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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

戸隠小学校6年生 鏡池スノーハイク

2021年03月01日
戸隠 土屋達郎

年が明けてからあれよあれよという間に時間が過ぎ更新が止まっておりました。皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

<戸隠小学校6年生 ※撮影のため一瞬だけマスクを外しています>

今回は、先日戸隠小学校6年生の子どもたちとスノーハイクに行ってきましたのでそのご報告です。

これは昨年秋の「荒倉山と鬼女紅葉伝説を訪ねて」でもご紹介しました、子どもたちに自分たちの地元である妙高戸隠連山国立公園への理解をより深めてもらうために環境省が行っている事業の一環です。

<各自スキーを積込み>

<ミズナラの巨木の前で>

戸隠小学校6年生21名と先生方、保護者の方、そしてガイドを担当される「戸隠を知る会」の方々とともに、クロスカントリースキーを履き戸隠神社奥社入り口から随神門を経て鏡池までのルートを行きました。

子どもたちはさすが戸隠っ子だけあって、皆さんスキーが上手でしたね。普段から体育の授業でスキーをしているそうです。子どもの頃からスキーが日常にあるなんて羨ましすぎます。「あー長野県に生まれたかった~」

大人になってからスキーが出来るか出来ないかで人生の幸福度はだいぶ違ってくると確信している「たっつあん」です。

<身軽な子もいてびっくり>

<元気な子どもたち>

<スキーの上手な子どもたち>

<随神門>

「戸隠を知る会」の方の楽しい解説を聞きながら、ブドウのつるのブランコを体験し、ミズナラ大王に出会い、思い思いのルートを歩きながら随神門へ。夏は参道しか歩けませんが、冬はスノーシューやクロスカントリースキーがあればどこでも歩けるのが大きな魅力ですね。随神門までは割と平坦でしたが、随神門から鏡池までは緩やかに下っていて、スキーにとっては楽しいルートです。

<ミズナラ大王の前で記念撮影>

<奥社参道の杉並木>

<こんな形のミズナラの木も>

<細~い橋を渡る>

森を抜けるといきなり視界が開けて広~い鏡池の上に滑り出ます。そして荒々しい戸隠山が目の前にどーん。それまでとは別世界になる時のいきなり感が楽しいですね。

子どもたちの何人かは鏡池の堤防の法面を使ってスキーで滑って遊び始めました。大人でも怖がるような急斜面でも物怖じせずに滑り下りる子どもたち。

凍った鏡池の上でお昼を食べた後は、自然と雪合戦が始まりました。内心「こんな広いところで雪合戦やったら楽しいだろうな。でも怪我されても困るから子どもたちをそそのかすのはやめておこう」と大人な判断をする私でしたが、何も言わないうちから雪合戦を始める元気な子どもたちには笑ってしまいました。

<雪合戦>

鏡池の堤防滑りで度胸がついたのか、帰り道は平坦な道ではなく敢えて木々の間とか斜面のルート取りをする私の後をついてくる子が何人かいましたよ。

<クロカン楽すぃ~>

<鹿の角研ぎ痕!?>

子どもたちにとっては、妙高戸隠連山国立公園を全身で楽しんだ思い出に残る1日となったことでしょう。