ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白山国立公園

82件の記事があります。

2018年08月31日登山道情報in平瀬道

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

先日パークボランティアとともに平瀬道の清掃登山をしてきました。

今回は岐阜県側の登山道である平瀬道の情報をお知らせいたします。

平瀬道は県道白山公園線を車で30分程進んだ先にあります。

登山口は白水湖の湖畔にあり、駐車場もあります。

白水湖の周りには温泉や野営場などもあり、また付近には白水の滝(しらみずのたき)もあり

登山以外でも自然を楽しむことが出来ます。

登り初めはブナ林が広がっています。

静かな雰囲気であまり日も当たらないので落ち着く登山道です。

少し登るとエメラルドグリーンに染まった白水湖が見えました。

白水湖は大白川ダムによって出来た人工湖です。

この美しいエメラルドグリーンは谷川から流れ込む水に硫黄の成分が含まれているためなのだそうです。

写真が上手く撮れなかったので美しさが伝わらないかもしれません...。

実物はさらに美しいので是非ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょう?

平瀬道は尾根が多く、様々な高山植物を見ることが出来ます。

また、花だけでなく植物の実も様々なものがあって見ていて面白いです。

花も実も非常に綺麗ですが採取などはしてはいけません。

なぜなら国立公園は自然公園法により、動植物の採取が制限されているためです。

国立公園では、工作物の新改増築、樹木の伐採、土石の採取、動植物の捕獲・採取、等々・・・

が制限されており、行うには環境省や県の許可が必要となります。

貴重な自然を守り伝えていくために、ご理解の程どうぞよろしくお願いします。

話が脱線してしまいましたが登山道情報に戻ります。

大倉山避難小屋に到着です。

水場などはないですがここで休憩できます。

中には携帯トイレ用の部屋があります。

利用される際は携帯トイレを忘れずに持ってきてください。

またここにも外来植物種子除去用のブラシが置いてあるので是非ご活用ください。

奥三方岳が綺麗に見えています。その左のピークに少し三方崩山が見えています。

崩れた斜面が特徴的で非常に目立ちます。

左が御前峰で右が剣ヶ峰です。

どちらも非常に綺麗に見えています。山頂付近は雪が無くなっていました。

この日は室堂まで行き帰りは同じ道を通り帰りました。

最後に登山口にある種子除去マットの清掃を行いました。

パークボランティアの方々に手伝ってもらって綺麗に掃除して終了です。

パークボランティアの方々の活躍でとても綺麗になりました!

以上登山道情報でした。

平瀬道は高山植物が多く、眺望が良いので非常にオススメです!

尾根が多いため滑落に気を付けて登山して下さい。

是非、平瀬道にお越し下さいませ!

-----------------------お知らせ。---------------------

【甚之助避難小屋】

甚之助避難小屋(標高1,960m)は、8月24日未明に北陸地方を通過した台風20号により屋根が剥がれるなどの被害を受けました。その影響で小屋内に雨漏りが発生しておりますのでご注意下さい。

また、8月31日に断水が発生しており、トイレ水場共に使用できない状況となっております。

皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

【室堂】

雨量が少ない影響で室堂の水道が一部使用不可となっていましたが使用可能となりました。

【中飯場】

トイレ及び水場が使用不可となっていましたが使用可能となりました。

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2018年08月17日登った人に聞いてみました!白山ってこんなところ♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
前回の記事※に続いて8月4日のパークボランティア活動についてお伝えします!!
2018年08月17日 白山でクリーンデー♪

今回は白山に登った人に直接聞いた白山の魅力をご紹介しましょう♪

(魅力いっぱいの白山。弥陀ヶ原のコバイケイソウ。7月27日撮影)

甚之助避難小屋で種子除去マットの清掃が行われている頃、別当出合に残ったパークボランティアは、下山者を待ち構えていました。
白山に登った方にアンケートを実施するためです。

アンケートは...下山してすぐだとお疲れだろうし、時間を空けすぎると早く帰りたいという雰囲気になっているし、バスに乗る方は発車時刻も考慮しないといけないし...タイミングが難しい!
しかし、パークボランティアの皆さんは上手に聞き取りしてくださいました。その結果、短い時間ではありましたが、31人から回答をいただくことができました。下山後のお疲れのところ回答してくださった皆さま(とその同行者の皆さま)、ご協力ありがとうございました!

(アンケートを実施した別当出合)

アンケートは、実施した曜日や時間によって回答する人のタイプが大きく変わってくるので、今回の結果が白山の傾向と言うことできませんが、8月4日(土)午前に下山した人の回答から見えてきた「白山の姿」をちょっとご紹介しましょう!

まずは回答者の基本的な情報を少々。
男性9割、女性1割。
回答者は男性が多かったです。ふだん白山に登っていて「男性ばかりだな」と感じたことはないので、アンケートの取り方の問題なのでしょう...。

年齢層は多い順に40代、30代、50代・60代、20代、10代、70代...となっていました。 
あら、意外と働き盛りの年齢が多い。週末だからでしょうか。

どんな行程で登ったのかも聞いてみました。
午前中にアンケートを取ったので、日帰りの方は少なかったのですが(でも、すでに下山していた人はいました...早い)、印象的だったのは2泊3日が2割ちょっといたことです。南竜と室堂の両方に泊まった人、どちらかで2連泊した人など、行程は様々でしたが、プライベートでそういう登り(過ごし)方をしたことがなかったので新鮮でした。

(テント泊もできる南竜ヶ馬場)
ゆっくり山で過ごすって素敵ですね。

白山に何回登ったことがあるかも聞いてみました。
すると、約半数が初めてだった一方で、半数以上がリピーター!!
3回以上が約3割という熱烈なファンを抱えているというのが、白山の姿のようです。しかも、3回以上登っている方の多くが、両手の指では足りないほど登っており、パークボランティアの方に「白山ファンには、『今年』何回目の白山登山ですか?って聞かないと(笑)」と指摘されました。うーん、確かにそうかも。


そしてここからが、今回のアンケートの核心部(!?)。
登山前後で白山の印象が変わったかどうか、聞いてみました!
すると3人に1人が、印象が変わったと言うのです。

で、どう変わったのか、ドキドキしながら具体的な理由を聞いてみると...
 「改めてきれいだなと思った」
 「想像以上にきれい」
 「よかった」
等々、良い方向に印象が変わったという意見がほとんどでした!
悪い方向に変わった様子だったのは「暑かった」という回答。猛暑を反映した回答ですね...。

(「十二曲がり」の登りもお花の時期は大変さを忘れます。7月27日撮影)

次に、満足した点があったか聞いてみたところ...
9割の方が「あった」と回答♪

具体的な内容を質問すると...
3人に1人が「お花」を挙げ、
半数以上が「景色」に満足していました。
好天が続いていたこともありますが、天気がよければ登山者を満足させられる景色があるという白山の底力を見せつけられ、改めて感服しました。

(山頂からのご来光も重要な見どころ!)

満足した点として、アクセスの良さを挙げる人もいました。
ある登山者さん曰く、東京方面から来たけれど、夜行バスで金沢に着いて、そこから乗り継ぎ時間の無駄なく、登山バス1本で登山口まで来られてストレスがなかったと。
遠方から来てくださった方から直接お話を伺ったことで、公共交通機関でのアクセスの良さの重要性について気づかせてもらいました。

アンケート結果から見えてきた白山の特徴をまとめると・・・
 ・リピーター(熱烈なファン)が多い
 ・満足度が高い!
 ・高山植物が素晴らしい♪
 ・天気が良ければ景色が最高!!

最高の山ですね♪
しかし、今回のアンケートでは拾いきれなかった魅力が白山にはモリモリあります。あなたにとっての白山の魅力を探しに、白山国立公園へぜひお越しください♪

顔を合わせてのアンケートというのは、新しいことに気づかせてもらえて、私もかなり楽しませてもらいました。盛りだくさんな1日を一緒に活動してくださったパークボランティアの皆さん、ご協力くださった登山者の皆さん、本当にありがとうございました♪

** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
 AR
日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
***********************************

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2018年08月17日白山でクリーンデー♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
8月4日に、パークボランティアの皆さんとクリーンデーの活動を別当出合の登山口でしてきました!

(別当出合の登山口)
もともと8月の第1日曜日は「自然公園クリーンデー」ということで、国立公園や国定公園などの自然公園で、ゴミ持ち帰りの呼びかけや清掃活動をしよう!という日になっていて、白山ではパークボランティアの皆さんとともに毎年実施しています。

しかし!
白山では
1泊2日の行程で土曜日に入山される方も多く、日曜日だと下山者が多くなってしまうのです。せっかくなら入山者に声掛けをしよう!ということで、今年は第1土曜日に活動することにしました♪

登山シーズンの土日祝日はマイカー規制が実施されているため、登山者はマイカーでは市ノ瀬までしか入れません。このため、市ノ瀬からシャトルバスで別当出合の登山口にやってきます。私たちはそこを狙ってゴミの持ち帰りについて、皆さんの深層心理に刷り込む...じゃなくて協力をお願いする声かけをします。

(クリーンデーの看板を身に着けて声掛けをするパークボランティア)
登山者の皆さんは「わかった!」「いつも拾ってます」など嬉しい声を返してくれました♪

そして、クリーンデーでは当然のことながらゴミ拾いもするのですが、登山者や関係者の方々が日々、美化に努めてくださっているおかげで、この時期は登山人数の割にゴミがあまりありません。

(別当出合の園地でゴミを探す。拾うのではなく「探す」。8月4日)

そこで今年は声掛け・ゴミ拾いのほかに、大きな2つの活動を盛り込みました。
ひとつは、砂防新道の甚之助避難小屋近くに設置している「種子除去マットの清掃」。もうひとつは「下山者向けアンケート」です。


まずは、「種子除去マットの清掃」の様子をご紹介しましょう!
避難小屋など休憩スポットでは、登山者が荷物を下ろしたり座ったりするので、ザックやズボンについてきた「白山にはもともといなかった植物(外来植物)の種子」が落ちやすい場所です。また、山小屋などは、ヘリコプターで資材を荷揚げするときに資材と一緒に外来植物の種子がくっついて来てしまいます。このため、山小屋などの周辺は外来植物が繁茂しやすいのです。


何もしなければ、登山者の皆さんは甚之助避難小屋周辺で外来植物の種子を「新たに」身につけて、山の上を目指すことになってしまいます!!

そこで、
甚之助避難小屋周辺で皆さんが新たに登山靴にくっつけた種子を落せるように種子除去マットをこんな山の中に設置しているのです。


(甚之助避難小屋近くにある種子除去マット。皆さん存在に気づいてますか?)
これは侵入してしまった外来植物が「周辺(山の上)に拡大していくのを防ぐ」ためのものなんです。

前置きが長くなりましたが、このマット、下に土が溜まったままだとタネを落とす機能が衰えてしまいます。このため、今回、マットの目詰まりの原因となる土の除去・清掃を実施したというわけです。

全く雨が降らない日が続いていたため、スコップを動かすとカラッカラに乾いた土がもうもうと土煙を挙げるという状況の中、土をかき出します。

(土回収作業中!)

甚之助にある種子除去マットはたった2枚ですが、約1年分の土は土のう袋8個分に... 全て事務所に回収です。

(回収された外来植物の種子入り土のう袋8個)
暑い中、全て担ぎ下ろしてくださったパークボランティアの皆さまに感謝です!

※ 外来植物対策については、下記の日記もご参考ください
2018年06月01日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その2
2018年03月16日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その1
2017年08月09日 知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!


さて、盛りだくさんの1日だったので、アクティブ・レンジャー日記も盛りだくさんになってきました。気になる下山者へのアンケートについては、次回の記事に載せますね!お楽しみに!


** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
 AR
日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
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2018年08月08日市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
石川県白山市白峰にある白山自然保護官事務所で、一昨日、今年初めてツクツクボウシの声を聞きました。小学生の頃はツクツクボウシが鳴き始めると夏休みの宿題に取りかからないとと焦ったものでした。懐かしい。

さて、小学生は夏休みまっただ中ですが、この夏、市ノ瀬ビジターセンターでは白山の動物を紹介する「白山にくらす動物たち展」を開催中です。
(夏空と市ノ瀬ビジターセンター)

白山国立公園は、豊かな自然が残り、多くの野生鳥獣が生息しています。特に広大な生活場所を必要とするイヌワシやツキノワグマなど大型鳥獣の重要な生息地になっています。このため白山は国指定鳥獣保護区にも指定されています。

こんな白山にくらす動物たちと、国指定白山鳥獣保護区について少しでも多くの方に知っていただきたいと思い、今回、福井県自然保護センターと石川県白山自然保護センターと共催で「白山にくらす動物たち」展を開催することになりました。8月22日(水)まで開催予定です!

(館内に入るとツキノワグマさんがお出迎え。触ると手が真っ黒になるので、触れるの厳禁です!!!)

会場である市ノ瀬ビジターセンターの1階(下の階)には、総勢13匹の動物たちが福井県自然保護センターと石川県白山自然保護センターから出張してきてくれました!


(出張してくれた動物たち!)

出張してくれたのは、どれも白山にいる動物ばかりです。
ふだん山で会うのが難しい動物たちについて、写真では伝わらない毛の質感や大きさなどを感じていただければと思います。

ちなみにお触りはダメですよ。
「触りたいっ!!」という方は、館内の階段踊り場に毛皮に触れられる展示コーナーがあるので、そちらで存分にツキノワグマやテンなどの毛の手触りをお楽しみください。

(毛皮に触れるコーナー)

また、会場には実物大の足跡スタンプもご用意しました!手作りです。

(実物大の足跡スタンプコーナー)
なお、私が作ったスタンプと、手伝ってつくってもらったスタンプとでは緻密さが違うので(もちろん私が作ったものの方が荒い・・・)、誰でも見分けられることでしょう。が、そこはご愛敬ということでご容赦くださいませ。


さあ、この夏は市ノ瀬ビジターセンターへ、ぜひ遊びにきてください♪♪♪



** 白山にくらす動物たち展 概要 *******************
開催期間:2018.8.7 火 -8.22 水
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1)
開館時間:午前8時45分~午後5時
休館日 :開館期間中は毎日開館
観覧料 :無料 (入館無料)

共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
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2018年07月27日美濃禅定道登山情報

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

皆様

白峰でも暑い日が続いています。

先日の722()に第27回石徹白白山道清掃登山を行いました。

この清掃登山は、石徹白地区及び石徹白公民館が主催となり、美濃禅定道の清掃及び外来植物の一斉除去しようというものです。石徹白では古くから地域の行事の1つとして美濃禅定道の維持管理をしてきました。美濃禅定道には泰澄大師にまつわる伝承が今も数多く残っており、その作業を通して白山にまつわる伝承や地域の歴史などを語り継いできた背景があります。

今回の日記ではそんな伝説が残る登山道の見所と外来植物除去活動についてお伝えします。

美濃禅定道は泰澄が修行のために登った道ですが、修行に行く泰澄を心配のあまり後から追いかけた泰澄の母親にまつわる伝説も残っています。

登山口から石段をしばらく登っていくと最初の見所である【石徹白大杉】が見えてきます。

この木は国の特別天然記念物に指定されていて、泰澄が白山を開山した際、使用していた杖がこの大杉になったという伝説があります。樹高24m、幹囲目通り14m、樹齢は1,800余年と推定されています。

また、写真はありませんが、【おたけり坂】は泰澄大師の母親にまつわる伝説が残っています。

昔の白山は女性禁制であり、どんな理由があろうと女性が山を登ることは許されないことでした。山に登った泰澄の母がこの坂で神からの叱りを受けたと伝わっています。

そして【雨宿りの岩屋】は岩は突然の悪天候に見舞われた泰澄の母親が雨宿りをしたという伝説が残る場所です。

そこからしばらく歩くと【神鳩避難小屋】に到着です。

今回は神鳩避難小屋から2班に分かれての作業となりました。

神鳩避難小屋から少し登り、銚子ヶ峰のあたりでの作業班、神鳩避難小屋周辺での除去作業班です。

僕は銚子ヶ峰までいきました。

除去の対象となった外来植物はオオバコ、シロツメクサ、エゾノギシギシ、スズメノカタビラです。

白山の外来植物についてはこちらの記事白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その1

をご覧ください。

今回使用した道具について説明します。

 

この先が二股で柄の青い道具は根切りと呼ばれています。

主にオオバコの除去に使います。

先端をオオバコの根の付け根に差し込んで成長点と呼ばれる部位を切断し、根からの再生を防ぎます。成長点から上の部分を切断しても直ぐに再生してしまうのでこのような方法を取っています。

「根の再生を防ぎたいなら、根っこごと引き抜いた方が確実なのでは?」と思う方もいるかと思いますが、根切りにはそれ以外にも役割があります。

もしオオバコを根ごと引き抜いてしまった場合、周辺にオオバコと一緒に掘り起こされた土壌が散乱してしまいます。そして雨の際にそこから土壌が流出してしまうのです。

長い目で見ると登山道の崩壊に繋がる事もあります。

それを防止するための根切りなのです。

小屋からしばらく登ると大きな岩が見えてきました。

【母御石】

この岩にも泰澄大師の母親の伝承があります。

叱っても山を下りない母親に神様が怒り、泰澄の母を石に変えてしまったというものです。

とても存在感があり遠目から見ても気になってしまいます。

母御石から先はさわやかな尾根が続いていてとても気持ちが良いです。

花はあまりないですが、シモツケソウなど派手な植物を見ることが出来ました。

日を遮る物が無いので、登る際は直射日光に気をつけてしっかり水分補給をして下さい。

銚子ヶ峰山頂には山の名前が記された方位盤が設置してありました。

どの方角をむいても壮大な景色が広がっています。

銚子ヶ峰山頂からの眺望は壮大で、一ノ峰から別山まで綺麗に見えました。

肝心の外来植物は毎年の除去の成果もあってか、ほとんど見かけず数個体のみの除去となりました。

今後も続けていくことでさらなる効果が期待できそうです。

最後は登山口の東屋でオオバコ茶をいただきました!

一般の参加者も数多く来ていてとてもにぎやかなイベントでした!

----------------------お知らせ-----------------------

【白山登山バスについて】

台風12号の接近に伴い、28日~30日にかけて白山登山バスの一部運休または全休運休となります。

詳しくは石川県自然保護センターHPhttp://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/attention.html

をご確認ください。

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2018年07月24日8/2まで!福井県自然保護センターで白山国立公園パークボランティア写真展開催中♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
白山国立公園の山は、ただいま花いっぱいです。
百花繚乱!!!!!

(三ノ峰のお花畑 7/20撮影)
今年はコバイケイソウも多いそうです!ニッコウキスゲも当たり年とのことで、あちこちで素晴らしい群落が見られますよ♪


「山には登らないよ。」という方には、写真展をおすすめします!


詳細はコチラ ↓↓↓↓

パークボランティア写真展チラシ_福井県自然保護センター.pdf

7月22日(日)~8月2日(木)の期間、福井県大野市の六呂師高原(ろくろしこうげん)にある「福井県自然保護センター」で、白山国立公園パークボランティア写真展を開催しています!冬から様々な施設で開催させていただいている本展ですが、福井県の自然保護センターでも開催となりました!


(会場の様子。写真展の背後には動物たち(剥製)がたくさんいます!)
白山国立公園で活躍するパークボランティアが撮影した白山の雄大な風景や美しい花、活動中の様子などを展示しています。

見ていただきたいのは写真展だけではありません!
会場となっている福井県自然保護センターは入館無料で、見どころがいっぱいあります!
写真展を開催中の本館では、福井の自然を里山からブナ林まで学ぶことのできるジオラマ展示などがあります。あちこちに動物たちが隠れているので、「あんなところにもいる!」と探しながら見学するのも楽しいですよ♪

本館に入ってすぐ右手には、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているヤシャゲンゴロウという昆虫も飼育・展示されています!ヤシャゲンゴロウは世界で福井県の夜叉ヶ池(やしゃがいけ)のみに生息するゲンゴロウの1種です。なかなかお目にかかれない貴重な生きものですので、お立ち寄りの際は、ぜひヤシャゲンゴロウさんにも会っていってくださいね♪

(現地で展示水槽内のヤシャゲンゴロウを全て見つけてみてください)

建物の外に出れば、周辺には森、湿原、池などがある自然観察の森があり、一年を通して様々な動植物を観察できる小径があります。

また、大型望遠鏡やプラネタリウムを備えた観察棟もあります。
六呂師高原は「全国星空継続観測」(環境省・日本環境協会実施)において、平成17年度になんと「日本一星空がきれい」と認定されていて、とても美しい星空観察もできるので、夜まで楽しめます☆

夏休み、子どもも大人も楽しめる六呂師高原の福井県自然保護センターへ、ぜひお越しください♪


** 写真展概要 ***************************
開催期間:2018.7.22 日 -8.2 木
会 場 :福井県自然保護センター
開館時間:午前9時~午後5時(ただし入館は閉館30分前まで)
休館日 :7/21~8/31(夏休み)は毎日開館
観覧料 :無料 (入館無料)
***********************************

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2018年07月13日白山国立公園の市ノ瀬でやっている外来植物対策 ♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山は夏山シーズン真っ盛りです。皆さん、山登りしてますか?

夏山シーズンになると大いに賑わうのが、白山登山の拠点のひとつ市ノ瀬(石川県白山市)です。

(夏山開き前のある日の市ノ瀬の駐車場)

石川県道白山公園線の市ノ瀬~別当出合の区間は、混雑する登山シーズンの土日祝日を中心にマイカー規制が実施されます。このため、登山者は市ノ瀬にマイカーを駐車してシャトルバスに乗り換え、登山口である別当出合に向かうわけです。

ところで、皆さんは登山するとき、駐車場でどんなことをしますか?

車からザックを下ろして荷物の詰め替えをしたり、サンダルなどから登山靴に履き替えたり・・・。 気持ちの良い山の空気を吸い込んで、意気揚々と登山準備を進めることでしょう。


さて、ここで質問です。

もしも、皆さんが準備している足元に、外来植物がたくさん生えていたらどうなるでしょうか?

ご想像の通り、皆さんの登山靴やザックに、白山の山の上には生えていないオオバコなどの植物の種がたくさんくっついてしまいます。このままシャトルバスに乗り込んで、そのまま登山を開始してしまえば、皆さんが白山に外来植物を運んでしまうことになります。


(オオバコの花。この時期、登山口に限らずあちこちで花や実をつけたオオバコが見られます)

これではいかん!

白山の自然を愛する皆さんを外来植物の運び屋にしてしまってはいけない!

ということで、市ノ瀬では様々な対策を実施しています。

ひとつは皆さん、もうおなじみ(?)の種子除去マット。


(シャトルバス乗り場に設置されている茶色いマット!)

別当出合に向かうシャトルバスに乗る前に、靴底についた外来植物の種子を落としてもらって、白山登山に臨んでいただけるようにしています。

そしてもうひとつは、駐車場で白山に侵入しやすい(侵入が確認されている)植物の1種、オオバコの除去です。駐車場からできるだけオオバコ等をなくすことで、皆さんの靴やザックに種子がくっついてしまう場面を減らそうというものです。
この除去は毎年イベントとして開催していて、一般の方にも参加してもらい、外来植物の問題について考えてもらっています。

今年は6月24日(日)に開催されました。当日はとてもよいお天気だったので、爽やかな初夏の風が木々の間を吹き抜ける中での作業となりました♪
子どもたちの笑顔もいっぱいでしたよ!

(オオバコを除去し、誇らしげな子どもたち!)
除去したオオバコを誇らしげに見せてくれたこの少年、実はオオバコ除去歴5年だとか・・・どおりで手際がよかったはずです。除去歴2年目の私にとっては大先輩でした。ちなみに2歳の参加者もいましたよ!

市ノ瀬などで行われる外来植物除去イベントでは、オオバコの会というボランティアのメンバーが、丹精込めて作ったオオバコ茶が振る舞われます。砂糖などは一切使っていないのにほんのりと甘く、芳ばしさもあって、とても美味しいんです!オオバコ茶は美容にいいらしいので、私もしっかりいただきました。

オオバコ茶を飲める外来植物除去イベントは今後もあります!下記のお知らせも是非ご参考ください♪

** お知らせ ***************************

白山では、今後も外来植物除去に参加できるイベントが続きます!

下記イベントではオオバコ茶が振る舞われる予定です♪


① 第27回石徹白白山道清掃登山

古い歴史を持つ古道、美濃禅定道で登山道の清掃やオオバコ(外来植物)除去を行うイベントです。銚子ヶ峰まで登る班と石徹白大杉周辺で活動する班に分かれます。

  日 時:7月22日(日) 午前7時開式

  場 所:岐阜県郡上市石徹白 白山中居神社前で当日午前6時15分から受付

  参加費:500円

  主 催:郡上市白鳥町石徹白地区 石徹白公民館

  問合せ:石徹白公民館長(090-4791-8510)

② 白山外来植物除去作業スズメノカタビラin室堂

  白山室堂で白山に侵入してきて外来植物の除去を行います!

  日 時:8月25日(土)~8月26日(日) 1泊2日

  場 所:白山室堂 8月25日14:00集合

  参加費:4,500円

  共 催:石川県白山自然保護センター、環白山保護利用管理協会

③ 白山外来植物除去作業オオバコ等除去 in 南竜ヶ馬場
  南竜ヶ馬場で白山に侵入してきて外来植物の除去を行います!

  日 時:9月8日(土)~9月9日(日) 1泊2日

  場 所:南竜ビジターセンター 9月8日(土)14:00集合

  参加費:4,500円

  共 催:石川県白山自然保護センター、環白山保護利用管理協会


※②、③について

事前申込みが必要です。
詳細内容、申込み、問合せ等については、石川県白山自然保護センターの下記ページへアクセスし、「白山外来植物除去作業」の箇所をご確認ください。↓↓↓

 石川県白山自然保護センター平成30年度 白山自然保護センターの行事案内_

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2018年07月04日白山、夏山開きしました♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
白山が夏山開きを迎えました♪

(チブリ尾根からの白山。雪が残る姿は美しい♪ 6月25日撮影)

7月1日、白山の標高2,450mにある白山比◎神社(しらやまひめじんじゃ ◎は口へんに羊)の白山奥宮祈祷殿で、関係者や登山者が参列して、今シーズンの山の安全などを祈願する開山祭が執り行われました。夏山シーズンスタートです♪

(祈祷殿で執り行われた神事。)

白山の夏山シーズンの始まりは、登山者の皆さんの「にっこにこ」な笑顔がとても印象的でした♪ あちこちで「久しぶり!」という挨拶が飛び交い、毎年白山に登られる皆さんが山での知り合いとの再会を喜んでいました。私も山で出会った方々と再会し、笑顔をいただきました♪


もちろん花との再会も!
室堂ではこのお花と再会できました!

(クロユリ)
あちこちにつぼみをつけたクロユリが顔を出していたので、これからますますたくさんの花を見ることができそうですよ♪

今回、石川県白山市に位置する「別当出合」登山口から砂防新道というルートを通って白山に登りましたが、登山道では様々な花が出迎えてくれました! 厳しい登りが続く「十二曲がり」では、ミヤマキンポウゲが咲き乱れ、登りの疲れを癒やしてくれました♪

(十二曲がり付近のミヤマキンポウゲ 6月30日撮影)
このほか、ベニバナイチヤクソウ、コケイラン、サンカヨウ、マイヅルソウ、ショウジョウバカマ、キヌガサソウ、オオバミゾホオズキ、ハクサンチドリ、カラフトダイコンソウ、カラマツソウ、ハクサンフウロなど、あげればキリがないほど、たくさんのお花が咲いていました。
花々に心躍る季節の到来です!

さあ、皆さん、今シーズンも安全に、白山の自然を愛でながら楽しく登りましょう♪

*** 登山者の皆様へ ************************
■ 登山道情報
砂防新道(別当出合から室堂へ向かうルート)は、甚之助避難小屋手前や十二曲がり手前などに残雪があり、雪渓をトラバースする箇所もあります。通行の際は十分ご注意ください。

(トラバースが必要な雪渓。穴もあります。通行の際はご注意ください。)

他のルートは、場所によってアイゼン等の装備が必要です。
登山道の状況は刻々と変化していますので、各種ウェブサイトや市ノ瀬ビジターセンター、山小屋等で最新の情報を確認してから登山していただきますようお願いいたします。

■ 登山届け提出 義務化!
白山では、石川・岐阜県ともに登山届けの提出が義務づけられています。皆さんの安全のためにも、登山届けを提出してくださいますよう、お願いいたします。
詳細は下記をご確認ください。

石川県:白山では登山届の提出が義務化されました

岐阜県:岐阜県北アルプス地区及び活火山地区における山岳遭難の防止に関する条例


■ マイカー規制情報
今年度も6月30日(土)から、市ノ瀬~別当出合(約6km)の区間で土日祝日を中心に、マイカー規制を実施しています。
詳細は下記をご覧ください。
石川県:白山国立公園 平成30年度白山登山ピーク時の交通規制 パーク・アンド・ライドによるマイカー規制

■その他
甚之助避難小屋(砂防新道):水場・夏期トイレが使用可能になりました。
殿ヶ池避難小屋(観光新道):トイレ使用不可。携帯トイレを持参する等の対策をお願いします。

この他、登山道情報などについては、NPO法人環白山保護利用管理協会ウェブページの「白山登山をされる方へ「各種情報」」に各種情報のリンク先がまとめられています。ご参考ください。
NPO法人環白山保護利用管理協会
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2018年06月29日登山道情報 ~観光新道~

白山国立公園 鈴木 政裕

白山自然保護官事務所の鈴木です。

皆さん今回は登山道の情報をお伝えします。

今回は別当出会から観光新道を登って殿ヶ池避難小屋まで行ってきました。

登山道の紹介の前に登山口に設置してある2つのアイテムを紹介します。

左側のマットは以前大石ARが紹介しました種子除去マットです。

このマットで靴に付いた植物の種子を落とそうというものです。

詳細はこちら→「知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!」

続いて右側の写真の機械は登山者カウンターというものです。

登山者カウンターは白山の各登山口に設置してされており、白山に登ったことのある方なら1度は見たことがあるかと思います。

これは名前の通り各登山道の登山者数を調べるものです。

精密機械ですので見かけてもいたずらはしないでください。

気になるかと思いますがスルーして下さると助かります。

さていよいよ登山開始です!

観光新道は岩がごろごろしていてなかなか体力を使います。

名前の割にハードな登山道ですが、尾根が気持ちよく、殿ヶ池避難小屋からの眺めは最高で、花も沢山ありとてもおすすめです!

登り初めは左上の写真のように岩が多くあり、滑りやすいです。

2時間弱歩くと右上の写真のような尾根に出ます。

尾根に上がると様々な高山植物を見ることができました。

今の時期はニッコウキスゲが何より目立ちますね。ほかにもカラマツソウやショウジョウバカマ、アカモノ、コイワカガミ、群生したマイズルソウを見ることができました。

殿ヶ池避難小屋の少し上のほうではキヌガサソウ、サンカヨウ、ハクサンタイゲキが咲いており、ハクサンフウロやダイモンジソウも1輪ずつですが見つけることができました。

☆観光新道で見られた高山植物☆

ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ハクサンチドリ、ダイモンジソウ、ハクサンタイゲキ、アカモノ、オオバミゾホウズキ、カラマツソウ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、シナノキンバイ

ミヤマキンポウゲ、キヌガサソウ、マイズルソウ、サンカヨウ、ノビネチドリ、ヨツバシオガマ

↑これら以外にも沢山あると思いますので是非、自分の目で確かめて見て下さい!

また昆虫も沢山見られます。

登山道脇の植物には多くの虫が集まっていました。

高山植物に負けず劣らず綺麗なので探してみてはいかがでしょうか?

殿ヶ池避難小屋に到着です。小屋の周辺はまだ雪が残っていますので滑落や道迷いにご注意下さい。

この殿ヶ池避難小屋ですが、私はとても好きな場所です。

小屋からの景色が素晴らしく大変気持ちの良い場所です。

小屋の外にはベンチがありそこに腰掛けながら食べる昼食は何倍にもおいしく感じられます。

(避難小屋の裏から見える白山釈迦岳。)

しかし、実は少し前から殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可になっています。

観光新道を通る際はご迷惑をお掛けしますが、事前にトイレに済ませておく等して対策をお願いします。

以上。観光新道の登山道情報でした!

---------------------お知らせ。----------------------

【通行不可となっている登山道】

●釈迦新道

  • 湯の谷林道 が2か所大規模な土砂崩れがおきており林道の橋が崩落してしまい通行不可となっております。

●平瀬道

積雪の影響で、雪害箇所が数か所ある為、通行止めを継続し復旧工事を行います。

予定では9月下旬からの開通予定となっております。

●砂防新道の下り路線

積雪による土砂崩が起きてしまい、現在は通行不可となっております。

現在復旧作業を進めておりますが、一部危険な箇所があることから、安全が確認されるまで下り専用区間を通行禁止とさせていただきます。その間、下山の際は上り専用区間を交互通行でご利用ください。

【トイレが使用不可】

●殿ヶ池避難小屋

観光新道の殿ヶ池避難小屋において、トイレの故障が確認されました。現在復旧作業を進めておりますが、問題が改善するまでトイレは男性用、女性用ともに使用禁止とさせていただきます。殿ヶ池避難小屋をご利用の方は先にトイレは済ませる等の対策をお願いします。

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2018年06月22日白山国立公園の桂湖畔でオオキンケイギク除去活動!

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
6月17日に白山国立公園の桂湖(富山県南砺市)に行ってきました。

(桂湖)
青い水面、深い森の緑、湖上を吹き渡る爽やかな風!湖面にはカヌーやウィンドサーフィンを楽しむ人、湖畔ではオートキャンプを楽しむ家族連れ・・・桂湖は、自然の中でゆっくりと過ごすことのできる雰囲気の素敵な場所です♪

しかし!
この写真にはのんびり見てはいられないものたちが写っています!
それは・・・これです!↓↓↓

(コスモスに似た黄色い花)
そう、この花々です。

「え!?何がいけないの??」と思いますよね。

このかわいらしい花は、5~7月頃に花をつけるオオキンケイギクという植物で何を隠そう「外来植物」です。
北アメリカ原産の植物で、明治中期に鑑賞や緑化のために日本に持ち込まれました。かつては積極的に種が蒔かれた場所もあるくらい身近な存在になっていた植物ですが、今は「特定外来生物」というものに指定されているちょっと特別な存在です。

特定外来生物とは・・・
「外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。」
(以上、環境省の「日本の外来生物対策」WEBサイトより)

さらに特定外来生物は、法律で育てることも禁止されていて、違反すると、個人の場合は、最高で300万円以下の罰金 または 3年以下の懲役に!!!法人の場合は、罰金はなんと1億円以下です!!!
※詳細は「外来生物法(特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律)」をご確認ください。上記「日本の外来生物対策」WEBサイトからも確認できます。

では、なぜオオキンケイギクが特定外来生物に指定されたのでしょうか。
理由は、種子でも根でも増える強力な繁殖力を持っていて、一度定着すると、在来の野草を駆逐し、辺りの景観を一変させてしまうという性質があるためです。拡がると地域の生物多様性を脅かしてしまうんです。

(土手にみっしり生えてきたオオキンケイギク。根元に近い葉は細長いヘラ状)
このため、環境省では桂湖でも平成28年から白山生態系維持回復事業の一環でオオキンケイギクの除去をしており、今回はその除去作業を行ってきました!

除去活動は、地域の方にもボランティアでご協力いただいて実施しており、今年は、総勢37名の参加者が桂湖湖畔と駐車場の土手のオオキンケイギクなどに立ち向かいました!

(子ども、大学生、大人・・・みんなで除去作業!!)

作業の結果はご覧の通り!

(左:除去作業Before  右:除去作業After!)
参加者の皆さま、お疲れ様でした!


(除去物を計量中!)
除去量は 
 オオキンケイギク 75.5kg
 フランスギク 33.7kg
でした!

除去物は南砺市さんのご協力で運搬・焼却していただきました。

(除去され、運搬されるオオキンケイギク)
除去量は、平成28年は317kg、平成29年は276kg、今年は75.5kgと、嬉しいことにだんだん減っています。少しずつ、除去の効果が現れて生育量は減っているようです。このままの勢いで減り続けますように!


皆さんも、オオキンケイギクを見つけたら、駆除にご協力をお願いします。
ただ、駆除にはいくつか注意点があります!
駆除の方法や注意点について、詳しくは中部地方環境事務所の下記ページをご覧ください。
特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除にご協力下さい!


グリーンシーズンとなり、白山国立公園では外来植物除去活動シーズンに突入しました!今後も除去活動にどんどん参加し、皆さんにご報告していきますね♪
また、除去活動の中には、一般の方にもご参加いただけるイベントもありますよ!興味のある方は情報をチェックしてください。

※イベント参加者募集の情報は、

6月1日の記事2018年06月01日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その2の最後に掲載しています!

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