ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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伊勢志摩国立公園

83件の記事があります。

2018年07月19日米サンフランシスコの子供たちに横山を案内しました!

伊勢志摩国立公園 麻生里衣

夏真っ盛りの7月13日、米サンフランシスコの日本学校に通う子供たちが横山にも遊びに来てくれました!

流暢な日本語を話す子供たちが多い中、日本語がわからない子供も参加しいているということで、英語で横山を案内しました。

すでに4日間伊勢志摩に滞在している子供たちでしたが、商業施設が中心ということでした。

「海外に暮らす日本人の子供たちに、伊勢志摩で学んで欲しいことは何か...。」という思いで内容を考えました。

近年関心が高まる「里海、里山」というワードですが、外国の人にとってはまだまだなじみのない言葉です。

英単語に置き換えることはできない日本独自の言葉ですが、さすが日本人学校に通う子供たちの中には「里山・里海」を知っている子達もいるようでした。

今回はこの「里海、里山」をテーマに、植物や生き物を観察しながら横山展望台を目指しました!

好奇心旺盛な子供たち、危険生物の話をしても「見たい!」と強気...!

歩いていると、アカガエルの子供を見つけました♪

アカガエル

生きものが見られて、子供たちは大喜びです!

木陰でしばし休憩。

斜面いっぱいに生えているシダ植物「ウラジロ」が伊勢志摩で年中飾られているしめ縄に使われていることを説明します。

横山英語ガイド Yokoyama English Guided Walk

階段を疲れたと言いながらも駆け上がっていく子供たち...!

早い!!(((;゚Д゚)))/

そして、横山展望台に到着しました!

横山英語ガイド Yokoyama English Guided Walk

ここで、今回の秘策...!

この横山から見た英虞湾のリアス海岸の成り立ちを子供たちにも分かりやすく伝えるため、作成したフリップを使用します!

ボランティアの出口さんも、里海について説明してくださいました♪

横山英語ガイド Yokoyama English Guided Walk

なかなかの観察眼を持った子供たち、展望台の近くではキノコが生えているのを見つけました。

面白いキノコです!

横山英語ガイド Yokoyama English Guided Walk

そして来た道を戻ります。

帰り道はトカゲやカナヘビに遭遇し、またもや大興奮の子供たちでした(^^)

海外で生活している子供たちには、日本の自然やそこに密着した人々の暮らしに触れる機会が少なくなってしまうことだと思います。そんな子供たちにとって、今回の案内が良い経験になったらと思いました。

※横山を英語でご案内する「横山英語ガイド」は、毎月10日、20日の午前10時より行っております!

一緒に伊勢志摩の自然や文化についてお話しながら、英虞湾の景色を見に行きませんか?

(参加費無料、申込み不要。日本語でのご案内も可能です。)

【詳細はこちらのPDFをご覧ください】

http://chubu.env.go.jp/nature/yokoyama/english_home/pdf/YEGuidedWalkWEB.pdf

横山英語ガイド Yokoyama English Guided Walk

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2018年06月06日レンジャー出前授業@代々木高校

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

5月31日にレンジャー出前授業をおこないました。

代々木高校は通信制の高校で、特別活動に6名の生徒が参加しました。

今回の内容は「志摩の地形と地質、自然について学ぶ」で、

志摩市の麦崎海岸で地層の観察と磯の生物観察をした後、

学校に戻ってから学習のまとめの活動をおこないました。

麦崎海岸は、岬の先端に建つ白い灯台のふもとにあります。

観察すると隆起した地層が浸食されて出来た磯であることがよくわかります。

潮が引くと多くのタイドプール(潮だまり)が広がります。

雨が強く降ってきたので、採集した生物の名前調べは屋根の下でおこないました。

学校に戻ってから記録をまとめました。

麦崎海岸の地形を特徴的にあらわした図に写真を並べていきます。

完成した作品は麦崎海岸の地形の特徴を良く現しており、

その地形のどんなところにどんな生物がいたかを写真で説明しています。

今回は潮だまりに生息する生物と地層の関係から、

志摩地方の海岸の生物の豊かさや多様性について考えました。

これからも地域に根ざした学習活動の支援を続けていきたいです。

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2018年05月25日レンジャー出前授業@伊勢市立東大淀小学校

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

5月21日に伊勢市立東大淀小学校で4年生17名を対象に

レンジャー出前授業をおこないました。

この学校の校庭には大きなクスノキがあり、

「くすのきさん」と呼ばれて学校のシンボルとして大切にされています。

校庭の真ん中に大きな木が生えているのは珍しいと思います。

はじめに教室内で国立公園の自然やレンジャーの活動についてお話しをしました。

レンジャーが国立公園の自然を調べて大切に守るように、

東大淀小学校の児童には「くすのきさん」について調べ、

保護につなげていく活動をすることになりました。

実際に「くすのきさん」について調査を開始します。

「くすのきさん」の正式な名前(和名)はクスノキといいます。

はじめに、このクスノキの幹の太さと高さを調べることにしました。

まずは児童に質問です。

巻尺を使わずに木の太さを測るには、どうしたらよいでしょうか?

何人かが意見を出していくうちに、

腕を広げた長さが身長と同じくらいだから、

手をつないで測れば良いということになりました。

木の幹を一周するのには児童5人が必用でした。

身長から計算すると、約632cmありました。

このように体をものさしにして長さを測ることを身体尺と言います。

高さは、さすがに身体尺では測れないので、

レンジャーの持っている「測桿(そっかん)」という

長い竿のような道具を使用しました。

2mのスケールの上に12mの測桿を重ねて、

さらに1mくらい足りなかったので、

高さは約15mということになりました。

最後に、クスノキの花を観察しました。

花が咲くことは知っていても、

実際にきちんと観察するのはみんなこれが初めてでした。

この「くすのきさん」調べの授業は、

これから季節を変えて全部で5回にわたっておこなう予定です。

これからどんな発見があるのか、私も楽しみにしています。

伊勢志摩国立公園のレンジャー出前授業については、↓こちらを御覧ください。

http://chubu.env.go.jp/to_2018/2018_1.html

教室における講義の出前だけでなく、

学校のESD活動を支援する取組も積極的におこなっています。

リクエストお待ちしています!

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2018年05月09日新宿御苑みどりフェスタに参加しました!

伊勢志摩国立公園 麻生里衣

伊勢志摩国立公園では、今年も「新宿御苑みどりフェスタ」に参加しました!

今年は横山ビジターセンターの方のアイディアで、アコヤ貝を使った「螺鈿細工」のクラフト体験を行いました。

この螺鈿細工は、真珠を育てる「アコヤ貝」を細かく砕き、黒や青色のタイルの上に絵を描くように貼り付けるという、シンプルなものです。アコヤ貝 伊勢志摩 国立公園 真珠

アコヤ貝

イベント当日、今年も晴天に恵まれました!

初めのうちは、誰も来ない。

「あれ?大丈夫かな?」と思っていると、初めての参加者が現れます!

「どうぞ、どうぞ!」と予約をとっていくと、いつしか2-3時間先まで予約がいっぱいに...!

予想以上の盛況ぶりに、うれしいながらも材料が足りなくなったりと、てんやわんや...。

手伝って下さった皆様、予約してくださった皆様、ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

皆さんの作るクラフトは見ていると本当に面白いもので、同じものが2つとない作品が出来るんです。

アコヤ貝 クラフト みどりフェスタ 伊勢志摩

今回はクラフトという事で、家族連れのお客さんがほとんどでしたが、大人の方も子供も人によって様々な作品が出来るので、見ている私も楽しませていただきました♪

アコヤ貝 クラフト 作品

忙しい一日でしたが、たくさんの方にイベントを楽しんでいただけたようで、そして国立公園のこともちょっとだけでも知っていただくことが出来て、良い機会になりました。

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2018年04月26日伊勢市矢持から竜ヶ峠までの古道を歩く

伊勢志摩国立公園 麻生里衣

伊勢志摩地域を訪れる観光客の多くは、伊勢神宮の特に内宮を目指して来ているかと思いますが、じつは内宮以外にも神宮の歴史と深い関係がある興味深い場所がたくさんあるんです。

その一つが神宮参拝のために張り巡らされた「古道」です。

伊勢志摩地域には昔から各地域に住む人が、伊勢神宮を目指して通った古道が残されています。

今回は、横輪・矢持の方面から伊勢神宮へと延びる古道の一部をパークボランティアのみなさんと一緒に歩き、調査を行いました。もうシーズンは終わってしまいましたが、「横輪桜」で有名な伊勢市横輪町をさらに奥へ進んだところにある、矢持町からスタートします。

大輪の横輪桜

矢持町にひっそりとたたずむ久昌寺(きゅうしょうじ)というお寺が今回のスタート地点。このお寺は平清盛の四男が一族の魂を弔うために創建したと伝えられており、この矢持町には平家にまつわるお話が残されています。

古道の途中にはこうしたお話がしっかり展示してあり、歴史に思いをはせながら足を運ぶことができます。

平家にまるわるお話の展示

うららかな春のこの日は、たくさんの植物も花を咲かせていました!

シキミの花

リンドウの花

森を抜けると峠に休憩所があります。ここが「竜ヶ峠」、到着です!

竜ヶ峠 矢持 横輪 ウォーキングコース

伊勢神宮宮域林との境目にあるので、これより先は神宮の森。厳正に管理されています。

今回は竜ヶ峠でお昼を食べ、矢持町に戻りました。

帰りの道で建物が見えたので、少し行ってみると小さな神社がありました。

川の石垣の上にはシマヘビが日光浴。ぽかぽか陽気で、気持ちよさそうです。

シマヘビ 矢持町 ウォーキング

伊勢志摩には、歴史を感じながら自然を楽しめるウォーキングコースがたくさんあります。

お越しの際は、ぜひ皆さんもトライしてみて下さい!

(※高い山ではないとはいえ、長時間のウォーキングになるので、装備を用意をして挑んでくださいね!)

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2018年04月13日ドローンで横山を撮影!!

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

先日、横山園地において、リニュアルされた展望台をドローン(マルチコプター)で撮影しました。

横山展望台天空カフェテラスとリアス海岸の英虞湾です。

かすみがかった天候でしたが、きれいに撮影できています。

天空カフェテラスとスロープを海側から撮影しました。

麓からはほとんど見えないスロープも、

上空から見ると、その全貌を把握できます。

パノラマ展望台(そよ風テラス)が左下に、

見晴らし展望台が小さく右上に見え、

中央の山が横山(山頂方向)です。

その奥には英虞湾の湾口、御座岬と矢取島も見えています。

今回はテスト飛行なので十分な撮影が出来ませんでしたが、

これから伊勢志摩国立公園の美しい景色をより魅力的にお伝えしたり、

植生の様子などを記録して自然調査に役立てたりする予定です。

なお、横山展望台周辺でドローンを飛行させる場合には、

必ず事前に志摩自然保護官事務所に相談をして承諾を得て下さい。

また、法規制や一般的なマナーを十分に守っていただきますようにお願いします。

志摩自然保護官事務所

TEL:0599-43-2210

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2018年04月11日レンジャー出前授業@神社幼稚園

伊勢志摩国立公園 志摩 アクティブレンジャー 半田俊彦

3月のことになってしまいましたが、

伊勢市立神社幼稚園でレンジャー出前授業をおこないました。

神社幼稚園では毎年2回、出前授業をおこなわせていただいています。

今回は、幼稚園近くの神社港で野鳥の観察をしました。

はじめに、国立公園やレンジャーのことについて前回のおさらいです。

みんな良くおぼえていて、こちらがびっくりです!

神社港は伊勢神宮の森を流れる五十鈴川の河口にあり、

潮が引くと干潟が広がります。

干潟には野鳥が集まり、比較的近くで観察をさせてくれます。

みんな双眼鏡を使うのは初めての体験で難しいところもありましたが、

一生懸命のぞいて、見えたときにはちょっとした感動です!

今回はカモの仲間をはじめ、カワウ、トビ、ユリカモメなど、

10種類以上の野鳥を観察することが出来ました。

観察のはじめと終わりでは、子どもたちの「生き物を見つける目」が違っており、

帰り道にも野鳥や昆虫などを見つけて楽しんでくれました。

伊勢志摩国立公園のレンジャー出前授業は、

幼稚園、小中学校から高校、大人の団体まで様々な方々に対して

伊勢志摩国立公園の自然や身近な自然環境についてお伝えをしています。

今年度も御利用をお待ちしています!

詳しくは、こちらまで↓

http://chubu.env.go.jp/to_2018/2018_1.html

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2018年04月04日横山展望台の一部が新しくなりました!

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

伊勢志摩国立公園では「国立公園満喫プロジェクト」の一環として

志摩市阿児町にある横山園地の再整備を行っています。

今回、横山展望台の展望デッキをはじめ3箇所の展望施設が完成し、

3月31日から利用できるようになりました。

■横山展望台展望デッキ

供用開始前には完成披露会がおこなわれました。

■木もれ日テラス

ケヤキやスダジイのつくる木かげがあります。

■そよ風テラス

標高が高く海にも近いため、英虞湾の景観に迫力があります。

8月には横山展望台に天空カフェテラス(カフェ併設の休憩所)がオープンする予定です。

また、展望台駐車場および駐車場にアクセスする車道についても同時に供用を開始する予定です。

ぜひ英虞湾の景観を楽しみに来て下さい。

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2018年03月30日横山で英語ガイド、企画中です!

伊勢志摩国立公園 麻生里衣

久しぶりの投稿です。

この1年間、英語研修やワークショップ、下見などを行い、暖め続けてきた英語ガイドですが、

少しずつ形になってきました(*^^*)

横山を訪れる外国人観光客の方々に、もっと伊勢志摩のことを知ってもらいたい!という思いから、伊勢志摩パークボランティアの中でも英語に興味を持ってくださったボランティアさんと構想を練ってまいりました。

横山はまだ英語圏のお客さんが多くないため、日本語でも対応できるように併記で資料を作成しております。

3月も中旬に入り、横山でも早咲きの桜が咲いてきました!

桜を目当てに来る外国人には、花見のお話もする予定です。

こちらの画像は横山創造の森の桜園に多い、ヨウコウザクラ。

全国より少し遅いような気がしますが、2月頃から横山でもヤブツバキが咲き始め、まだ山中では花が残っています。横山から眺める英虞湾のリアス海岸や、真珠養殖やミキモトの創始者:御木本幸吉氏にまつわるエピソードなども紹介予定です。

ガイドの下見をしていると、ヤブツバキにメジロがー!

ヤブツバキとメジロ

ちょっとぼけてますが、資料作りにちょうど欲しかった絵が撮れました♪

私というとは、外国から伊勢志摩を訪れる人々に里山の自然の大切さを知っていただきたいという思いから、「ウバメガシ」を紹介したいと思っています。このウバメガシは、海岸沿いの岩場などに自生するカシの一種で、紀伊半島ではとても良く見られます。横山の尾根にも多いこの木は、昔から「備長炭」の原料として重宝されてきました。

前回のレンジャー日記にも書きましたが、この地域では伊勢神宮に奉納する神饌(神様にお供えする食事)にもなっている鰹節を燻す薪としても使われてきました。里山では、木を切り、山を管理することで、そこに生息する動植物の多様性を守ることが出来るという、外国ではまだ一般的でない日本の里山における自然保護の在り方を説明できるように、試行錯誤中です。

お客さんがどんな反応をみながら、少しずつ良くしていければと思っています。

まずは実行ということで、今月20日は雨天のため中止になりましたが、来月10日に再度決行予定です!

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2018年02月20日レンジャー出前授業@代々木高校2回目

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

2月13日(火)に代々木高校フリースクールで2回目の出前授業をおこないました。

前回は横山園地に来てもらいビジターセンター周辺の自然調査をしましたが、

今回は代々木高校の周辺で、より実践的な調査をおこないました。

代々木高校はもともと旅館だった建物を利用しています。

全域が伊勢志摩国立公園の第3種特別地域に指定されている賢島にありますが、

周辺には近鉄賢島駅や大型のホテル、水族館なども整備されおり、

開発の進んだ地域になります。

はじめに、代々木高校の校舎周辺で植物の名前を記録しました。

高木か低木か、落葉樹か常緑樹か、草本か木本か、

外来種か在来種かなどについても見分けて記録しました。

次に賢島金刀比羅宮でも同様の調査をおこないました。

ここは神社なので古くからの自然が残っている場所です。

調査結果は学校に戻ってから模造紙にまとめました。

2箇所に共通して見られた種、どちらかの場所にしか見られなかった種で分けると、

賢島には全体に常緑広葉樹が多く見られること、

代々木高校周辺では草本や外来種が多く見られたことなどがわかりました。

今回の調査結果は、主に賢島を利用する観光客の方に、

賢島にはどんな種類の植物があるのかを伝えるために作成しました。

短い時間の作業でしたが、とても良い作品が出来上がったと思いました。

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