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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白山国立公園

55件の記事があります。

2017年12月15日白山自然保護官事務所は雪の中!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

寒い日が続きますが、いかがおすごしでしょうか?
白山は雪をまとい、神秘的で美しい姿になっています。
まさに霊峰!というたたずまいです。

(雪をまとった白山。白山の北に位置する笈山から12月3日に撮影。)

白山自然保護官事務所のある石川県白山市白峰では、11月下旬に一度どっさり雪が積もりました。白峰での初めての冬を迎えている私は、雪のある景色にテンションが上がりまくり!

(大興奮だった白峰の朝。11月21日撮影)

しかし、白峰の雪は甘くはありませんでした・・・。
12月に入ると次から次へと雪が降り、あっという間に雪国に・・・。

(雪に覆われた朝。12月6日撮影)

朝、出勤して帰宅するまでの間に車が雪に埋もれてしまい、掘り出さないと帰れなかったことも既に経験してしまいました。白峰に引っ越してきた当初から、地元の方からは冬は大変だと聞かされてきましたが、想像を遙かに上回る雪です。まだ12月だというのにこんなに積もるなんて・・・。

(事務所も雪をかぶりました!12月6日撮影)

しかし、この豪雪が白山の自然を育んでいるんですよね。
除雪や屋根雪おろしは大変ですが、風情ある景色も楽しめるので、気合いを入れてここでの冬を満喫したいと思います♪

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2017年11月17日白山は登山口も銀世界

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
ついにこの季節がやってきました。

(事務所お向かいにある山。上の方が雪化粧。1116日撮影)
昨日16日は午前中、白山自然保護官事務所のある石川県白山市白峰でもあられ、みぞれが降りました。気づけば事務所のお向かいにある標高1,000mほどの山が雪化粧!
冬です!

同日
正午には石川県白山市の白山公園線市ノ瀬-別当出合間が冬期通行止めとなりました。白峰から市ノ瀬までの区間も雪が積もればその時点で通行止めになりますので、最新の情報をご確認ください


そして、今日は白山登山口のある別当出合付近で現場確認作業があったため、道路管理者の許可を得て別当出合まで行ってきました。
が、別当出合へ行ってびっくり!
雪!雪!!雪!!
一面銀世界が広がっていました。

(銀世界!別当出合付近で11月17日撮影)

さらに雪の上には動物の足跡が!
こちらはノウサギ♪

(ノウサギの足跡。別当出合で1117日撮影)
進行方向前方についた大きい跡が後ろ足で、小さな跡が前足です。
跳び箱を跳ぶように足を動かすので、このような不思議な跡になります。

こちらはテンのものと思われる足跡!

(
たぶんテンの足跡。別当出合で1117日撮影)
テンはイタチの仲間で体長は4050cmほどの動物です。

この写真の足跡は2個ずつそろってついていますが、このようなとき、テンはシャクトリムシのように体を動かして走っています。これはちょっと走っているときの体の動かし方になります。
つまり、この足跡の主はちょっと急いでいたようですが、全力疾走するほどでもなかったようだ・・・ということがわかるんですね。足跡を見るとその主の様子を想像できるって、とっても面白いですね♪

こんな風に雪の山では夏とは違った発見があります。
雪のある山は軽い気持ちで入るととても危険なので注意が必要ですが、冬ならではの自然を楽しめます。冬が深まれば白山山麓で観察会が開催されたりするので、そのような機会に是非、冬の自然を味わいに遊びに来てください♪


** ご注意 ****************************

白山は既に冬山です。冬山は十分な装備と経験が必要です。
また、
別当出合の吊り橋は、冬期養生のため板が外されており通行できません。


(別当出合の吊り橋。11月17日撮影)
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2017年10月27日秋のお出かけは白山国立公園へ♪ 冠雪の白山と紅葉♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山国立公園では今、冠雪した白山と色づいた山々を楽しめます!

先日、市ノ瀬に行った際にこんな景色に出会いました。

(冠雪した白山と紅葉の山々。10月26日撮影)
短い期間ではありますが、とても美しい光景なのでお時間のある方はお越しください♪

また、白山麓では秋の味覚も楽しめます!

(白峰の集落内で販売されていたナメコ)
白山自然保護官事務所がある石川県白山市白峰の集落内のお店では、原木ナメコなど秋の山の恵みが販売されています。原木ナメコは香りも食感も良く、とっても美味しいんです!(ちなみにナメコは雪が積もって収穫できなくなるまで食べられるそうです。)

白山国立公園で美しい景色を見て、美味しい物を買って、温泉に浸かって心も体も温める・・・こんな秋の過ごし方はいかがでしょうか?


なお、白山では白山室堂や南竜山荘などの山小屋は営業を終了しています。
10
21()には白山国立公園パークボランティアの皆さんと、別当出合(石川県白山市)の駐車場や園地などで看板等を積雪から守るため、ブルーシートで覆ったり、撤去したりする作業を行いました。


(積雪に備えブルーシートで覆われた看板。10月21日撮影)
この他の施設も冬季閉鎖の準備が各地で進められており、水場やトイレが利用できないことがありますのでご注意ください。

** 【白山国立公園 施設情報】 ******************

■山小屋

白山室堂・白山雷鳥荘、南竜山荘ともに今シーズンの営業を終了しています。

※詳細は下記ホームページをご参考ください。

 一般財団法人 白山観光協会(ホームページ 白山ベストガイド)

 白山地域振興公社(ホームページ PLAYはくさん)


■ビジターセンター

市ノ瀬ビジターセンター: 11月5日(日)まで開館予定

中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館: 11月12日(日)まで開館予定

※詳細は下記ホームページをご覧ください。

 石川県自然保護センター 

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2017年10月25日石川県輪島沖 『七ツ島』で海鳥のため保全事業が行われています!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山では冠雪の便りが届き、白山自然保護官事務所もストーブのお世話になる季節がやってきました。

さて、いつもは山の様子をお伝えしていますが、今回は海の様子をお伝えしたいと思います。

はじめに、皆さんは「国指定鳥獣保護区」ってご存知ですか?

読んで字のごとく、鳥や獣など生き物を保護するために国によって指定された場所のことで、全国に85箇所あります(平成28年11月時点)。

「アクティブ・レンジャー日記 中部地区」では、西部ARと吉塚ARが担当・更新している藤前干潟(名古屋市)も国指定鳥獣保護区なので「よく知ってるよ」という方も多いかもしれませんね。

実は国指定鳥獣保護区は白山の周りにもあるんです。
その一つに「七ツ島国指定鳥獣保護区」があります。先日、ここでの保全事業に同行したので紹介したいと思います。

七ツ島は石川県の能登半島、輪島の沖合約25kmにある大小7つの小島・岩礁群で、いずれも無人島です。


(水平線に浮かぶ七ツ島の島影。輪島から撮影)

そして、ここはオオミズナギドリやウミネコなど、海鳥の重要な生息地・繁殖地となっています。

ところで、オオミズナギドリってどんな鳥なんでしょうか。
図鑑によると下記のように書かれています。

―― オオミズナギドリ(大水薙鳥) ――――――――――――――――――――――――

学名:Calonectris leucomelas

全長:約50cm
生態:夏鳥として渡来し、おもに日本近海の無人島で繁殖。フィリピンやオーストラリア北部海域で越冬。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大きさはカラスくらいで、長距離を移動するタフな鳥ということですね。

また、飛び立つのが苦手とされ、斜面などを駆けおりて勢いをつけて飛び立ちます。木に登ってそこから飛び立つ姿は、テレビなどで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

今回、私がオオミズナギドリと接触できた時間はごく短いものでしたが、私なりに感じた彼らの特徴をちょっとご紹介します。(ただし個人の感想です!)

1.食べ物は魚やイカ
島を歩いているとき、オオミズナギドリが落としてしまった(吐いてしまった?)魚などの残骸を時々目にしました。肉厚で、高級感ある白身だったので、ちょっと美味しそうと思ってしまうくらいでした。豊かな海の恵みを食べているようです。

2.頭を隠すと安心する

巣は地面に穴を掘って作り、その中でヒナは育てられます。調査中、巣穴からはみ出したヒナを発見しました。本来は、深い巣穴の奥にいるはずなのでしょうけれど、この子は何らかの理由で深い場所にいられなかったようです。しかし、頭以外は丸見えなのに落ち着いていました。頭が隠れていることは重要なようです。

3.かわいい顔をして、恐ろしいくちばしを持っている
黒くてつぶらな目が印象的でとってもかわいい!しかし、活きのいい魚やイカをがっしり捕まえるだけあって、くちばしはとても頑丈そうで力強さが感じられます。咬まれれば(はさまれれば)きっと流血します。


(巣穴からはみ出したヒナ。首の周りの灰色のフワフワした羽毛がヒナの証。くちばしは強そう!)

 4. とにかく着陸が下手

夕方、オオミズナギドリは海から島に戻ってきます。あまり減速せずに突っ込むし、障害物を避けるのも上手じゃないようで見ていて冷や冷や。
この様子はまるで「空からの墜落」。
しかも大群で帰ってくるので空は大混雑!鳥同士が接触する「パシンッ!!」という音が時々聞こえましたし、私も頭をかすめられ、髪にオオミズナギドリが触れるのを感じました・・・。着地に失敗して命を落とす個体もあるそうです。ただ、海を飛翔する姿はとても優雅で美しいと聞いています!


こんなオオミズナギドリが繁殖する七ツ島ですが、海鳥の楽園なのかと思いきや、実は問題を抱えています。
七ツ島の一つ、大島では、約30年前に持ち込まれたたった2つがいのアナウサギが大繁殖してしまいました。その結果、植物がウサギに食べられて植生が荒廃し、裸地化した(植物が失われ土がむき出しになった)ところから土壌が流出して、オオミズナギドリの巣を壊してしまうなど、繁殖に大きな影響を与えるようになってしまいました。

そこで、平成12年からアナウサギを捕獲するとともに、平成25年からは植生復元(植生を回復させるための)事業が行われています。

(土壌流出を防止し、植生回復を促すために設置されたネット)
最近はアナウサギがほぼいなくなり、ネットの設置によって土壌の流出が抑えられれば短期間で植生が回復するようになっています!

年数回、トイレもお風呂もない無人島に寝泊まりしながら、空から降ってくる海鳥の落とし物にくじけず、照りつける太陽の下、ダニが潜み鳥のフンが舞い散る人の背丈を超える草むらの中で(または寒風厳しい中で)、ウサギ対策や植生復元など様々な保全事業が行われています。

その土地にいない生き物(外来生物)を一度持ち込んでしまうと、想像もしなかったような大きな環境変化が起きてしまったり、その土地にもともといた生き物に深刻な影響を与えてしまうことがあります。さらに、変化してしまった環境を元に戻すのには大変な労力と時間がかかりますし、場合によっては元に戻すのが難しいこともあります。

(七ツ島の夕暮れ)

七ツ島の外来生物について皆さんが直接関わることはないかもしれませんが、よそからやってくる生き物(外来生物)が地域の自然に大きな影響を与えることを心の片隅においていただければ幸いです。

** 【白山とその周辺の国指定鳥獣保護区】 ****************

白山とその周辺には3つの国指定鳥獣保護区があります。

■ 大規模な野生生物の生息地である「白山(石川県・岐阜県)」

■ 野鳥が集団で渡ってくる「片野鴨池(石川県)」

■ 海鳥が集団で繁殖する「七ツ島(石川県輪島市)」
※七ツ島へは許可なく上陸することができませんのでご注意ください。
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2017年10月24日クマ注意!

白山国立公園 管理者(白山自然保護官)

こんにちは。

鈴木です。

白山の室堂も南竜山荘も閉館し、登山シーズンも終わりを迎えつつあります。

紅葉も深まり、夏山とはまた違った魅力がありますよ。

(奈良岳付近の紅葉。 10月1日撮影。)  

突然ですが、みなさんはクマを見たことがありますでしょうか?

クマというとなんとなくかわいいイメージがありませんか?

かわいいマスコットだったり、ふわふわして優しそうなイメージを持つ方も多いかと思います。

しかし、実際のクマはかわいいというよりも怖い存在です。

(三ノ峰付近 ツキノワグマ  7月22日大石AR撮影。)

10月18日6:00頃、福井県の刈込池周辺でツキノワグマによる人身被害が発生しました。

被害者の方は上小池駐車場から100mほど離れた場所でクマに襲われました。

加害クマの大きさは1mほどです。

現在、現場付近にクマ注意のパウチが設置された他、

市ノ瀬ビジターセンター及び中宮温泉ビジターセンターでも注意喚起を行っています。

秋は山菜採りや紅葉目当てで山に出かける方も多いと思うので

熊鈴や熊スプレー等を装備し、十分に注意して登山してください。

(上小池 三ノ峰登山口。 10月24日撮影。)

(市ノ瀬ビジターセンター。 10月20日大石AR撮影。)

(奈良岳山頂のクマが傷つけた標柱。クマの体毛が絡まっているのが分かる。10月1日撮影)

皆様もクマに気をつけて安全に登山を楽しんでくださいね!

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2017年10月13日白山国立公園のすてきな山「奈良岳」をご紹介♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山周辺では紅葉シーズンを迎えています。
近頃冷え込みが激しくなり、朝の気温が10℃を下回ることもあります。白山国立公園にお越しになる際は、防寒対策を忘れずに!

さて、皆さんは奈良岳(ならだけ)という山をご存知でしょうか?
白山国立公園の最北端エリアにある山で、富山県南砺市と石川県金沢市の境に位置しています。 標高は1,644m。あまり高くはありませんが、いろんな意味で「甘くみてはいけない山」です!

この奈良岳へ101日に白山国立公園のパークボランティアの皆さんと清掃登山に行ってきたので、紹介したいと思います。
奈良岳
(やさしそうに見える奈良岳。10月1日撮影)


登山口は富山県南砺市のブナオ峠(標高976m)にあります。この付近にはブナ林が広がり、登りはじめはブナの黄葉を楽しむことができます。朝日が差し込むブナ林歩きは気持ちがいいですよ。
ブナオ峠から登り始めてすぐのブナ林
101日はまだ黄葉していませんでした。)

登り始めてすぐの急な登りを乗り切ると大門山(だいもんざん)との分岐に到着します。
ここから赤摩木古山(あかまっこやま)、見越山(みこしやま)を経て奈良岳を目指すわけですが「登っては下る」を繰り返すことになります。

これがなかなかハードで、ココロとカラダの両方に堪えます。
登山口と奈良岳の単純な標高差は600mほど。
しかし、累積の標高差はなんと約1,400m
砂防新道から白山山頂まで日帰り登山するのとあまり変わりません。
これが「甘くみてはいけない理由」のひとつです。


そして、もう一つの「甘く見てはいけない理由」は登山道の雰囲気です。
急登あり、露岩(岩がむき出しの場所)の道あり、ササあり・・・等々、山らしさを感じられる道なのです。登山される方は入念な準備をして登ってくださいね。
見越山への登り。赤摩木古山側から撮影。
見越山への急な露岩の登り。写真で険しさを上手く伝えられないのが悔しいです・・・)


しかし何と言っても最大の「甘く見てはいけない理由」は、このコースの眺望の良さです。
山頂からはもちろん、登山道からもココロとカラダの疲れを吹き飛ばす最高の景色を存分に楽しむことができます。 北アルプス、乗鞍岳、御岳山を見渡すことができますし、赤摩木古山まで行けば白山も望むことができます!

ちなみに私のイチオシは「大笠山(おおかさやま 標高1,821m)」です。今回、登ることはできませんでしたが、稜線を歩いている最中ずっと堂々とした山容を見せてくれ、すっかり好きになり、いつか登ろうと決めました♪
大笠山
(大笠山。赤摩木古山付近から101日撮影)
なお、大笠山は富山県南砺市にある桂湖から登ることをおすすめします♪


今回紹介した奈良岳までのコースは、赤摩木古山から奈良岳の間が特に大変です(でした)。赤摩木古山までの往復でも十分楽しめるので、ご自身の体力や体調、時間とよく相談して楽しい登山をなさってくださいね♪

なお、
ブナオ峠に向かう道路は幅員が狭くなっています。また、これからの季節、うっすらかもしれませんが降雪の可能性もあります。道路情報はしっかりチェックし、対策を考えてお出かけください。

*** 登山情報 *****************************

■マイカー規制
白山国立公園での
今年度のマイカー規制(石川県白山市 市ノ瀬~別当出合)は109日で終了しました。

■山小屋の営業期間

白山の山小屋(白山室堂・南竜山荘)は1015()で今年度の営業を終了します。
詳細は各小屋予約センターへお問い合わせください。
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2017年10月10日【参加者求む】10月15日 自然観察会「市ノ瀬で山の恵みを感じよう」のお知らせ

白山国立公園 鈴木 政裕

こんにちは。

鈴木です。

白峰に来てから半年が経ちました。

もうすぐ恐れていた冬がやって来ます!

この時期になるとクサギカメムシが集落中を飛び回り、越冬のための場所を探します。

今朝は家の窓ガラスに5匹以上くっついていました。

室内に侵入されるのも時間の問題です...

さて、皆様に1つお知らせがあります。白山市白峰で活動する白山しらみね薪の会の協力を得て、炭窯ツアー体験等を通じて里山と人との関わりについて理解を深めるための自然観察会を10月15日(日)に実施します。

実施内容は主に2つのプログラムからなり、1つは「炭窯ツアー」で、市ノ瀬近くにある岩屋俣谷園地で自然観察をしながら、かつて使われていた炭窯についての解説を行います。

2つ目の「山の恵みを知ろう」というプログラムでは市ノ瀬で薪を使って火を焚き、木の実を調理して食べるというものです。普段の生活ではなかなか食べられないブナの実やシバグリを是非一度味わっててみてください!

参加締め切りは10月12日なので参加したい方は早めにお申し込み下さい。

ご連絡お待ちしております!

詳しくはこちらhttp://chubu.env.go.jp/to_2017/post_104.html

白山自然保護官事務所 担当:鈴木

住所:石川県白山市白峰ホ-25-1(受付時間:8:30)

電話番号:076-259-2902 FAX:076-259-2085               

E-mail:MASAHIRO_SUZUKI@env.go.jp

申し込み方法:電話又はFAXか郵送かE-mailで申し込みをしてください。

申し込み締切:平成29年10月12日(木)17:00時まで

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2017年08月16日8月の白山情報!

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

こんにちは。

白山では少し前に台風が直撃し、すごい量の雨が降っておりました。

事務所が流されるんじゃないか!?というぐらい手取川が増水していて怖かったです...。

さて、僕は810日に、初めて仕事以外で白山を登って参りました!

山の日の811日には室堂でサミットがあったので登山者が多いのかと思いましたが、

意外と登山者は少なく、やはり台風の影響もあったのかと思います。

今回の登山で見てきた動植物を少し紹介したいと思います。

(シモツケソウ バラ科 2017年810日撮影。 十二曲がり付近)

花火を連想させるとても派手な花です。今の時期は南竜水平道の分岐より上なら至る所で咲いています。

(ヤマハハコ キク科 2017年8月10日撮影。十二曲がり付近)

この写真はまだ花が咲いていません。十二曲がりの少し下では沢山密集して咲いているのが確認出来ます。

(クルマユリ ユリ科 2017年8月10日撮影。) 

登山道脇にひっそりと生えています。派手だけど意外と見つけにくい?

(ベニヒカゲ ジャノメチョウ科 2017年810日撮影。十二曲がり付近)

類似種にクモマベニヒカゲがいます。クモマベニヒカゲとは裏翅に白い紋がないことで判別できます。

台風の影響で高山の花も荒らされてしまったかと思いきや、

しっかり花を散らさずに咲いている高山植物もあり、

どんな過酷な環境でも生き抜く野生の強さを感じました。

僕も高山植物のように折れない心を持ちたいものです!

この日は山頂まで行きましたが、霧がひどくて何も見えませんでした...

いつもなら剣ヶ峰や火口湖が見られるのに... 

そこは少し残念でしたが良い気分転換になりました。

(御前峰付近。 2017年7月14日撮影。)

ところで皆さんは白山が活火山だと知っていましたか?

意外と知られていないのですが、白山は今でも火山として活動していて、

一番最近の噴火は1659年に起こった噴火だと言われています。

(翠ヶ池。 2017年7月14日撮影。)

白山山頂付近には15個もの火口があり、翠ヶ池なども火口に水が貯まって出来た火口湖なのです。

今でもたまに山から煙が立ち上る時があるそうですよ。

山では何が起こるか分からないものです。

遭難や怪我などは十分に起こりえることなので、

山では常に最悪の事態を想定して準備し、行動しましょう!

――― 登山道 通行止め解除情報 ―――――――――――――――――――――――――――――

【釈迦新道通行止め解除】

  • 釈迦新道の湯の谷橋付近の林道は8月11日から歩行可能になりました。
  • 現場では、係員の指示、標識の指示に従って通行してください。
  • 七倉ノ辻の下方が一部崩落したため付け替え道を通行してください。
  • 【岐阜県白山公園線(平瀬道通行止め解除)】

7月28日より岐阜県白山公園線(平瀬道)が通行可能となりました。

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2017年08月09日知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

夏ですね。白山では花が咲き乱れ、木々の緑が濃く、植物の生命力を感じます♪
砂防新道 十二曲り付近の花々
(砂防新道の花々。8月3日撮影)
お庭や道路の草も元気よく育って・・・草抜き・草刈りは大変ですね(涙)

さて、突然ですが、ここでクイズです!!
第1問。
市ノ瀬ビジターセンター前のバス停に設置されているコレ(↓↓↓)なーんだ?
市ノ瀬ビジターセンターのバス乗り場に設置されたマット
(市ノ瀬ビジターセンター前のバス乗り場に置かれたマット。)
バス乗り場にあるから「バスを汚さない」ために置かれた足ふきマット???
いえいえ、そうではありません。
だって、山の中にもあるんですもの。


南竜ヶ馬場に設置されたマット
(白山の山中に現れるマット。南竜ヶ馬場で撮影)
こちらのマットは別当出合の登山口から3時間以上登ってようやくたどり着く南竜ヶ馬場(なんりゅうがばんば 標高2,070m付近)にあります。
謎が深まりますね。

では、第2問!
白山の登山口や登山道にときどき現れる コレ(↓↓↓)なーんだ??
山に現れたブラシ
(いろんな種類のブラシが並ぶ。三ノ峰避難小屋で撮影)
デッキブラシや洗車ブラシなど様々なブラシがありますが、もちろん床掃除や洗車用に設置しているわけではありません。


さあ皆さん、2問ともわかりましたか??
実はこれらのマットやブラシは、白山の自然を守るために設置されたアイテムです。

では、何から守るのでしょう??
答えは「外来植物(がいらいしょくぶつ)」。
白山でいう「外来植物」とは、白山に「もともといなかった植物」のことです。

外来植物が白山で広がると、次のようなことが起こってしまいます。
『もともと白山にいた植物が育つ場所を奪って、高山の景観を変えてしまう!!』
『高山植物と雑種を作って、もともといた高山植物がなくなってしまう!!』
このため、白山に外来植物を「侵入させない」、「分布を広げさせない」対策が必要になります。

そこで登場するのが、クイズに出てきたアイテムたちです。

外来植物は、私たちの登山靴などにタネがくっついて白山に運ばれてきます。
このため、皆さんに登山口や登山道の要所に設置されたマットやブラシを使って、外来植物のタネを落とすよう お願いをしています。

ちなみにブラシは、バランス感覚の優れた人用(?)の柄の短いタイプ、足の長い人用(?)の柄の長いタイプ、その中間タイプと3種類ご用意していますので、お好きなタイプを使ってくださいね♪
ブラシの使用例
(使用例:ブラシで登山靴をゴシゴシ。外来植物のタネを落とします。)

白山の自然を大切にしてくださるすべての皆さま、
マットやブラシを見かけたら、ほんのちょっと足をとめていただいて、
靴についた外来植物のタネを持ち込まない・広げないための行動を一緒に取りませんか?
南竜ヶ馬場の種子除去マット
(マットでは靴の泥をしっかりぬぐって、タネを落としてくださいね ♪)


――― 登山道 通行止め情報 ―――――――――――――――――――――――――――――
砂防新道(別当出合から白山室堂へ向かう登山道)の下り専用区間は、台風の影響によると思われる落石と土砂崩落のため、通行禁止となっています。
下山時も登り専用区間を使用していただきますようお願いいたします。
なお、登り専用区間は幅員が狭く、傾斜も急なので、下山利用時は特にご注意ください。

詳細は下記をご確認ください。
中部地方環境事務所_【お知らせ】砂防新道(別当出合弥陀ヶ原線道路(歩道))下り専用区間の土砂崩れによる通行禁止について(白山へ登られる皆様へ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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2017年08月07日白山の水とふれあえる中宮地区でレンジャー写真展やってます♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

ようやく北陸も梅雨が明けました!!!
夏です!白山は花盛りです♪
クルマユリ















(咲き誇るクルマユリ!8月3日室堂から御前峰への登山道で撮影)

さて、現在、石川県白山市の中宮(ちゅうぐう)地区にある「中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館」という施設で、レンジャー写真展を下記日程で開催中です。

 期間: 平成29年8月5日(土)から8月20日(日)
 時間: 09:00 - 16:30
 場所: 中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館
     (住所:石川県白山市中宮オ9、電話:076-256-7111)
    ※ 開催期間中無休
    ※ 入場無料!
詳細はコチラ(中部地方環境事務所 環境省レンジャー写真展開催(7月、8月)をご覧ください。

(会場の様子)

中宮地区は標高が約650m、白山からの恵みの水を集める蛇谷沿いにあるため涼しく爽やかな風が吹き、とても過ごしやすいので是非お越しください♪


また、中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館では、水の中をのぞく「箱メガネ」や「たも網」などを無料で貸出ししています。目の前の川にはカジカガエルなど川の生き物がいるので、生き物観察も楽しめますよ♪


(フィーフィーと涼しげな声でなくカジカガエル。6月24日撮影)

さらに、白山白川郷ホワイトロード(旧称:白山スーパー林道。有料道路)の石川県側の入口もすぐ近くにあります。白山白川郷ホワイトロードの途中には、日本の滝百選に選ばれている姥ヶ滝(うばがたき)やふくべの大滝など見所もたくさんあります。

私のおすすめは姥ヶ滝。
老仙女が白髪をといていたという伝説があり、岩肌に剃って落ちる流れを白髪に見たててこの名がついたと言われています。滝のすぐ下で浴びる水しぶきは、とっても涼しくて気持ちいいですよ♪♪

しかも!滝の前には足湯や露天風呂(!!)まであるので、湯につかりながら滝を楽しめるんです♪

(姥ヶ滝前の足湯。モデルは鈴木AR。)

ビジターセンターに立ち寄ってレンジャー写真展を見て、白山から生まれる恵みの水とそこに暮らす生き物にふれる・・・こんな夏の過ごし方はいかがでしょうか♪

--- ご注意 -------------------------------
今の季節、イヨシマオビアブというアブ(地元ではオロとか、ウルルとか呼ばれています)が発生しています。刺されると痛いのでご注意ください!
白っぽい服、長袖・長ズボン着用など対策をお忘れなく!!

(事務所周辺にもいます。白峰での呼び名はウルル。大きさ1cmくらい)
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