一度外来種が入ってしまうと、場合によってはとても大きな影響がでてしまう、

今回の調査はそのことを改めて実感できました。

最近はペットを飼いきれずに逃がしてしまう人も多く、逃がした生物が在来の生態系を脅かす事も確認されています。

今ペットを飼っている方、または飼おうと思っている方は、命に対する責任をもって、最期まで大事に飼育してあげてください。

※七ツ島は許可が無ければ上陸できません。

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2018年05月02日GWは白山国立公園へ遊びに来ませんか?

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。
ゴールデンウィーク後半の予定は、皆さん、お決まりでしょうか?
お天気が期待できそうな5月5日(土)、6日(日)あたりに白山国立公園に遊びに来ませんか?山はまだまだ雪の中ですが、標高の低いエリアは新緑の美しい季節です♪

■ おすすめスポット その1<市ノ瀬地区>
鈴木ARが5月1日(火)のAR日記で紹介していますが、石川県白山市白峰の市ノ瀬地区にある「市ノ瀬ビジターセンター」が今シーズンの開館を再開しています。
今、市ノ瀬地区で私のオススメは、ミズバショウが見頃の「根倉谷(ねぐらだに)園地」です!

(根倉谷園地のミズバショウ。5月1日撮影)
この場所は市ノ瀬ビジターセンターから車で5分ほどくだったところにあります。新緑を背景に広がるミズバショウの群落を見に来ませんか?

【 市ノ瀬ビジターセンター 】
 入館料:無料
 開館日:5月上旬頃~11月上旬(積雪等によってかわります。)
 開館時間:午前8時45分~午後5時
 〒920-2501 石川県白山市白峰ノ 35-1(市ノ瀬)
 TEL. 076-259-2504
 FAX. 076-259-2531


■ おすすめスポット その2<中宮地区>
石川県白山市の中宮地区にある「中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館」も4月28日(土)から今シーズンの開館を再開しています♪

(中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館)
ビジターセンターの建物裏に入り口がある「蛇谷(じゃだに)園地」では、毎年、カタクリの大群落が見られます。しかし、この冬は大雪だったのに雪解けが猛烈な勢いで進んでいる影響で、カタクリの見頃が例年より早く進んでしまっているそうです。
でも、まだ群落が残っています!

(蛇谷園地のカタクリ群落。5月1日撮影)
どうでしょう?なかなか見事でしょう?
蛇谷園地のカタクリ目的の方は、早めにお出かけされることをオススメします♪

【 中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館 】
 入館料:無料
 開館日:5月上旬頃~11月上旬(積雪等によってかわります。)
 開館時間:午前9時~午後4時30分
 〒920-2324 石川県白山市中宮オ 9
 TEL. 076-256-7111
 FAX. 076-256-7111



■ おすすめスポット その3<ブナオ山観察舎>
何を隠そう、白山は「国指定鳥獣保護区」にもなっているんです!国立公園というだけじゃないんですよ♪白山にはイヌワシやクマタカ、ツキノワグマ、ニホンカモシカなどが生息していますが、この「ブナオ山観察舎」では、白山に生きる野生動物を高い頻度で観察することができるんです。
私も先日、置かせてもらっているチラシの残り具合を確認しに立ち寄っただけですが、ツキノワグマを観察することができました!

(いた!ツキノワグマ!!)
私のカメラではゴマ粒ほどにしか写りませんが、望遠鏡ならしっかり見えます!
この施設は石川県が管理運営しており、双眼鏡、望遠鏡が完備されていて無料で使える上、常駐するスタッフがどこに動物がいるか教えてくれるんです。どうぞ気軽にお立ち寄りください♪

※ご注意※ ブナオ山観察舎は5月6日(日)で今シーズンの開館を終了します!
【 ブナオ山観察舎 】
 入館料:無料
 開館日:11月下旬頃~5月上旬頃(年末年始をのぞく)
 開館時間:午前10時~午後4時
 〒920-2333 石川県白山市尾添ソ 72-5
 TEL. 076-256-7250


■ おすすめスポット その4<レンジャー写真展会場>
白山麓に位置する富山県南砺市の五箇山地域にある「くろば温泉」では、レンジャー写真展を開催中です♪
詳細は下記をご覧ください♪
AR日記 2018年04月27日 4月25日から富山県南砺市でレンジャー写真展を開催中♪
または
中部地方環境事務所【環境省レンジャー写真展開催(4月~5月)のご案内】


皆さんのお越しをお待ちしています!
あっ!カタクリの観察などで散策する際の足下は、スニーカー等、歩きやすい靴をお忘れなく♪

***** ♪ お知らせ ♪ ***********************
♪♪ パークボランティア募集情報♪♪
白山国立公園ではパークボランティアを募集しています。

詳細についてはコチラの記事をご覧ください。↓↓↓
2018年04月13日【5月7日(月)締切り】白山国立公園パークボランティア 募集中!!

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2018年05月01日市ノ瀬ビジターセンター開館のお知らせ

白山国立公園 鈴木 政裕

白峰も暖かくなってきて過ごしやすい日が続いています。

雪解けも進み、ついに白山公園線(風嵐~市ノ瀬)が4月27日から通行可能になり、市ノ瀬ビジターセンターも4月28日から開館いたしました!

市ノ瀬ビジターセンターの開館準備の様子を日記にします。

開館準備当日は幸い天気にも恵まれ、行く道すがら別山が綺麗に見えました!

別山山頂付近はまだまだ雪が残っているようでした。

(白山公園線から望む別山)

ビジターセンターに到着です。ここまでの道路に残雪は見当たらず、昨年度の冬が大雪だった割には、

意外と少なく感じました。

駐車場の方は少し雪が残っていました。

(市ノ瀬ビジターセンター駐車場)

開館作業中にふとビジターセンターの壁を見るとなんだか黒い点々がポツポツと...

(市ノ瀬ビジターセンター壁面。何かがうごめいています。)

気になって近づいてみるとなんと全てカメムシでした!

(黒い点の正体はクサギカメムシでした。白峰でもよく見かける種です。)

このクサギカメムシは民家等に集まり集団で越冬する昆虫です。

ビジターセンターは越冬には最適だったようです。

ビジターセンターの隣の休憩舎も外側は出来上がっています。

完成は今年の9月頃を予定しています。待ち遠しいですね!

ビジターセンターには白山にまつわる映像コーナーを初めとした様々な展示物や、周辺の見所情報も満載です。また近くの園地で自然観察もできるので、登山目的以外でも楽しめる場所となっています。

(市ノ瀬ビジターセンター2階)

(市ノ瀬ビジターセンター野営場)

皆様是非お越し下さいませ。

----------------------お知らせ。----------------------

【市ノ瀬ビジターセンター】

開館日:4月28日(土) 閉館日:11月上旬(※自然状況等によって変更することがあります。)

開館時間:8時45分から17時

お問い合わせ:〒920-2501 石川白山市白峰ノ-35-1

TEL:076-259-2504

【白山公園線(風嵐から市ノ瀬区間)】※市ノ瀬から別当出合までは現在閉鎖中です。

開通日:4月27日(金)

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2018年04月27日4月25日から富山県南砺市でレンジャー写真展を開催中♪

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
4月25日から、富山県南砺市の日帰り温泉「くろば温泉」でレンジャー写真展を開催しています!

(会場のくろば温泉は湖畔にあります。4月12日撮影)

この写真展は「白山国立公園」、「伊勢志摩国立公園」、「国指定藤前干潟鳥獣保護区」で活躍するレンジャーやアクティブ・レンジャーが、現地で撮影した写真を展示するものです。各地域を巡回展示するのですが、今年度最初は白山地域での開催となります♪
今回は、南砺市と共催で、上平観光協会の協力、白山ユネスコエコパーク協議会の後援をいただき、地域の皆さまのご支援で開催できることになりました♪

(レンジャー写真展のチラシ。クリックすると大きな画像が見られます。)

白山国立公園からは湿原の幻想的な風景や、懸命に生きる昆虫、高山植物などを、伊勢志摩国立公園からは海のある美しい景色などを、国指定藤前干潟鳥獣保護区からは干潟にいる野鳥たちの表情豊かな様子などを紹介しており、見ていただきたい写真ばかりです。

さらに、今回の会場である「くろば温泉」がある五箇山地区は、世界文化遺産『 白川郷・五箇山の合掌造り集落 』として登録されています!合掌造りの建物が静かな山里に建つ景観はとても風情のあるものです。

(写真展会場の下見に行った4月12日の菅沼集落。桜が咲いていました。)

そして今は新緑の季節。
上の写真を撮影したときよりも更に木々が美しくなっています。輝く新緑の中に合掌造りの建物がある風景はとても美しいですよ。

この時季は、山菜を提供するお店もあり、山の恵みをいただくことができます。
他にも栃もち(トチノキの実を使ったお餅)や堅豆腐(かたとうふ)という大豆の旨みがギュギュっとつまったお豆腐、イワナやジビエ料理など、この土地ならではのおいしいものがたくさんあります。
「こきりこ」という伝統的な民謡も歌い継がれており、白山の懐にある五箇山では、自然、食、文化、建築といろんなものを楽しめます。

ゴールデンウィークはぜひ五箇山に遊びに来てください。レンジャー写真展と五箇山の魅力が皆さまをお待ちしております♪

***** ♪ お知らせ ♪ ************************
♪♪ パークボランティア募集情報♪♪
白山国立公園ではパークボランティアを募集しています。

詳細についてはコチラの記事をご覧ください。↓↓↓
2018年04月13日【5月7日(月)締切り】白山国立公園パークボランティア 募集中!!

♪♪ビジターセンター開館情報♪♪
市ノ瀬ビジターセンターと中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館が4月28日(土)から開館します!
新緑の美しい白山国立公園へ、ぜひお越しください。

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2018年04月19日白山麓でミチノクフクジュソウの保全活動が実施されました!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
白山自然保護官事務所のある石川県白山市白峰では、桜が見頃を迎えています。

さて、福井県勝山市小原地区では、今年もこの花が美しい花を咲かせています。

(日光を受けて輝く花。4月19日撮影)
これは福井県の絶滅危惧Ⅰ類に指定され、地域の方が大切に守っているミチノクフクジュソウという植物です。この地区では小原ECOプロジェクトなどが中心となって、ミチノクフクジュソウの保全活動を継続しており、今年で10年目を迎えました。

(保全活動が行われている群生地。)
勝山市立村岡小学校の生徒もこの保全活動に参加しており、今日は6年生によるミチノクフクジュソウの観察会が開催されました。

観察会は毎年実施されており、代々6年生が花やつぼみの数などを記録し続けています。(昨年の様子はコチラ2017年05月22日 白山周辺には豊かな自然がいっぱいです!ミチノクフクジュソウの話


(花とつぼみの数を数えるこどもたち)

この場所には生徒たちが作った保全を呼びかける看板も設置されています。

(昨年、生徒たちが板を加工し、絵を描いて作った看板)
ミチノクフクジュソウは貴重な植物であり、地域の方や子どもたちが大切に見守っています。
もしこの場所を訪れることがあっても、傷つけたり、持ち帰ったりしないよう、皆さまのご協力をお願いいたします。

***** ♪ お知らせ ♪ ************************
白山国立公園ではパークボランティアを募集しています。

詳細についてはコチラの記事をご覧ください。↓↓↓
2018年04月13日【5月7日(月)締切り】白山国立公園パークボランティア 募集中!!
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2018年04月13日【5月7日(月)締切り】白山国立公園パークボランティア 募集中!!

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
嬉しいお知らせです!
このたび、白山国立公園のパークボランティアの追加募集を行うこととなりました♪


※募集要件・応募用紙はコチラ↓↓
【お知らせ】白山国立公園パークボランティアの追加募集及び養成研修会の実施について


 パークボランティアって?
環境省では、国立公園における施設の維持管理、美化清掃や自然保護の普及啓発といった各種活動について、自発的に協力していただける方々をパークボランティアとして登録しています。

登録は地区ごとに行っていて、全国26箇所の国立公園でなんと1500人以上(※)が活躍しており、白山国立公園では平成30年4月1日現在、21名の方が登録されています。(※平成24年のデータ。詳しくは環境省ホームページのパークボランティアのページをご覧ください。)

■ 主な活動内容は?

(活動の様子)
年度によって活動内容は少しずつ変化しますが、白山国立公園では下記のような活動を主に行っています。
 ・登山道や避難小屋などの清掃
 ・登山道の巡視
 ・ゴミの持ち帰りを登山者の皆さんに呼びかける活動
 ・自然観察会で一般の方を案内&解説

■ どんな人がパークボランティアになっているの?
年齢は30代から70代までと幅広く、バリバリ働いている人はもちろん、子育てしながら働いているお母さんもいらっしゃいますし、お孫さんの面倒を任されて忙しい人など、様々なライフスタイル、ライフステージの方が活躍されています。

看板設置などの作業時に頼りになる日曜大工の得意な人や、プロ級のカメラの腕を持つ人、自然ガイドの資格を持っている人、子どもの面倒を見るのが上手な人、地域の歴史など多方面の知識を持っている人、現役エンジニアに元看護師、複数のボランティア活動を掛け持ちしている人などなど...得意分野も職業もバラバラですが、共通しているのは好奇心旺盛で白山が大好きということです。

■ 応募について
5
12()に実施する養成研修に参加していただくことが登録の要件となります。
募集要件や応募書類、問合せ先など、詳細は環境省中部地方環境事務所の下記のページをご覧ください。
【お知らせ】白山国立公園パークボランティアの追加募集及び養成研修会の実施について

締切りは【 平成3057() 17時必着 】です!
皆さまのご応募、お待ちしております♪

なお、白山国立公園のパークボランティアの募集は毎年実施するものではなく、増員が必要になった場合などに不定期に行うものですので御了承ください。

■ 参考 

平成29年度の活動(一部)を紹介したAR日記も参考にご覧ください。
2017年05月24日 白山開山に向けて少しずつ準備しています!
2017年06月20日 白山パークボランティアの皆さんと甚之助避難小屋をきれいにしてきました!

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2018年04月06日春うらら けれど白山はまだまだ純白♪

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。

白山自然保護官事務所にやってきて早1年が経ちました。あっという間の1年だったと思うのは楽しかったからか、はたまた年のせいか(!?)。
今年度も白山のアクティブ・レンジャーとしてより多くの情報を発信していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!

さて、桜満開情報があちこちで聞かれる北陸地方ですが、事務所のある石川県白山市白峰では桜の開花はまだもう少し先のようです。しかし、フキノトウやツクシが顔を出し、春の気配であふれていますよ♪

そして、春になると気になってくるのが雪解けの状況。この冬は非常に雪が多かったので、やはり雪解けも遅いのでしょうか?そこで、国道157号沿いの堂埜森神社の雪の様子を昨年と比べてみました。

(積雪の状況。4月4日撮影)

昨年の同じ場所は...

(昨年の様子。2017年4月3日撮影)
あら?
あんなに降ったのに、昨年と雪の量は変わらないような...。
むしろ少ないように私には見えます。
3月に暖かい日が続いたことが影響したのでしょうか。当たり前のことですが、自然というのは一つの事象だけで判断できないものなのですね。「今年は日当たりのよいところは雪が少ないが日陰は雪が多い」と話される地元の方もいます。今後の雪解けが気になるところです。

では、白山はどんな様子かというと、こんな様子です!↓↓↓

(純白の白山。福井市自然史博物館から3月30日撮影)
先週「福井市自然史博物館」から撮影したのですが、やっぱりまだまだ純白です!

福井市自然史博物館では3月29日まで「白山国立公園パークボランティア写真展」を開催させてもらっていたので、3月30日に片付けに行ってきました。純白の白山は、このときに博物館の屋上から撮影したものですが、白山を眺めるのに最高のロケーションでした!

それにしても福井市から見る白山も美しいですね。惚れ惚れします。
福井から見るとより広大に見える気がしますし、白山(御前峰など)から別山までが意外と遠いことにもびっくり・・・。場所が変われば見え方も違って面白いですね。皆さんもいろいろなところから白山を仰ぎ見てください!きっと新しい発見がありますよ♪

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2018年03月20日3月29日まで!福井市自然史博物館で白山国立公園パークボランティア写真展 開催中 ♪

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。

福井市自然史博物館で「白山国立公園パークボランティア写真展」を329日(木)まで開催中です。1月から巡回展として開催してきましたが、いよいよ今年度最後の会場となりました!

(入館してすぐのコーナーで展示しています!)

** 写真展概要 ***************************
開催期間:2018..17 土 -3.29
会 場 :福井市自然史博物館
開館時間:午前9時~午後5時15分(ただし入館は午後4時45分まで)
休館日 :月曜日、祝休日の翌日(3/22
観覧料 :無料 ※別途入館料100円が必要。(中学生以下無料)

詳細はこちら↓↓↓

チラシ:白山国立公園パークボランティア写真展_福井市自然史博物館会場.pdf
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3
16日に展示作業をしたのですが、そのとき、なんと博物館の学芸員さんが興味津々で見入ってくださっていました!自分で撮ったものじゃないけれど、とても誇らしくなりました♪

しかも!昆虫専門の学芸員さんが三ノ峰(白山国立公園内、標高2,128mの山)の昆虫を紹介するコーナーを写真展に隣接して作ってくださいました。チョウやガ、絶滅危惧種などが標本(※)とともに展示されていますよ。白山の名を冠する貴重な昆虫も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください♪
三ノ峰の昆虫の展示コーナー
(三ノ峰の昆虫を紹介しているコーナー)

「写真展、まだ見に行ってないな」

「近所だわ」

「偶然福井方面へ出かけるぞ」

等々と思った皆さん(そうでない皆さんも)、ぜひお立ち寄りください。


さらに、福井市自然史博物館の見どころはこれだけではありません!
博物館が立地する足羽山の自然や、福井の自然(街から山、海に至るまで!)など、自然に関する様々な展示があります。
足羽山の植物標本
(展示室の引き出しの中には本物の標本が!手に取って見ることができます♪)

特別展示室では特別展「高浜の化石」が開催されています!

(特別展「高浜の化石」 写真:福井市自然史博物館提供)
福井県大飯郡高浜町の地層で見つかった化石が多数展示されています。

特別展の化石たち
(展示されているオウムガイの仲間の化石 写真:福井市自然史博物館提供)
白山にも化石を産出する地層がありますが、年代や出てくる生きものが異なっています。白山とどんな風に違うのかに注目して見てもおもしろそう!と個人的に思っています。

また、
博物館の屋上からは白山(大汝峰、剣ヶ峰、御前ヶ峰)、別山、三ノ峰まで望むことができます。作業当日はあいにくの雨模様だったため見ることはできませんでしたが、職員の方曰く「ここからの白山が一番!」だそうですよ。
博物館のある足羽山には桜もたくさん植わっていますし、カタクリやショウジョウバカマの生育する散策路もあるので、春のお散歩にもってこいです!
皆さん、ぜひお出かけください♪

福井市自然史博物館について、詳細は
福井市自然史博物館ホームページ をご覧ください。

※国立公園では、地域によって昆虫を含め生きものの採取には許可が必要です。ご注意ください。


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2018年03月16日白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その1

白山国立公園 白山 大石佳織

皆さん、こんにちは。
桜の開花予想がニュースで聞かれるようになって、いよいよ春ですね。白山自然保護官事務所がある石川県白山市白峰でも、多いときには3mほどあった雪がだいぶ減りました。事務所のまわりもこの通り!屋根雪はなくなり、街路樹の根元の土も見えるようになりました!

(事務所のまわりの様子 3月15日撮影)

ところで
、先週36日に、白山国立公園生態系維持回復事業の検討会が開催されました。(漢字ばかりの名称の事業ですね・・・)

(検討会の様子)
実はこの事業、白山の自然の将来を考える上でとても大事なものなんです。
そこで今回は、白山国立公園で実施されている「白山国立公園生態系維持回復事業」についてご紹介したいと思います。
が、その前に、そもそも生態系維持回復事業って一体何なのでしょうか?

■ 生態系維持回復事業って何?
少しかみ砕いて説明をすると、自然公園(国立公園や国定公園など)の自然景観を保護するために、生態系を維持し回復させるための取り組みを行うための事業です。

もう少し詳しく説明してみますね。
最近、シカなど特定の生きものが増えすぎたり、もともとその地域にいなかった生きもの(外来種)が侵入したりして、ほかの生きものの生息・生育環境が奪われ、もともといた生きもの(在来種)が姿を消すなど、自然景観や生態系そのものに大きな影響を与えるような事態が発生しています。
自動撮影カメラで撮影されたニホンジカ

(日本の多くの地域で数が増えて問題になってしまったシカ)
このようなとき、問題になっている生きものを減らしさえすれば元の自然に戻るかと言うと、そう単純ではないということが様々な地域の取り組みからわかってきました。つまり、問題となっている生きものだけでなく、生きもの同士の関係や生態系の仕組みにも注目した対策が必要なことが明らかになってきたのです。

食う-食われるの関係や、植物と土壌等環境との関係など、生態系には複雑で様々な関係が存在しています。このため、生きものが原因の問題を考えるときには、原因の生きものだけを見ていては、その生きものに関係するほかの生きものや環境の変化を見落としてしまう恐れがあります。


(白山国立公園南部の山々。白山にも複雑な生態系があります)

そこで考えられたのが「生態系維持回復事業」です。
この事業では、生態系全体に注目して調査や対策を実施していくのが特徴です。
問題となっている生きもの(シカや外来種)の調査や数を減らすなどの対策だけでなく、生態系全体を見渡した調査や対策など総合的な取り組みも行います。さらに、この取り組みは、モニタリング(定期的に実施する現状調査)を行って、効果の検証や対策の見直しを重ねながら進めていくという特徴があります。

国立公園のホームページには、とってもわかりやすい説明が載っていますので、こちらも是非お読みくださいませ。
(国立公園ホームページ 生態系維持回復事業についてのページはコチラ

■白山国立公園での生態系維持回復事業ってどんなもの?
ここからは、白山国立公園で実施されている生態系維持回復事業がどんなものかをご紹介していきます。

白山国立公園では、近年の登山者の増加等に伴って、もともと白山には生育していなかった外来種の植物(外来植物)の分布が拡大しています。

(白山国立公園内に侵入している外来植物のオオキンケイギク)
その結果、もともと白山に生育していた植物(在来植物)と外来植物の間で雑種ができてしまったり、外来植物が生い茂って在来植物の生育場所を奪ってしまったり、生態系への影響が懸念されるようになりました。
そこで、外来植物を除去したり、侵入や拡大を防いだりすることで、白山の原生的な生態系を維持し、回復させようという取り組みを実施しています。

少し長くなってきましたね。
今日はここまでにして、改めて白山国立公園での生態系維持回復事業の具体的な取り組みを紹介したいと思います。

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2018年03月07日2月17日(土)に冬の自然観察会『雪を学ぼう!~スノーシューで冬の森へ~』を開催しました!

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

少し間が空いてしまいましたが、2月17日に冬の自然観察会『雪を学ぼう!~スノーシューで冬の森へ~』を開催いたしました!

白山手取川ジオパーク推進協議会との共催で、スノーシューで豪雪地帯の冬の森を歩き、冬のいきものの様子や雪と大地の成り立ちなどを知るというイベントです。

詳しいイベント内容はhttp://chubu.env.go.jp/to_2018/post_113.html

(白山国立公園とレンジャーの仕事についての解説をするレンジャー。パークボランティア撮影。)

当日は大人用と子ども用のプログラムに分けて開催しました。

私は子どもたちと共に活動することになったので、その様子を日記にします。

当日は結構な雪が降っていたにもかかわらず、外に出てすぐに子どもたちは遊び始めました!

あまりの元気さにパークボランティアのスタッフもたじたじです!

散策では植物の冬芽や動物の足跡などを探しながら歩きます。

(雪上を歩く子どもたち。パークボランティア撮影。)

ただでさえ寒い上に、履き慣れないスノーシューで歩きにくそうでしたが、それでもとにかく楽しそうな子どもたちに元気をもらいました!

まさに子どもは風の子です!

(子ども達は元気よく滑っていきます。)

雪での活動というのは結構疲れるもので、スタッフも疲れた様子に見えましたが、子ども達は最後まで楽しそうな顔をしていたのが印象的でした!

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