ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白山国立公園

148件の記事があります。

2022年05月13日ブナの新緑と残雪の白山が美しい季節です♪

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

白山国立公園の市ノ瀬(石川県白山市)は、新緑がまぶしい季節になりました。

この時期に白山国立公園でおすすめの場所のひとつに岩屋俣谷園地があります。
岩屋俣谷園地は市ノ瀬に登り口があるハイキングコースで、展望台が2箇所あり、それぞれから白山を望むことができます。


(白山パノラマ展望台からの眺望 5月10日撮影)

遊歩道の中腹にある「白山展望台」までは一周約1時間、遊歩道の終点にある「白山パノラマ展望台」までは一周約3時間となっています。スタート地点の市ノ瀬が標高830mで、白山展望台が985m、白山パノラマ展望台が1,288mなので、登り口から白山パノラマ展望台までの高低差は約450mあります。

白山展望台までは気持ちの良いハイキングですが、その先はガッツリ登るコースで、なかなか急な階段があります。一部周回できるようになっていますが、遠回りのコースは緩やかな場所と急登の組み合わせ、距離が短いコースは急登が続くコースになっています。同じ道を往復するもよし、ぐるっと回るのもよし、お好きなコースを選んでくださいね。なお、白山展望台と登山口の1つ「今宿口」を結ぶルートは急坂で滑りやすい箇所があるため、下りの際は特に注意が必要です。

歩いている時に、上を見上げると、木々の若葉を楽しめます。5月10日は、ブナはすでに葉を広げており、花もたくさん付けていました。一方でミズナラはまだ新芽が開きかけという様子でした。真っ先に新芽を出す早起きのブナや、ゆっくり葉を開くミズナラなど、同じ場所でも木の種類によって新芽を出す時期が微妙に違っています。

ブナとミズナラ

(すっかり葉を広げたブナ(右)と葉を出したばかりのミズナラ(左))

冷え込むことが多い春先は、新芽を早く出しすぎると寒さにやられてしまうことがあります。でも、誰よりも早く芽を出せば、その分たくさんの陽の光を浴びることができます。ブナ、ミズナラ、他の木々・・・それぞれ生き残るために最適な新芽を出す時期になっているようです。木もそれぞれ個性があるなぁとのんびり見上げてみるのもいいものです。

雪の状況ですが、5月10日時点では、ブナ平より上の区間で、傾斜の緩やかな登山道上に、距離数メートルにわたって雪が残っている場所が2~3箇所だけありました。この区間には、雪に押されて地面に倒れている木があり、雪が解けると跳ね上がってくるので、通過の際はご注意ください!

残雪の様子

(残雪の様子 5月10日撮影)


お花の様子ですが、ブナ平(標高約1,200m)から白山パノラマ展望台(標高約1,290m)までの区間ではイワウチワが咲いていました。うちわの形をした葉っぱとピンク色の花がかわいい植物です。5月10日の巡視では、つぼみを付けた株も確認しましたよ! 他にもサンカヨウ、スミレサイシン、オオカメノキなど様々な花を楽しめますので、春の山を楽しみにいらしてくださいね。

イワウチワ

(イワウチワ 5月10日撮影)

お花や登山道の状況など、最新の情報は市ノ瀬ビジターセンターでご確認ください。

★ツキノワグマも冬眠から目覚めて活動を開始しています。クマ鈴を持つ、複数人で歩くなど対策をして、お楽しみください。

岩屋俣谷園地マップ

(岩屋俣谷園地マップ)

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2022年04月28日参加者募集中♪お花炭を作るイベントを白山国立公園で開催します!

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

皆さんは「お花炭」って見たことありますか?
「炭」と聞くと、多くの方はキャンプやバーベキューなどで大活躍する実用的な燃料を思い浮かべるでしょうか。燃やして使う炭は、木材が原料となっていますが、実は木材以外のものを使っても炭を作ることができるんです。

例えば、こちら↓↓↓

(椿のお花炭)
これはツバキの花です。なんとお花も炭にすることができるんです!

この他にも、どんぐりや松ぼっくりなど、多くの植物素材は炭にすることができます。

(どんぐりと松ぼっくりのお花炭)
このようにお花などから作った炭は「お花炭」や「飾り炭」と呼ばれ、インテリアや消臭材として利用されています。

さて、作ってみたい! 欲しい! と思った方に朗報です。
お花炭作りを体験するイベントを5月28日(土)に開催します!
場所は、かつて燃料としての炭作りが盛んに行われていた白山国立公園の市ノ瀬。

白山ろくの暮らしや、炭ができる仕組み、お花炭づくりのポイントなどを学び、実際にお花炭を作ってみる! という盛りだくさんなイベントです。

気になる! という方は下記のページ(中部地方環境事務所のお知らせのページ)に詳細を案内していますので、ぜひチェックしてみてください。
中部地方環境事務所ホームページ



<イベントの概要>
『新緑の白山ろくで散策とお花炭づくり』

・開催日時
 令和4年5月28日(土) 9:00~15:00 (小雨決行)

・開催場所
 石川県白山市白峰 市ノ瀬、岩屋俣谷園地

・集合・解散場所
 市ノ瀬ビジターセンター(白山市白峰ノ-35-1)
 (受付時間8:30~9:00)

・主催
 環境省中部地方環境事務所
 石川県白山自然保護センター (共催)

・募集人数、募集対象
 20名
 小学生以上(ただし、小学生は保護者同伴)

・参加費
 一人200円(傷害保険代、資料・材料費)

・お問い合わせ、お申し込み先
 石川県白山自然保護センター
 〒920-2326 石川県白山市木滑ヌ4
 TEL 076-255-5321(月~金曜日の8:30~17:00)
 E-mail hakusan@pref.ishikawa.lg.jp
 石川県電子申請システムURLhttps://s-kantan.jp/pref-ishikawa-u/offer/offerList_initDisplay.action

・申し込み方法
 電話、石川県電子申請サービスで受付

・申し込み締切
 定員になり次第終了します。受付は電子申請を優先します。

皆さまのご参加、お待ちしています♪

☆ 石川県白山市の市ノ瀬へ向かう白山公園線は4月28日午前11時に冬期通行止めが解除されました ☆

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2022年04月27日白山国立公園 春の市ノ瀬周辺の様子

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

今年、白山国立公園は指定されてから60周年です! 還暦を迎えた白山国立公園の山々は、暖かい日が続いて雪解けが進んでいます。

(4月17日の白山。白山の北側に位置するオンソリ山から撮影)

雪解けが進んだので、皆さまを市ノ瀬へ迎える準備を先週から開始しました。
市ノ瀬(石川県白山市)へ向かう石川県道白山公園線は4月27日時点でまだ冬期通行止めとなっています。しかし、冬期通行止めが解除されて皆さんが市ノ瀬を訪れる前に、ビジターセンターなどの施設の開館準備や、散策路に冬季は外していた看板を設置する作業の必要があるため、道路管理者に許可をいただいて作業をしています。

開通前の道路はなかなか危険で、市ノ瀬へ向かう途中、道路には大小の岩が落ちているのを見かけました。行きにはなかった大きな石が、帰りに新たに落ちていることも・・・。

積雪で不安定になった斜面上部の岩や倒木が、雪解けとともにばらばらと道路に落下してくるようです。道路管理者の方は、除雪だけでなく、こうした不安定な岩や倒木を除去する等の作業をしてくださっています。開通前の安全確保のための作業の大切さを感じながら通行させていただいています。

さて、市ノ瀬の状況はというと、建物の横に溜まった雪(屋根から落ちた雪)がここ数年にない量で残っていて、ビジターセンターなどの施設の開館準備は一筋縄ではいきません。


(ビジターセンターの横に溜まった雪。1階部分が埋もれています。4月19日撮影)

一方、散策路のある園地など平らな所の雪は順調に溶けており、423日には、パークボランティアの皆さんの力を借りて、市ノ瀬園地の解説看板などの設置もしました。


(看板設置中! パークボランティア撮影)

冬期通行止め解除がいつになるか読めませんが、開通する時には施設を再開させたいので、現在、作業中です!

ちなみに、石川県道白山公園線の通行止め区間から市ノ瀬までの道中にある根倉谷園地のミズバショウはすでに咲き始めています。
(根倉谷園地のミズバショウ。421日撮影)
ミズバショウを見たい方は、道路情報をこまめにチェックして、冬期通行止めが解除されたらすぐにお越しになることをおすすめします!

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2022年03月31日春の木場潟公園で白山のパークボランティア写真展を開催中!

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

石川県白山市白峰にある事務所周辺は雪がかなり溶けました!

(事務所前の様子 左:221日、右:330日)
まだ雪は残っていますが、雪が溶けた場所(上の写真の看板の足元)にはフキノトウが顔を出しました。春ですね。


(事務所看板の土台に顔を出したフキノトウ 330日撮影)

さて、41()から419()にかけて、石川県小松市にある木場潟公園で白山国立公園パークボランティア写真展を開催します!


3
31日にパークボランティアの皆さんと展示作業をしてきました!

(なるべく見やすいように、より良く見えるように心を配りながら作業中)




(会場が完成!)

<写真展情報>

期間:4月1日(金) ~ 4月 19 日(火)

会場:木場潟公園中央園地メダカハウス

住所:石川県小松市三谷町ら之部58
Tel. 0761-43-3106
施設URL:https://kibagata.com/

開館時間:8:30〜17:00
休館日:写真展開催期間中はなし
入館料 : 無料

写真展に関するお問合せは、白山自然保護官事務所(Tel.076-259-2902)へお願いします。

木場潟公園は木場潟の周囲に園地と周遊路が整備されていて、広場で遊んだり、広々とした景色の中でウォーキングをしたり、様々なアクティビティを楽しむことができます。また、水辺の自然も豊かで、在来種のメダカや水鳥の観察もできます。木場潟越しには遠くに白山が見え、春は桜と白山を一緒にカメラに収めることもできます!ちなみに、桜はちょうど開花したばかりなので、これから見頃を迎えます。新型コロナ感染予防対策をしっかりして、足を運んでいただければ幸いです。

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2021年12月22日白山国立公園パークボランティア写真展 福井県自然保護センターで開催中!

白山国立公園 白山 大石佳織

皆さん、こんにちは。白山自然保護官事務所の大石です。

先日の寒気で事務所周辺はすっかり銀世界になりました。
今回の雪は湿った重い雪でタイヤのグリップが効かず、スタッドレスタイヤでもハンドルが取られて運転にはかなり集中する必要がありました。皆さんも雪の多い地域へお出かけの際は、十分お気をつけください。
(12月20日朝の道路。国道157号谷峠から白峰方向へ少し下ったところ)

さて、今回は写真展のご案内です。
12月22日から1月18日の期間、福井県大野市にある福井県自然保護センターで、白山国立公園のパークボランティアの皆さんが撮影した写真を展示しています。
今年3月末から木場潟公園と石川県庁を巡回してきましたが、最後の会場となります。
昨日、パークボランティアの方々と一緒に展示作業をしてきました。

(展示作業。最後の仕上げ中)
会場には自然観察会や研修の様子を紹介した写真があり、パークボランティアの活動の様子を知ることができます。もちろん白山の風景や白山で見られる花々を美しく切り取った写真、オコジョなどの生き物の写真もあります。

(会場の様子)
山に登らない方は、白山に行った気分を味わえるかもしれません。
白山に登ったことがある方は「ここの景色いいよね」と共感したり、「これは見たことがない」と新たな発見をしたりできるかもしれません。
私はこんな写真を撮りたいと心に火をつけられました。
皆さん、ぜひ見に来てくださいね。

<写真展案内>
会  場: 福井県自然保護センター 1階レクチャーホール

     福井県大野市南六呂師169-11-2 TEL:0779-67-1655

期  間: 2021年 12月 22日(水) ~ 2022年 1月18日(火)

開館時間: 9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)

休 館 日 : 毎週月曜日(祝日は除く)・祝日の翌日(土日祝日は除く)、
      年末年始(令和3年12月27日(月)~令和4年1月4日(火))

入 館 料 : 無料

アクセス: [自家用車] 福井インター・福井北インターから約1時間、

           大野インター から約30分(駐車場 有)

こちらの施設では、年明けから「冬の野鳥レストラン」という野鳥観察イベントが開催されます。このイベント期間中は室内から野鳥を間近に観察することができます。私も以前、シジュウカラやヤマガラ、エナガ等を観察できました。
職員の方のお話ではニホンリスやテンがやってくることもあるということです。
詳細は福井県自然保護センターのホームページをチェックしてくださいね。↓↓↓
福井県自然保護センターのホームページ

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2021年11月01日「白山国立公園オオバコ草木染め体験」イベントをやります!

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。白山自然保護官事務所の大石です。

白山国立公園では標高1,000m以下へ紅葉前線が到達してきました。
標高600m付近にある中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館(石川県白山市中宮)からも色づいた美しい山々を見ることができました。平日でも白山白川郷ホワイトロードを訪れる車が多く、賑わっており、皆さん、秋を楽しんでいらっしゃるようです♪

(中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館周辺の紅葉状況。10月29日撮影)



さて、秋が深まる白山自然保護官事務所からイベント開催のお知らせです!

11月13日(土)に道の駅「越前おおの荒島の郷」(福井県大野市)で
白山国立公園イベント「白山国立公園オオバコ草木染め体験!-オオバコから白山の外来植物について考えよう-」
を開催します。


(イベントチラシ)
このイベントでは、白山で除去されたオオバコを使ってハンカチを染色する草木染めを体験していただきます。オオバコを使った草木染めは、手法によって色が変化するのですが、私が染めたものは下の写真のようになりました。

(オオバコで染めた布。)
ここでクイズです。上の写真の模様は何を表しているでしょうか?(答えは記事の最後です!)
模様は絞り染めの手法を使って、染め抜いています。
参加者の皆さんにも絞り染めをしていただく予定です♪

オオバコから取った染液にハンカチを浸け込んで染まるのを待つ間は、白山での外来植物についてのお話の時間になっています。白山国立公園を駆け回り、たくさんの現場を見てきた二人の講師が、外来植物の基本の「き」から白山で行われている実際の取り組みまで、わかりやすくお伝えします。

今回のイベントは、白山で起こっている外来植物の問題について、もっと多くの方に知っていただきたいと思って企画しました。また、通常、除去されたオオバコなどは、除去量を計量した後、低地にある回収施設で土にお還りいただいています。しかし、それではもったいない・・・何か活用できないだろうか・・・?と考えてたどり着いたのが、草木染め体験のイベントでした。

(オオバコを洗浄中!地域の方からは「何しとるんや?」と声をかけられます。)

草木染めに興味がある、白山の外来植物について学びたい、白山でどんな対策が行われているか知りたい・・・等々、少しでも興味が湧いたらぜひお申し込みください。

なお、このイベントは小学生以上の方が対象です。午前・午後の2回開催し、定員は各回15名で、先着順となっておりますので、ご了承ください。
イベントやお申し込みについて詳細は下記の中部地方環境事務所の開催案内のページをご覧ください。
2021年10月28日 白山国立公園イベント「白山国立公園オオバコ草木染め体験-オオバコから白山の外来植物について考えよう-」の開催について(お知らせ)

<クイズの答え>
正解は「石川県側から見た白山と月」でした。
「え-!全然わからん!」という方も「そうだと思った」という方も、クイズの答えを読んでくださってありがとうございます。「私も染めてみたい」と思われたら、ぜひお申し込みくださいませ。お待ちしています!

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2021年10月25日白山国立公園『刈込池』の紅葉状況は・・・?

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。
冷え込む日が続きますが、皆さん、体調を崩されていませんか?暖かくして、風邪などひかないようにしたいですね。

さて、
冷え込みが続いた白山は、1021日に初冠雪したと金沢地方気象台から発表がありました。


(冠雪した白山。1024日勝山市内から撮影)
紅葉前線も山麓へと歩みを進めています。

福井県大野市に位置する刈込池では、もうじき見頃を迎えそうです。
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15日はまだ色づいていませんでしたが・・・


(刈込池。1015日撮影)

10
21日にはほんのり色づいています。
見頃は今月末くらいからでしょうか???皆さんはどう思われますか?


(刈込池。1021日迫保護官撮影)
池の奥に見えるのは
標高2,128mの三ノ峰です。山頂付近は雲の中ですが、冠雪していますね。雪化粧した山と紅葉の景色はとてもきれいなので、皆さんにも ぜひ見ていただきたいのですが、刈込池で雪化粧した山と紅葉のコラボレーションは毎年見られるわけではありません。今年も池の周りが紅葉する時に、山頂付近が冠雪することを祈りましょう!

なお、紅葉シーズンの刈込池は大変混雑し、週末は渋滞が発生したり駐車場が満車となったりします。アクセスする道路は道幅が大変狭いため、ゆずりあい、スピードは控えめで、十分注意して通行してくださいね。

また、服装についてもご注意ください。刈込池のハイキングコースは、高低差が累積で350mほどあり、足場が悪い場所やぬかるむ場所もあるので、しっかりとしたトレッキングシューズで行くことをおすすめします。標高は1,000mを超えるため、この時期はお天気が良くても日陰や風が吹くと非常に寒いです。さらに、北陸は晴れ予報でも時雨れることがあるので、防寒具や雨具もお忘れなく!

★お知らせ★
刈込池へアクセスする道路の近くには、道の駅「越前おおの荒島の郷」があります。
ここでは1031()
までレンジャー写真展を開催中です!入場・観覧は無料なので、刈込池ハイキングの後は、ぜひお立ち寄りください♪

(チラシ表面)

詳細はこちらの記事をご覧ください。
2021年10月24日 道の駅『越前おおの荒島の郷』でレンジャー写真展開催中!10/31まで。

★刈込池については過去にも紹介しています。こちらもぜひご覧ください★
2020年05月01日 #STAYHOME おうち de 白山国立公園の旅!その1 刈込池

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2021年10月24日道の駅『越前おおの荒島の郷』でレンジャー写真展開催中!10/31まで。

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

急に寒くなりましたね。
18日は業務で標高2,000m付近まで登りましたが、1,700m付近からササの葉の上に雪がうっすら積もっていました。

(ササ葉の上にうっすら雪。10月18日楽々新道標高1,700m付近で撮影)
21日の朝も通勤途中、雪化粧した白山が見えました。お天気次第ではありますが、三段紅葉(山頂の雪山頂付近は雪、中腹は紅葉、山麓はまだ緑・・・という景色)が見られるカラフルな季節になってきました。

紅葉がだんだんと山を下り始めた白山国立公園が位置する大野市でレンジャー写真展が始まりました。場所は道の駅「越前おおの荒島の郷」、10月21日(木)から10月31日(日)の10日間、開催しています!入場・観覧は無料です。

(チラシ表面)
詳細はコチラ↓↓↓
令和3年度環境省レンジャー写真展開催(10月分)のご案内


写真展会場は、建物中央のメインエントランスを入って右側の「産直コーナー」へ入り、そこから左奥へ進んだところにある「文化伝承室」です。
会場では、白山国立公園、伊勢志摩国立公園、藤前干潟鳥獣保護区で日々奮闘しているレンジャーとアクティブ・レンジャーが、皆さんに見てもらいたい自然の姿を写真に収め、展示しています。

(写真展会場の入り口はこんな感じです。)
山、川、干潟、海、動植物、人・・・写真展に来れば、国立公園や国指定鳥獣保護区のいろんな景色が見られます。


会場である道の駅「越前おおの荒島の郷」はその名の通り、百名山「荒島岳」のふもとにあり、登山口へのアクセス抜群の立地です。施設内にはアウトドアショップもあるので、登山や刈込池などのハイキングの帰りに道の駅に寄って、写真展を見て行くのもいいプランだと思います。

また、大野では今、里芋が旬を迎えています。これがとっても美味しいんですよ♪道の駅内の産直コーナーに並んでいると思うので、写真展を見た後はチェックしてみてくださいね。様々な地元の味を楽しめるフードコート・テイクアウトコーナーもあるので、お腹が空いていても安心です。
道の駅「越前おおの荒島の郷」へお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね!

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2021年10月15日三ノ峰 オオバコ除去

白山国立公園 森由利子

こんにちは、森です。

先日は白山の三ノ峰避難小屋付近にて外来植物除去を行いました。

数週間前まであんなに暑かった白山も、10月にもなれば涼しい風が心地よい秋景色へと様変

わりしてます。

素晴らしい秋晴れ!

白山では本来高地には生息していない、平地に生息するオオバコ(国内外来種)の除去作業を様々な場所で行っておりますが、除去場所によっておもしろい特性があります。

これが普通のオオバコです。

そのへんに生えてるオオバコさん

柔らかい土に生えてるオオバコだと特に苦労せずにスッと抜けます。

それに対して三ノ峰のオオバコがこちらです。

根っこがなんかとってもでかい!

根菜のような立派なオオバコの根

・・・根菜みたいでちょっと美味しそうに見えてしまいます。。

立派でしょう?

しかしこれ、かなり抜きにくいんです。

地面は固いし、根菜のようなオオバコの根っこは頑丈でなかなか抜けてくれません。

同じ植物でも条件によって生育のしかたが全く違いますね。

毎年の地道な作業の結果、避難小屋の周りをびっしり覆っていたオオバコは年々少なくなってきております。

地道な除去作業

除去を頑張った後は綺麗な景色のごほうび。

今年は台風の直撃が少なかったので紅葉がとても綺麗でした。

燃えるような赤!

ナナカマドの赤い実

ナナカマド~♪

秋のお花リンドウ

白山もだいぶ寒くなってきましたので、紅葉を見に来られる際は防寒対策をしっかりとしてきてくださいね♪

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2021年08月06日白山では今年も継続中。外来植物対策!

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。

白山自然保護官事務所の大石です。

白山では山小屋(白山室堂と南竜山荘)の宿泊室が仕切り壁とカーテンで半個室状態となったり、日帰り登山者が増えたり、登山口などで検温が実施されたり・・・新型コロナウィルスの影響で、白山を取り巻く状況はこれまでと大きく変わりました。

現在も一部の施設が利用中止などの対応を余儀なくされています。

しかし、変わらないものもあります。

その一つは外来植物対策です。

外来植物は侵入すると、白山にもともと生えている植物(在来種、在来植物)の生育場所を奪ってしまったり、交配して雑種を作ったりします。

(低地のオオバコと雑種ができてしまう高山植物のハクサンオオバコ)

外来植物が増えて在来植物の生活場所を奪ってしまえば、美しい高山植物のお花畑がなくなり、街中でも見られるような外来植物の草原になってしまうかもしれません。

また、雑種ができてそれが広がると、高山植物の純粋な種が永遠に失われてしまうかもしれません。

(白山のお花畑。この光景は守りたい。)

白山国立公園では、実際に外来植物だらけになってしまった場所や、雑種ができてしまった事例があります。

そこで、新たな侵入を防ぐために、今年も多くの登山口に種子除去マットやブラシを設置して、皆さんの靴から種が侵入するのを防ごうとしています。

(左:種子除去マット 右:種子除去ブラシ)

使い方は簡単。

マットやブラシで靴底などに付いた泥を落とせばOK!

こうすれば、泥と一緒に外来植物の種が落ちて、あなたも白山の自然を守るための行動を1つ取ったことになります。

  • ■ 知ってたらちょっと"通な人"かも

    ところで、種子除去マットやブラシがあるのは登山口だけではないということをご存知ですか?

    登山口から離れた山の上にある小屋周辺などでマットやブラシを見かけて、不思議に思いながら靴をぬぐった方がいるかもしれません。

    なぜこんなところに種子除去マットなどがあるのでしょうか。

    答えは、人が集う場所では外来植物が増えやすいからです。

    では、なぜ山の上で増えるのでしょうか。

    それは、外来植物の種を人が運んでいるからです。

    「登山口でマットを利用したのに、なぜ???」

    と思う方もいるかもしれませんが、あなたのザックやおしりに外来植物の種が潜んでいるかもしれません。

    さあ、自宅を出発してから登山を開始するまでの間を振り返ってみましょう。

    皆さんの中には、登山口などで一度はザックを地面に下ろしたり、地面に腰を下ろしたりする人もいるでしょう。そう、種たちはその瞬間を逃しません。いくつかの種がザックやおしりにくっつきます。

    白山の山の上以外でテントを張れば、テントなどの道具にも種がくっつきます。

    ザックやおしりに種がくっついたことを知らない私たちは、登山口の種子除去マットで登山靴をぬぐって、対策もばっちり!と意気揚々と登山を開始します。

    そして、広場や避難小屋など、休憩に適した場所にたどり着くとザックを下ろして、一休みしたり食事をしたり、思い思いに過ごします。テント場につけば、もちろんテントを広げるでしょう。


    (人が集い、休む場所の一つ、山頂。)

    このとき、ザックやおしり、テントなどにくっついた種が落ちれば、外来植物侵入の第一歩です。

    このため休憩する人が多い避難小屋や山頂、広場では外来植物が生育していることがよくあります。そして、たくましく生長して花をつけ、種を実らせ、地面に落とします。その種を私たちは靴にくっつけて、さらに外来植物を広げる手助けをしてしまいます...。

    このため、山の上にも種子除去マットやブラシを設置しています。
    登山道に外来植物が育ってしまっていることもあるので、休憩場所を利用していないという方も、ぜひ利用してくださいね。


    (南竜ヶ馬場の種子除去マット)

    そして、特に利用してほしいのは、南竜ヶ馬場の南竜山荘や野営場(テント場)のあるエリアに設置されているマットです。
    山小屋周辺やテント場は特に外来植物が多いので、このエリアから「出る時」には、種子除去マットの利用をお忘れなく!

    高山植物が咲き乱れる白山の美しい光景が、いつまでも変わらず残されるように、これからもご協力をお願いします。

    <感染拡大防止対策への協力のお願い>

    園地や登山道はご利用いただけますが、以下の感染拡大防止対策へのご協力をお願いします。

     ・発熱や咳等の風邪症状の見られる方は利用をお控えください。

     ・人と人との十分な間隔(できるだけ2mを目安に)をおとりください。

     ・マスク、消毒液の持参及び使用をお願いします。

     ・感染予防のため、手洗いの徹底をお願いします。

     ・この他、感染拡大につながる行動の自粛をお願いします。


    ※新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、野営場などで休園等の対応をとっているところがありますので、ご注意ください。

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