アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
『黄色い花』に要注意!
2019年06月03日熱すぎず、寒すぎず、過ごしやすい季節になってきましたね。
この季節・・・道路脇にふと目をやると、色とりどりのお花が咲いています。
特に目立つのは「黄色い」お花。
例えばこちら、湿地でみかける黄色いアヤメ「キショウブ」や・・・
牧場や道路沿いに多い「ハルザキヤマガラシ」。
キャベツ、野沢菜ななんかと同じアブラナ科。菜の花にそっくり。
河川敷や道路沿いに生えているのを見かける「オオキンケイギク」。
黄色いコスモスってかんじです。
今回紹介したこの三種類、人によって持ち込まれ、
もとあった生態系のバランスを崩してしまう脅威となっている「外来植物」なのです。
繁殖力が強く、周囲の植物の生育を阻害するアレロパシー物質を出したり、花粉症の原因になっているものもあるんですよ!
しかし、どのお花もとってもキレイ。
外来植物と気づかず、あえて残している方も沢山います。
このままにしておくと外来植物の生育範囲をどんどん拡げてしまい、
しまいには外来植物だけになってしまいます(゜Д゜;)
そんな現状を打破するべく!「戸隠を知る会」のみなさんと協力して、
戸隠では【ストップ!外来植物】という冊子を作成し、各戸配布しています。
(画像は簡易版です)
この冊子をもとに、日頃の草刈りやゴミ拾いと合わせて
駆除をして下さる方もいて、とっても助かっています。
興味のある方は、ぜひこちらの冊子を見てみて下さい!
ちなみに・・・私たちも事務所の近くでキショウブを見つけたので
スコップを持ってさっそく駆除。
可憐な花の下には大きなお芋がついていました。。。
抜き取りが終わったら、袋へ入れて、しっかり口を縛ります。
後はゴミの日に出すだけです!
キショウブと似た他の植物について、見分け方はこちらを参考にして下さい。