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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園 谷川

44件の記事があります。

2018年12月03日摩耶の滝 遊歩道の清掃作業と通行止めのお知らせ

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

谷川自然保護官事務所は中之条町にある四万地区も担当しています。

四万といえば四万温泉で有名な地域です。(こちらも国立公園内です!)

その四万温泉地からほど遠くないところに「摩耶の滝」という名前の滝があります。

この滝は「摩耶姫伝説」というお話しとともに、地元から愛されている滝です。(興味があればぜひ調べてみて下さい!)

その摩耶の滝まで続く摩耶の滝遊歩道があります。

山の中にある遊歩道のため、木々に囲まれていて紅葉が綺麗なのですが、紅葉が終わると毎年大量の落ち葉が積み上がってしまいます。放置しておくと落ち葉が水を吸ってしまいヒルを呼ぶ原因になるということで、地元の方が年に数回清掃作業をしています。

初めは枯れ葉まみれの道も

皆さんの尽力で、熊手とブロワーだけを使った清掃で見違えるほどに。

金色のキノコも顔を出していました。(名前は分かりませんでした。)

掃除が終わった後は、遊歩道の途中に架かっている橋の修繕のために閉鎖となりました。

春頃にはまた開通する予定です。

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2018年10月23日谷川の紅葉!

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

皆さん!遅くなってしまい申し訳ありませんが、谷川は今週が紅葉のピークを迎えます!

ということで、少しばかりですが、3日前の一ノ倉沢の写真を上げさせて頂きます。

【一ノ倉沢方面の道(国道291号)】

【色づきかけのカエデ】

【笠ヶ岳、朝日岳】

【マチガ沢】

【一ノ倉沢】

あと1週間くらいでピークになりそうです。

谷川の雄大な自然を感じながらハイキングを楽しんでみませんか?

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2018年10月03日平標避難小屋トイレ浄化装置「再」復旧作業

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

以前、平標避難小屋のトイレの復旧作業を行ったのですが、残念なことにまだ上手く機能しないとのことで、再度復旧作業に行ってきました。

作業道具を載せた背負子を担いで避難小屋まで上がっていきます。

道中ではナナカマドの実が赤く色づいていました。

秋の気配が近づいてくるようですね!紅葉も楽しみです。

避難小屋に到着。

さて、今回のミッションは穴掘りです。製造業者に相談したところ、浄化水を蒸散させる配管の周りの土が固まっているのではないか、とのことでした。

2人掛かりで交代しながら配管の埋まっている場所まで穴を掘っていきます。

上の方は比較的柔らかい土質だったのが、ある程度掘ったところで固くなりました。

そこから丁寧に土を削っていくと・・・

浄化水っぽい臭いとともに、水がじんわりと染み出てきました!

隣の配管の上もでも同じような状態になっていました。

やはり硬い土が水の蒸散を妨げていたようです。

今度こそ、解決されると信じて経過を見ていきます・・・。

山のトイレはほとんど公共の下水道が使えない場所なので、最近は山の環境を守るために特別なトイレを設置している場所が増えています。そのため、処理方法や何かあったときの対処も一筋縄ではいきません。

トイレに限ったことではありませんが、そのことを頭の片隅におきながら山の施設を利用していただけたらと思います!

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2018年09月27日スノーカントリートレイル オープニングセレモニー

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

スノーカントリートレイル オープニングセレモニー

ちょっと前のことになってしまいましたが、9月8日にスノーカントリートレイル(以下、SCT)が開通し、一ノ倉沢でそのオープニングセレモニーが開催されました。

SCTは上信越国境に位置する雪国観光圏の事業として設置されました。

7市町村にまたがる全長307kmのロングトレイルです。

谷川自然保護官事務所の管内では谷川岳や平標山、苗場山などの上信越地域を代表する山々がコースに含まれています。

会の最後にはリングベントセレモニーが行われました。

リングベントセレモニーは下の写真のようにスリング(登山用のロープ)をカラビナ(登山用のフック)で繋いでいきます。

そして、ロープの端と端を繋げて輪にして・・・

最後にSCTのロゴが入った布バナーを取り付けて完成!

普通行われるテープカットではなく、市町村同士の繋がりを大事にするという意味が込められているそうです。素敵ですね!

エイエイオー!の掛け声とともに今後のSCTの成功を祈願します。

谷川事務所管内では8月に群馬県境稜線トレイルも開通しています。これらを機に、上信越地域の山岳地帯が育む、雪や温泉をはじめとした自然の恵みや高山植物、山岳景観などの魅力が伝わっていくとうれしいです!

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2018年09月03日平標山避難小屋のトイレ復旧作業

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

平標山にある避難小屋にはトイレがあります。今年で12年という施設なのですが、そのトイレの浄化装置が上手く機能しなくなったとのことで復旧作業に向かいました。

必要な機材を背負子に載せて避難小屋まで上がっていきます。写真の背負子だと総重量7~8kgといったところでしょうか。信越事務所から来てくれた助っ人と交代しながら担いで上がっていきます。

日頃のメンテナンスをお願いしている山小屋の方にもお手伝いいただきながら作業開始です。

故障の原因は浄化した水を蒸散する装置にヌメリが溜まってしまったことだと思われたので、高圧洗浄機と配管掃除専用のホースを使って落としていきました。

蛇口への接続が少し緩かったため水圧でホースが外れないように連携を取って作業を行いました。「はい、スイッチ」「蛇口」「ガン(放水トリガー)」みたいな掛け声をかけます。

詰まっていたと思われるパイプを洗浄し水を流すと中からヘドロみたいなものが流れてくるのが見えました。お掃除大成功です!

ちなみに完全防備で挑みましたが、臭い自体はマスクを外してもそこまで酷くはありませんでした。

後は経過を見て問題が無ければミッションコンプリートです。上手くいきますように・・・。

山の上となるとトイレの復旧もなかなか大変な作業です。皆さんも山の施設は大事に使ってあげて下さい。

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2018年08月29日オオハンゴンソウ除去活動

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

谷川岳の麓の土合地域で、特定外来生物のオオハンゴンソウ 除去活動が行われました。

今年で6回目になる活動で、この活動のおかげで付近のオオハンゴンソウは年々減少しているようです。

(オオハンゴンソウの詳しい説明はこちら

集合場所の土合周辺は自然の中でのアクティビティや群馬県境稜線トレイルの開通でとても賑わっています!

駐車場は朝から満車でした。

今回のオオハンゴンソウ除去活動には前橋方面から「ぐんま環境学校(エコカレッジ)」の方が参加して下さり、全員で50名近くの人が集まりました。

まずはオオハンゴンソウを引っこ抜いていく作業です。

できるだけ根っこを残さないように抜いていくのですが、この時期は他の植物も繁茂しているので茂みの中に頭を突っ込んで作業しなくてはなりません。大変!

そして次は花や実と茎を分ける作業です。

特定外来生物は移動が禁止されており、特に花や実などの生殖器官にあたる部分は移動が法律で固く禁じられています。

死んだ状態(植物なら完全に枯れた状態)にすれば持ち運びが可能なので、基本的にはその場で枯らすことが多いのですが、オオハンゴンソウは枯らすとゲル状になって異臭を放つそうなので、できるだけ枯らす量を少なくするために花と茎を分けるそうです。

例年だと花が咲く前に除去活動を行っていたそうなのですが、今年は花が咲く時期が異常に早かったそうです。

除去作業も一段落したところでスイカを頂きました!

この活動で中心になって動いて下さっている方の家で作られているスイカで、とっても甘くておいしいスイカでした。お話しによるとこのスイカ目当てに活動に参加している人もいるのだとか。

その後は県自然研究会の方がミニ観察会をして下さりました。

まずは動物から。イノシシは牙が伸びたら堅い木などにこすりつけてすり減らすそうなんですが、すり減った後は年輪のような模様が見られます。また、すり減らすと言うことは牙を研いでいることにもなるようで、縁の方を触ったらカミソリのように鋭かったです。やっぱりちょっと怖い・・・。

そして植物の観察会も。付近の植物を丁寧に紹介して下さりました。

観察会もあり、スイカもあり、盛りだくさんのオオハンゴンソウ除去活動でした。参加された方々も満足した顔で帰って行かれました。この活動を通して、改めて外来種問題について考える機会になれば良いなと思います。


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2018年08月01日上信越歩道線パトロール

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

環境省では苗場山山頂付近の木道を整備していて、施工をお願いしている新潟県の関係者と一緒に和田小屋から神楽ヶ峰を通って山頂へ行きました。

前回、別件で来たときは6月の初めでまだ雪で道が埋まってしまっている状態でした。

そのため、7月になり雪も溶けきったところで歩道等の調査を行いました。

(↓上は6月初めの写真で、下が今回行ったときに撮った同じ箇所の写真)

この登山道のすごいところは休憩場所がしっかり整備されているところです。

広いスペースを使って綺麗なベンチが設置されているので、ゆったり休むことができます。登山道を外れる必要も無いので、木道と同じように周辺の植物にとっても優しいですね!

今回、一番問題になっていたのは歩道の洗掘。登山道での洗掘とは、主に雨や流水などで地面が削られてしまうことです。

下の写真でも洗掘防止のために杭が打たれているのですが、残念ながら水の勢いが強すぎるのか杭の下の地面ごと削られてしまったようです・・・

放置すると洗掘が進むので、改善策を現地で関係者と一緒に考えました。

ところで、上の写真の右端に写っているので気になっている方もおられるかもしれませんが、この時期はニッコウキスゲが見頃でした!

ちなみに、この場所の名前は「お花畑」。分かりやすくて良いですね。

写真の「お花畑」の後ろに見えているのが苗場山頂の一部です。

あと少しで苗場山山頂の全貌を見られる!と意気込んで最後の急騰を登ると・・・

広い!広すぎる!

全貌なんて確かめようもありませんでした。しかも上の写真で撮ったのは面積的には狭い方面だそうです。広い方面は晴れていても先が見えなさそうですね。まさに高原。

山頂では木道の整備が着々と進んでいるようで、しっかり整備されていました。

また、ワタスゲが見頃でした。湿原にワタスゲが広がっていると、天気が曇りでも幻想的で見応えがあります。

パトロールを行い、今後の課題を確認しながら苗場山の良さを知ることができました。

今回のコースタイムは往復8時間です。山頂湿原の広さと美しさは言葉で言い表しきれないので直接見ていただきたいです!ぜひ苗場山におこし下さい。


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2018年07月17日谷川岳開山式

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

少し前のことになってしまいますが、7月1日に谷川岳で開山式が行われました。

朝4時から始まり周りはまだ真っ暗でしたが、開始前から多くの方が来られていました。

開会式は三国太鼓さんによる演奏から始まりました。

暗闇の中で響く和太鼓は迫力がありました・・・!

開山式は無事執り行われ、いざ谷川岳へ!

ロープウェイに乗って天神平まで行くとそこで待っていたのは・・・

一面の雲海!とてもきれいでした。2000mない山だということが信じられないような景色に驚かされます。

苗場山もきれいに見えました。更に目をこらすと・・・

遠くにも山が見えます。なんと白馬岳とのこと!群馬から長野を通って富山までの空がずっと澄み切っていたと言うことでしょうか。とても気持ちいい景色でした!

そして今回も多くの高山植物に出会えました。

左上:イブキジャコウソウ、右上:タカネバラ

左下:タテヤマリンドウ、右下:ホソバヒナウスユキソウ

もちろんこの花以外にもたくさんの花が咲いていました。

谷川岳は途中までロープウェイが通っていることから初心者の方にもオススメできる山です。ぜひお越しください!

■宣伝

越後妻有文化ホール・十日町市中央公民館「段十ろう」にて、アクティブ・レンジャー写真展を開催しています。ぜひお立ち寄りください。

会期:7月7日~7月19日(7月9日は休館日)

時間:9:00~22:00


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2018年07月12日谷川岳開山式

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

少し前のことになってしまいますが、7月1日に谷川岳で開山式が行われました。

朝4時から始まり周りはまだ真っ暗でしたが、開始前から多くの方が来られていました。

開会式は三国太鼓さんによる演奏から始まりました。

暗闇の中で響く和太鼓は迫力がありました・・・!

開山式は無事執り行われ、いざ谷川岳へ!

ロープウェイに乗って天神平まで行くとそこで待っていたのは・・・

一面の雲海!とてもきれいでした。2000mない山だということが信じられないような景色に驚かされます。

苗場山もきれいに見えました。更に目をこらすと・・・

遠くにも山が見えます。なんと白馬岳とのこと!群馬から長野を通って富山までの空がずっと澄み切っていたと言うことでしょうか。とても気持ちいい景色でした!

そして今回も多くの高山植物に出会えました。

左上:イブキジャコウソウ、右上:タカネバラ

左下:タテヤマリンドウ、右下:ホソバヒナウスユキソウ

もちろんこの花以外にもたくさんの花が咲いていました。

谷川岳は途中までロープウェイが通っていることから初心者の方にもオススメできる山です。ぜひお越しください!

■宣伝

越後妻有文化ホール・十日町市中央公民館「段十ろう」にて、アクティブ・レンジャー写真展を開催しています。ぜひお立ち寄りください。

会期:7月7日~7月19日(7月9日は休館日)

時間:9:00~22:00


[A1]前述の雨のおかげで空気が澄んでいた、的な表現でいかがでしょう?

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2018年06月05日平標山開山式

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

5月27日に平標山で開山式が行われました。

(写真手前の建物は平標山ノ家、奥の山が平標山です。)

平標山ノ家の前の広場で開山式を行い、関係者の方と一般参加の方合わせて50名近い方が参加されました。

平標山は群馬県と新潟県の県境に位置することもあり、多くの人に愛されている山だと、来賓の方々の挨拶を聞いていて思いました。

道中は色とりどりの植物の花を見ることができました。

2000mに満たない山でありながら、ミツバオウレン等の高山性植物も目にすることができました。

また、山頂からは苗場山がきれいに見えました。↓(写真中央)

ちなみにこちらが大峰山(5月14日に投稿したアクティブ・レンジャー日記で紹介した、開山式を行った場所です。詳細はこちらです)方面です。↓

どちらも山頂が削り取られたかのように平たくなっています。平標山から見渡すことのできる面白い光景の一つです。

コースタイム往復4時間半程度の登りやすい山でした。また、谷川岳から続く縦走コースの一部にもなっていますので、多くの方が楽しめる山かと思います。

ぜひ平標山におこし下さい!

※登山を行う際は、持ち物や現地の状況を調べるなど、事前準備をしっかり行って下さい。

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